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    メンテナンスその他 基礎知識 泉八乙女

    車の寿命にも関わる? プロが教えるエンジンルームの日常点検

    最終更新日 2024年8月2日

    日常ではあまり気にしない「エンジンルーム内」。たくさんのパーツがありそれぞれ大切な役割があります。点検を行わずにいると小さなトラブルから大きなトラブルまで、予期せぬ事態を招く可能性があります。定期的に点検しましょう!

    ウォッシャー液の残量を点検

    ウォッシャー液の役割

    車のフロントガラスやリアガラスの汚れを落とすための液体のことをウォッシャー液といいます。

    「汚れ落とすなら水でもいいんじゃないの?」

    ウォッシャー液はただの液体ではありません。汚れを落としやすくする成分が含まれておりガラスを傷つけないようにする役割もあります。水道水には長期防腐効果がないため、長期間使用しない場合にはカビや藻が発生する可能性があります。

    その結果、タンク内やノズルが腐食してしまい、ガラスをきれいにする前に部品にダメージを与えてしまう可能性があります。

    点検方法

    ウォッシャー液の補充

    ■ノズルのようなものが付属している場合はメモリで確認ができます。

    ■タンクが外側から見れるような場所にあれば目視で確認できます。

    ■液体を入れると浮かんでくる、釣りでいうと「ウキ」のような目印になるものが入っている場合もあります。

    ■残量警告灯・表示灯が出る車両もあります。

    バッテリー液の量の確認方法と交換目安

    確認方法

    バッテリー液の確認方法

    最近のバッテリーはメンテナンスレスなものが多いので確認をする機会は少ないと思います。しかし自分の目できちんと確認をしたい場合はバッテリー本体を取り出しサイドに目印があるので本体を揺らして液体の残量を確認します。

    交換の目安

    バッテリー液は最初、無色透明です。使うほどに濁ってき変色していたら交換時期です。また、液の量が減っていたり本体にふくらみが出てきていたりしていたら交換時期です。

    エンジンオイル・オイルエレメントの点検

    エンジンオイルの残量確認方法

    エンジンオイル残量確認方法

    オイルレベルゲージという道具が付属しているのでその道具を使用して確認を行います。しばらく交換をしていなくオイルが減っているとれレベゲージにオイルが付着しません。エンジンにも影響が出てくるので覚えておきましょう。

    エンジンオイルの交換目安

    3,000~5,000㎞走行後、または3か月~6か月を目安に交換をお勧めします。車をあまり使わない場合でも中に入っているだけでオイルは劣化していくので運転しない場合でも交換は必要です。!

    オイルエレメントの役割

    エレメント
    オイルエレメントを実際に見たことない方も少なくないと思います。オイルエレメントとは汚れたオイルをろ過する「ろ過紙」のことです。カーテンやスカートのようなひだ状に織り込まれており、汚れが蓄積すると茶色く変色してきます。

    そのままだと目詰まりを起こしエンジンの動きを止めてしまうばあいもあるので定期的な交換が必要です。

    オイルエレメントの交換頻度

    オイル交換2回に1回が望ましいです。

    あくまでも平均的な走行使用をしている場合の目安となっています。悪路や山道、温度や湿度の高低が激しい環境、高速走行や短距離走行を繰り返すなど、エンジンに負担のかかる状況が多い場合は目安よりも早めの交換をおすすめします。

    オイル・エレメント交換は定期的に行うことにより燃費が良くなったり、加速力の向上がみられます。また、クルマの寿命が延びますよ!

    ブレーキ液の量の点検

    ブレーキ液役割

    ブレーキ液は、自動車に搭載されている油圧式ブレーキの内部を満たしているオイルのことです。”ブレーキフルード”や”ブレーキオイル”と呼ばれることもあります。 ブレーキペダルを軽く踏むと、車を停止させるための制動力が発生しますが、これはブレーキフルードによる油圧がペダルを踏み込む力を増幅させるおかげです。

    点検方法

    サイドに目印があります。

    冷却水の量を点検

    冷却水の役割

    冷却水は”クーラント液”とも言われており、エンジンを冷却するための液体です。エンジンの内部から熱を奪った冷却水は車の前方部に設置されているラジエーターで冷やされ、再びエンジンに戻りエンジンを冷却します。

    冬場でも凍結しない、長期間使用してもエンジン内部に錆や腐食を発生させない特殊な液体を使用しています。

    補充方法

    サイドに目印があります。


    車種(メーカー)によって赤や緑、青、ピンクの色で区別されています。
    ※必ずエンジンが冷えた状態で点検・補充をするようにしましょう。


    それぞれのパーツや役割を覚えておいても損はありません。定期的な交換やメンテナンスが必要なものがたくさんあります。自分自身で交換や点検が不安だったり、不可能な場合は、お近くの自動車整備ができる専門店へ相談に行かれてみてはいかかでしょうか。もちろんタイヤワールド館ベストでも点検をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせ・ご来店くださいね!

    作成者: 佐々木 健人

    趣味:ドライブ旅行
    モットー:一期一会
    特技:スノーボード
    物腰柔らかな接客で安心して買い物が出来ると定評あり。