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スタッドレスタイヤはいつ・どこで買うべき?賢い購入方法

今年スタッドレスタイヤを購入予定のみなさん、どこで、いつ買うかはもう決まりましたか??

店舗で相談しながら?
安さを求めてネットショップ?

そんないつ・どこで買う問題を一緒に考えていきましょう!

スタッドレスタイヤの買い時はいつなのか?

そもそもスタッドレスタイヤは一年中買えるものなのでしょうか。まずは「どこ」で買うかを基準にして、買うべきタイミングを見ていきましょう。

タイヤショップで購入する場合

店舗

一般的にスタッドレスタイヤがタイヤショップで大々的に販売され始める時期は10月中旬頃です。
10月なんてまだ早いなぁと思われるかもしれませんが、この時期はタイヤの在庫も豊富で、前型モデルがお買い得価格になっていることも!

また、お店には比較的余裕があるので、スタッフにしっかり相談しながら愛車にピッタリのタイヤを選ぶことができます。

オンラインショップで購入する場合

オンラインショッピング

オンラインショップの場合、一年中スタッドレスタイヤを購入することができます。しかし、秋~冬の需要に向けて在庫を揃えたり、ホームページを作新したりするので、
それ以外の時期は商品が少なかったり、欠品サイズがある可能性があります。

したがって買い時はやはり店舗同様10月頃になります。

スタッドレスタイヤは慣らし運転が必要なので、降雪予報が出る1ヶ月前くらいに購入するのがおすすめです。
(一般的に夏タイヤは、外気温7度前以下では本来の性能を発揮できなくなると言われています。)
2021年は東北地方は11月中旬、東京でも11月下旬には最低気温が7℃を下回っていました。

参考:気象庁過去データより

そのため、10月頃は気象状況からみても、バッチリな購入タイミングとなります。

ネットで取付店まで予約する場合

ネットでタイヤを安く買い、取付店予約まで行う商品の場合、繁忙期にかかってしまうと取付店が既にいっぱいで予約がとれないという可能性も。

遠くの取付店や、希望日以外の日時になってしまわないように、予約調整の工程を考慮し、さらに1~2週間早めに購入することをおすすめします。

中古で購入する場合

新品のスタッドレスではなく中古タイヤを狙う場合は、おすすめの購入時期は夏場(6〜9月)と12月末です。

なぜなら、夏場は早期割引がされている場合が多く、12月末は年を越してしまう年数が1年古くなってしまうからです。お店としては、その前に販売したいと特典や割引をつける場合が多いはず。

また、中古のスタッドレスタイヤを購入する場合、タイヤの状態をよく確認しましょう。チェックの際のポイントは、製造年や溝の深さ、摩耗やパンクなどです。

店舗型の販売店ではお店のスタッフに確認することができますが、インターネットのオークションサイトやフリマアプリでは確認が難しい場合もありますので、しっかり信頼できる出品者から購入するようにしてください。

中古タイヤについては【中古のスタッドレスタイヤは危険?プロが教える選び方と注意点を解説】の記事も参考にしてみてください。

スタッドレスを安く買う方法とは

さて、大体どこで購入するかの検討をつけたら、次はいつ買うか=フェアやセールの時期を見ていきましょう!

早期販売を狙う

早期販売セール

タイヤ販売店の本音としては、どうしても物理的な問題で、繁忙期に交換できる台数には限りがあるので、なるべく早い時期から交換してもらいたい
‥という思いがあります。

そこで多くの販売店では、9~10月頃にスタッドレス早期販売会と称して、お買い得価格のタイヤや、洗車や交換サービスがついたスタッドレスが販売されます!
「早く装着するとすり減ってしまうんじゃないの‥?」と心配されるかもしれませんが、
スタッドレスの溝の減りは3000kmで約1mmと言われています。

ざっくり計算となりますが、一般的に年間走行距離は約8000kmくらいなので、ひと月で650kmくらい。
1ヶ月で約0.2mm減る計算となるので、10月中旬~4月中旬の6ヶ月間履くとすると1シーズン約1.2mm。4年で約4.8mm。
(スタッドレスの溝の深さは新品で約10mmで、半分の5mmの深さになると寿命です)

このように考えると溝の減りについては、4年間は大丈夫という計算になります。

*あくまで例です。個人差があります。

10月中旬~4月中旬の6ヶ月間装着
=1シーズン約1.2mmすり減る
=4年で約4.8mmすり減る


スタッドレスは残溝5mmで寿命=4年履ける!

スタッドレスは溝のすり減りだけでなく、ゴムの硬化によっても寿命がありますので、通常3~4年が交換目安となります。
したがって、少し早く装着したからといって、使用期間が大幅に短くなる、ということはありません!

在庫一掃セールを狙う

在庫一掃セール

スタッドレスシーズンが終了する1~2月も特価で購入するチャンスです。
3、4月のサマータイヤへの商品入れ替えの前に、店舗はなるべく在庫を減らしたいと考えます。

1シーズン過ぎてしまっているので、ゴムの硬化が始まってるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、
雨風のあたる環境に野ざらしで保管、などということはないので(大抵は倉庫や店舗内に適正な温度・湿度でしっかり保管)
適正期間しっかりとスタッドレス性能を発揮してくれます。

スタッドレスのゴム硬化について

ゴムの硬化は、装着後の使用状況、オフシーズン時の保管状況等により様々です。
ゴムの硬さを測定する「硬度計」は、タイヤを取り扱っているお店では大抵持っています。

そろそろ交換かな?と思ったらお店でゴムの硬さを測定してもらいましょう。

ゴム硬度
60以上:必ず交換を
55~60:交換を検討
45以下:大半の新品タイヤの数字

新春初売りを狙う

初売りイメージ

お正月の初売り期間は、数量限定で大特価商品があったり、大規模な割引や豪華景品プレゼント等、各店気合が入った企画が催されている期間です。

ドライブレコーダーやバッテリーなどの周辺機器もお買い得になっている場合もあり、タイヤだけでなく、それらも合わせてチューニングしたいとお考えの方は、この時期を狙うのがおすすめです。

ホイールセットでお得にゲットする

タイヤ&ホイールセット

タイヤ単品ではなく、ホイールとセットで購入するという選択肢もあります。

純正の冬タイヤが18インチの場合、16インチにインチダウンしてホイールセットを購入したほうが安くなる、という例もあります。

飽きてきたホイールを一新でき、タイヤも新品で満足度の高い方法だと思います。

愛車のインチダウンサイズについては、車のメーカーページの各グレードのタイヤサイズを調べる方法や、タイヤショップ・ガソリンスタンド等で調べてもらうこともできます。


例)ヴォクシーでウィンターマックス03の場合
18インチ(215/45R18)
1本約34,000円×4本=約136,000円
+タイヤ組込み工賃1台分6,840円+タイヤ取付工賃1台分2,160円~
=約145,000円

16インチ(205/60R16)
タイヤ&ホイールセット=約125,000円~
+タイヤ取付工賃1台分2,160円~
=約127,160円

*金額は弊社の記事執筆時の価格を参照。正確な価格は公式サイトでご覧ください。

タイヤ単品の場合、「組込み」という、古いタイヤをはがし、新しいタイヤに使用していたホイールを取り付ける作業がホイールセットを買う場合と違い発生します。

余計な出費は嫌だなぁ‥という方には、このあたりも立派な判断材料になるかと思います。

一年を通して長い期間装着するサマータイヤの方でインチアップやドレスアップをして、スタッドレスはその分抑えて‥というお客様は多い印象です。

新品購入時のみ加入できるサービスの確認も

新品タイヤをどこで購入するかの最後の検討項目は、購入の際にしか加入できないサービス等を比較検討するということです。

窒素ガス充填

窒素イメージ

例えば、弊社では出荷時に窒素ガスを充填するサービスがあります。
窒素ガスは空気が抜けにくく、酸化しにくいので、タイヤのゴム劣化・ホイールの腐食を軽減することができます。
また、発火もしにくいので、万が一の事故でも被害を最小限にするとこが期待できます。

窒素ガス充填1台分¥2,000円

パンク保証

「タイヤパンク保証」も新品購入時のみ加入できるサービスです。
こちらは保証期間2年の間に釘踏み、いたずら、縁石乗り上げ等によるタイヤパンク損害が発生した場合、1本のパンクでも4本とも新品のものと交換するというサービスです。

タイヤパンク保証¥4,000円~

パンク保証バナー

ホイールコーティング

日々のお手入れが楽になるホイールコーティングを出荷時に施工するサービスもあります。

タイヤ&ホイールセット購入時¥6,480~

ホイールコーティングバナー

このように、各店舗によって新品購入時に追加できるサービスも異なるので、こちらも考慮すると満足度が高いお買い物になると思います。

まとめ

以上、スタッドレスタイヤを購入する場所・時期についてご紹介しました!
私のおすすめは、ずばり「早期販売」です!買うと決めたらしっかり話を聞いて、選択肢の多い中購入したい派です。

でも「新春初売り」の、あの独特なお祭り気分で色々サービスしてもらいながらのの買い物も、購入欲を満たしてくれて魅力的ですよね。
みなさんのタイヤ購入の参考になれば幸いです。