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スタッドレスの早め装着5つのメリット

豪雪地帯のみなさん、そろそろスタッドレスタイヤについて考え始める時期ではないでしょうか。
今年は少し早めに装着の準備をはじめませんか??

スタッドレスの早め装着は良いこと尽くめ♪

・予想外の雪でも安心して運転できる。
・混雑しない時期にタイヤ交換できるので、待ち時間が少ない

新品購入の場合は、さらにこんなメリットも!
・早めに交換することで、スタッドレスタイヤの慣らし走行が出来き、雪が降る頃にタイヤの性能を充分発揮することができる。
・自分の車に合うタイヤが在庫不足という心配がない
・早期割引などをしている場合が多いので、お得に購入することができる。

<<当店の早期割引ページはこちら>>

いいことばかり!!
でも、そんなこと言っても、早くタイヤが減ってしまって、寿命が短くなるのでは‥?

スタッドレスタイヤの減りについて

スタッドレスタイヤは溝の深さタイヤのゴムの硬さによって寿命が決まり、このゴムの硬さの方の寿命が約2~3年と言われています。

これに対して、スタッドレスの溝の減りは3000kmで約1mmと言われています。

ざっくり計算となりますが、一般的に年間走行距離は約8000kmくらいなので、ひと月で650kmくらい。1ヶ月で約0.2mm減る計算となるので、10月中旬~4月中旬の6ヶ月間履くとすると1シーズン約1.2mm4年で約4.8mm。
(スタッドレスの溝の深さは新品で約10mmで、半分の5mmの深さになると寿命です)*個人差があります
溝の減りについては、4年間は大丈夫という計算になります♪

<<*参考 タイヤの交換時期の確認方法はこちら>>

超重要!雪が降らなくてもスタッドレスは必要!!
雪も年に数回だから、「その日に車に乗らなきゃ大丈夫」、「費用もかかるしもったいない」という声も時々聞かれますが‥
低温では夏用タイヤはゴムが硬くなり、本来の性能が発揮されないです!!
スタッドレスタイヤは、冬の低い気温でも路面に密着する性能を維持するように、柔らかいゴムを使用しています。
一般的に、7度以下ならスタッドレスの方が良いと言われています。
主な都市の昨年11月の平均気温がこちら。(黄色が7℃以下、オレンジが±2℃以内)

東北地方は11月には7℃を下回り始めるので、今年は早めに履きかえ準備に取り掛かりましょう♪

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スタッドレスタイヤ ②-冬道とスタッドレス-

▼なぜ凍結した道路、冬道はすべるのか

冬道の滑りの原因は路面の氷上にできた水膜

水膜は車が氷の上を走ると車重が氷に圧力をかけ水分が溶け出すことによってできます。

0℃~-10℃で水は溶け出しやすく最も滑りやすい状態になります。

温度がさらに低い状態であれば逆に水は溶け出しにくくなります。

 

水以外での滑りを誘発する要素とは

温度が下がると水は溶け出しにくくなりますがゴムの性質上、低温で硬くなってしまうと滑りやすくなります。

本来、凹凸のあるゴムの表面は柔軟に路面に密着し接地面積を増やすことでグリップを維持しています。

しかい、低温時に硬化したゴムは路面に密着しにくくなってしまい接地面積の減少につながり滑りを誘発してしまうのです。

 

▼スタッドレスタイヤはなぜ雪上、氷上を走れるのか

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スタッドレスは低温時でもゴムの柔らかさを保つこと、またトレッド面に配置されるブロックが雪を掴むことで過酷な冬道でも滑りを抑えることが可能です。

アイス路面はツルツルで平らに見えますが、表面は細かな凹凸があり柔軟に密着し接地面積を増やすことで効果を高めます。

一方の雪路では雪を踏み固め、掴み回転する間に排雪します。

硬いゴムだと雪を掴んでも放すことがスムーズに行われず、雪が溝に詰まりタイヤ表面はツルツルになってしまいます。

一連の行程の「掴む」、「放す」はゴムの柔らかさと特殊なブロックによって効率的に実現されます。

スタッドレスタイヤは夏タイヤと違い、このような特有の働きを持つので冬道にスタッドレスタイヤは欠かせないものなのです。