「タイヤの空気圧?ガソリンスタンドでたまにチェックすれば大丈夫でしょ」そう思っていませんか? 実は、タイヤの空気圧は走行中の安全性に直結する、とても重要な要素なんです。
タイヤの空気圧が適正値より低いと、どうなるのでしょうか?
● 燃費が悪化する ⇨ お財布にも環境にも優しくありません。
● タイヤの寿命が縮む ⇨ 経済的損失!
● 最悪の場合、バーストなどの危険も! ⇨ 事故につながる可能性も
そんなリスクを未然に防いでくれるのが TPMS(タイヤ空気圧監視システム)、そしてそれに対応したTPMS対応ホイールです。
「TPMS対応ホイールって何だろう?」「どんなホイールを選べばいいの?」
この記事では、TPMS対応ホイールの重要性から選び方まで、わかりやすく解説していきます。
安全で快適なドライブのために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)とは?

TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)とは、タイヤの空気圧を監視してくれる空気圧センサー(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)のことです。簡単いうと、タイヤの内圧を監視し、未然にトラブルを防止してくれるセンサーのことです。
空気圧センサーは、内圧や温度を常時数値で表示してくれるものと、あらかじめ設定された規定値を下回った時だけ警告灯や警告音で知らせてくれるものがあります。
もちろん、突如として引き起こされるパンクやバーストなど突発的なトラブルを完全に無くすことはできません。しかし、タイヤの空気圧を適切に管理することでリスクを最小限に抑えることが可能で、海外では装着が義務化されているところも多いです。
空気圧センサーは、トラブルを予防する役割を担っているのです。
TPMSとエアモニの関係

weds公式サイト
エアモニはエアーモニターの略で使われており、TPMSの一種であり、同じものと考えて差し支えありません。
エアモニは、後付け型のTPMSとして、車両のタイヤに取り付けることで、タイヤの空気圧や温度をリアルタイムで監視し、異常を検知すると警告を発するシステムです。
TPMS対応ホイールと通常ホイールとの違い

weds公式サイト
すべてのアルミホイールがTPMS対応になっているわけではありません。空気圧センサーはホイールのバルブ、つまり空気を入れる場所に取り付けられます。
※赤い〇で囲まれている箇所がバルブです。
取り付けた後の見た目は大きくかわりありませんが、空気圧センサー対応ではない通常の社外ホイールだと、バルブの内側の形状が異なるため、取り付けができません。
しかし、最近の社外ホイールは空気圧センサー対応のものが多いため、元々対応のホイールを選ぶか、注文時に空気圧センサー対応加工できるアルミホイールを選びましょう。
すべての商品が対応しているわけではないため、確認が必要です。
標準でTPMS対応が増えてきて価格帯も非対応のものとあまり変わりません。購入後にTPMSの加工を行えるホイールもありますが、追加加工に別途料金発生するので事前に確認が必要です。
TPMS対応ホイールのメリットとデメリット

TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)対応ホイールは、タイヤの空気圧をリアルタイムで監視し、異常を検知すると警告を発するセンサーを取り付けることができます。
メリット
TPMS対応ホイールのメリットは以下の通りです。
● 安全性の向上
● タイヤの寿命延長
● 燃費の改善
TPMS対応ホイールの最大の利点は、安全性の向上です。タイヤの空気圧が適正でないと、パンクやバーストなどのトラブルを引き起こす可能性があります。TPMSはこれらのリスクを未然に防ぐ役割を果たします。
また、適正な空気圧を維持することで、タイヤの寿命を延ばすことができます。空気圧が低いとタイヤが過度に摩耗し、早期の交換が必要になることがあります。TPMSを導入することで、タイヤの状態を常に把握し、適切なメンテナンスが可能となります。
さらに、適正な空気圧は燃費の向上にも寄与します。空気圧が低いと転がり抵抗が増し、燃費が悪化する可能性があります。TPMSを活用することで、燃費の改善が期待できます。
デメリット
一方で、TPMS対応ホイールにはいくつかのデメリットも存在します。
● コストの増加
● 取り付けの手間
● 電池交換の必要性
まず、ホイールの価格が通常のホイールより高くなる傾向があります。これは、TPMSセンサーを取り付けるための専用の設計や部品が必要となるためです。
また、TPMSセンサーの取り付けには専門的な知識と技術が必要で、作業が煩雑になる可能性があります。特に、後付けでTPMSを導入する場合、タイヤの脱着やセンサーの取り付け作業が必要となり、手間がかかることがあります。
さらに、TPMSセンサーは電池で動作しており、定期的な電池交換が必要です。電池の寿命は約5~7年とされていますが、使用状況によっては早期に交換が必要となる場合もあります。その際、センサーごと交換する必要があり、費用がかかることがあります。
TPMS対応ホイールの選び方の注意点とポイント

TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)対応ホイールを選ぶ際は、以下のポイントに注意点してください。
● 車両適合の確認
● TPMSセンサー互換性の確認
● ホイールの品質・信頼性
● 取り付けには専門的な知識と技術が必要
詳しく見ていきましょう。
車両適合の確認
TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)対応ホイールを選ぶ際には、車両に適合しているかどうかが重要です。
車種やグレードによってホイールのサイズやデザインが異なるため、適切なサイズとデザインを選択しなければ、取り付けることができません。そのため、車両に適合したホイールかどうかしっかりと確認しましょう。
TPMSセンサー互換性の確認
また、TPMSセンサーの互換性も確認すべきポイントです。車両に搭載されているTPMSセンサーとホイールが適合しない場合、センサーの取り付けができない、または警告灯が点灯するなどの不具合が生じる可能性があります。そのため、ホイール選びの際には、車両のTPMSセンサーとの互換性を確認することが不可欠です。
ホイールの品質・信頼性
ホイールの品質と信頼性も重要な要素です。信頼性の高いブランドや製品を選ぶことで、安全性や耐久性が確保され、長期間にわたり安心して使用することができます。特に、輸入車などではホイールの品質が車両の性能に直結するため、慎重な選択が求められます。
これらのポイントを総合的に考慮し、車両に最適なTPMS対応ホイールを選ぶことが、安全で快適なドライブを実現するための鍵となります。
取り付けには専門的な知識と技術が必要
TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)センサーの取り付けには、専門的な知識と技術が必要です。センサーの取り付けや交換には専用の知識や設備が必要ですので、作業は専門店に任せてしまうほうが良いでしょう。
おすすめのTPMS対応ホイール3選

おすすめのTPMS対応ホイール3つご紹介します。
● 共豊コーポレーション:スマックレヴィラ
● weds:デルモアLX.L
● HOTSTAFF:クロススピードハイパーエディションCR6
共豊コーポレーション:スマックレヴィラ
キョウホウコーポレーションのスマックレヴィラは、ツインスポークが重なるダブルフェイスとなっております! カラーはサファイアブラックxポリッシュです。通常はブラックに見えますが、光が当たることでブルーメタリックフレークが輝きを放ちます。
冬用にも最適! 塩害低減対策が施された設計で、冬でもドレスアップを楽しむことができるのが嬉しいポイントですね!
weds:デルモアLX.L
wedsのデルモアLX.Lは、放射線状のスポークにひねりが加わり、躍動的でスポーティかつ安定感のあるデザインとなっております! カラーはハイパーシルバーで、落ち着きがありながらも足元の輝きを演出します。シンプルなデザインなので、どんな車種にもぴったりなアルミホイールです。
また、こちらも塩水試験クリアのホイールとなっており、冬でも安心してお使いいただけます。
HOTSTAFF:クロススピードハイパーエディションCR6
HOTSTAFFのクロススピードハイパーエディションCR6は、安全で軽量、コストパフォーマンスを追求したホイールです。オーソドックスな6×2スポークで艶のある濃い目のガンメタに赤のラインが特徴のデザインです。
こちらも塩害に対応した塗装が施されたホイールなので、冬でも安心してご使用いただけます。
夏と冬でそれぞれタイヤホイールセットを持つ場合は、空気圧センサーの購入もお忘れなく!
TPMS対応ホイールに関するよくある質問

- TPMSの警告灯が点灯したけど、どうすればいい?
- TPMSの警告灯が点滅したけど、どうすればいい?
- タイヤ交換やローテーションをしたら、TPMSの再設定は必要?
- スタッドレスタイヤに交換する場合、TPMSはどうすればいい?
- TPMSセンサーの電池寿命と交換時期は?
- TPMSセンサーは自分で交換できる?
- 必ず空気圧センサー対応ホイールを購入しなければいけないの?
TPMSの警告灯が点灯したけど、どうすればいい?
TPMS警告灯が点灯した場合、タイヤの空気圧が低下している可能性が高いです。まずは安全な場所に車を停車させ、タイヤの空気圧をチェックしてください。
指定空気圧は運転席側のドア付近に記載されているか、車の取扱説明書に記載されています。ガソリンスタンドなどで空気圧を調整した後、しばらく走行しても警告灯が消えない場合は、パンクやセンサーの故障が考えられます。ディーラーや整備工場で点検を受けてください。
TPMSの警告灯が点滅している場合は?
警告灯の点滅は、TPMSのシステム異常の可能性があります。センサーの故障、電池切れ、受信機との通信不良などが考えられます。
この場合は、早めにディーラーや整備工場で点検を受けてください。
タイヤ交換やローテーションをしたら、TPMSの再設定は必要?
タイヤ交換やローテーションをすると、タイヤとセンサーの位置関係が変わってしまうため、TPMSの再設定が必要になる場合があります。
再設定方法は車種によって異なりますので、取扱説明書を確認するか、ディーラーや整備工場に相談してください。
スタッドレスタイヤに交換する場合、TPMSはどうすればいい?
気温が寒いと空気圧の減るスピードが早い場合が多く、スタッドレスタイヤにもTPMSセンサーを取り付けることをおすすめします。その場合、TPMSセンサーを移植するか、スタッドレスタイヤ用に新たにセンサーを購入する必要があります。
センサーを移植する場合は、タイヤ交換と同時にディーラーや整備工場で行うのが一般的です。新たにセンサーを購入する場合は、車種に適合するものを選び、取り付けと再設定が必要です。
TPMSセンサーの電池寿命と交換時期は?
TPMSセンサーの電池寿命は、一般的に5~10年程度と言われています。電池が切れるとセンサーが正常に動作しなくなり、警告灯が点灯または点滅します。
なお、TPMSの電池交換はでき
ない場合もあり、その際はセンサーごと交換する必要があります。交換時期は、警告灯の点灯・点滅や、前回の交換から5~10年経過した場合などが目安となります。
TPMSセンサーは自分で交換できる?
TPMSセンサーは、特殊な工具が必要な場合があり、交換作業に専門知識も求められます。そのため、ご自身での交換はおすすめしません。
ディーラーや整備工場に依頼することをおすすめします。
必ず空気圧センサー対応ホイールを購入しなければいけないの?
空気圧センターの装着は義務ではありません。また、TPMS対応ホイールだからと言って、空気圧センサー付のバルブしか装着できないわけではなく、通常のバルブも装着できます。
また、空気圧センサー装着車に対応のホイールを付けないと、メーターに警告灯や警報が鳴ることがあります。
最近のホイールメーカーさんを見ていると、初めからTPMS対応だったり、注文時に追加料金をかけずにTPMS対応加工してくれるメーカーさんも多いです。
それなら対応していないものよりも、対応しているものの方がいいと思います。
TPMSホイールはタイヤワールド館ベストにおまかせ

今回はTPMSについてご紹介させていただきました。
空気圧が基準値より下回っているということは、燃費も悪くなる上に大きな事故につながる可能性もあります。
月に一度に点検を、と言われてもなかなか実施も難しく、空気圧の低下に気付くのも難かしいものかと思います。
今回の記事でTPMSに興味を持ってもらえたら嬉しいです。ぜひご相談くださいね。
仙台本店
TEL: 022-231-4114
住所:仙台市宮城野区苦竹2-6-5
アクセス:仙台国道45号線沿い
営業時間:10:00~19:00
タイヤワールド館ベスト仙台本店 店長
趣味:温泉・サウナ(週2でいきます!)
モットー:笑顔・お客様に満足頂ける商品提案・接客を行う
特技:お客様のお顔を覚える記憶力
若手店長ながらも誠実な接客と絶やさない笑顔でリピーターが多い。