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泉八乙女 車高調

性能・予算自分にピッタリの車高調をえらぶための基礎知識

最終更新日 2023年3月10日

TOP画像 多賀城店 店長Instagramより >>>

多くの車高調がラインアップされていますが、どの商品がどのような性質特徴を持っているか知っていますか?カスタムをするのには必要不可欠と言っても過言ではない車高調。愛車をカッコ良くキメたいですよね。今回は!全長調整式…減衰力…調整…単筒式…など、「つまりなんのこと?」そう思っている方へ!理解しつつもイマイチな方へ!是非読んでみて下さい。

車高調とは?

車高調とは「車高調整式サスペンション」の略称で、車高の調整をするサスペンションを意味します。
車高調にはいくつかの種類があり、それぞれで特徴が異なります。

また、車高調を取り付けることで、減衰力といってサスペンションの動作を制限する力を調整することも可能です。
減衰力の調整段階も車高調の製品により異なり、10数段階の調整のものから40段階ほどまで調整できるタイプがあります。
ハードに調整するとクイックで爽快なハンドリングになり、ソフトに調整するとしなやかで快適な乗り心地になり、自分好み、自身の用途に合った調整を可能にします。

また、減衰力調整は、乗り心地を変えるだけではなく直進安定性を高めるなどの効果があり、走行機能の向上に重要な役割を果たします。

それぞれの名称と役割

ショックアブソーバ

乗り味を決める重要なパーツ。内部のオイルの動きを制御して足の味付けを決める。

スプリング

クルマの車重を支えるのと路面から受ける衝撃を緩和・吸収し必要以上に車体や乗員にその衝撃を伝えないようにするパーツ。

アッパーマウント

車重を受け止める取り付部。多くは強化ゴムに変更して剛性アップを実現。

ブラケット

全長調整式において、車高を変える部分。ロックシートを緩めて、ショックを回転させて車高を調整。ネジ式は、この部分が一体型となる。

全長調整式とネジ式それぞれの特徴

全長調整式の特徴

ショック下部の車体に取り付ける部品であるロワブラケットを上下させ、サスペンション自体の長さを変えて調整。
乗り心地や走行性などを低下させないのが特徴の一つです。調整可能な範囲が広く、自由が利くのも利点。
構造が複雑なため高価な製品が多いです。

ネジ式の特徴

スプリング下部の受け皿であるロワシートを上下させ、ばねの取り付け位置で調整。車高調整が容易であることが特徴の一つ。
構造が単純なので安価な製品が多いです。

単筒式と複筒式のそれぞれの特徴

単筒式

ひとつの筒で機能するサスペンションで、ショックアブソーバーのシェルケース内がピストンケースになっている構造です。

複筒式

シェルケースの中にもうひとつ筒がある二重構造になっているサスペンションです。

比べてみると…

減衰力調整は固定式と調整式どちらを選んだら良い?

減衰力調整式

調整可能な段数はメーカーやモデルによってさまざまですが、上限から下限までの幅は大きく変わりません。段数が多ければ多いほど減衰力特性が優れているということではなく、細かく調整でき自身に合った乗り心地・ハンドリングを設定できます。

減衰力固定式

あらかじめメーカーが車種に合わせてベストなセッティングにしてあるのが特徴のひとつです。調整を必要としない方、リーズナブルな価格を求めている方へ最適です。

みなさん車高調の各所パーツの役割などご理解頂けましたでしょうか?車高調の事を知りこれからのカスタムをより楽しめますように!!

作成者: 佐々木 健人

趣味:ドライブ旅行
モットー:一期一会
特技:スノーボード
物腰柔らかな接客で安心して買い物が出来ると定評あり。