トヨタの「ルーミー」はトールワゴン型のコンパクトカーです。低床設計なので室内高に余裕があるほか、子供や年配の方でも乗り降りしやすくなっています。
2016年に初代が登場してから、軽だと物足りない人やファミリーカー、ミニバンからの乗り換え需要として人気を集めているのが特徴です。
今回は、ルーミーの現行モデルを中心に、タイヤサイズの早見表やおすすめのタイヤなどを詳しく紹介します。
モデルごとのタイヤサイズの違いも解説するので、タイヤをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
- ルーミーの年式ごとの種類
- 初代ルーミーのタイヤサイズ早見表
- ┗ルーミーの純正タイヤサイズ
- ┗ルーミーのインチアップサイズ
- ルーミーにぴったりなスタッドレスの選び方とは?
- ルーミーにおすすめのスタッドレスタイヤ3選
- ┗ブリヂストン ブリザックVRX3
- ┗ダンロップ ウィンターマックス3
- ┗ヨコハマタイヤ アイスガード7
- ルーミーのスタッドレスタイヤ装着時の注意点
- ルーミーでスタッドレスタイヤを長持ちさせるポイント
- ルーミーに関するよくある質問
- ┗ルーミーとタンクの違いは?
- ┗ルーミーとソリオの違いは?
- ┗ルーミーは生産終了したの?
- ルーミーのスタッドレスはタイヤワールド館ベストへ
ルーミーの年式ごとの種類
トヨタ ルーミーは、2016年に初代モデルが登場しました。今回は、初代の型式やタイヤサイズについて詳しく解説していきます。
種類 | 年式 | 型式 | 期間 |
---|---|---|---|
初代 | 2016年式 | 4BA-M900A 5BA-M900A 5BA-M910A |
2016年11月~ |
ルーミーはダイハツのハイトワゴン「トール」のOEM供給車となっています。また、SUBARUでは「ジャスティ」として販売中です。
初代ルーミーのタイヤサイズ早見表
初代ルーミー(2016年〜)のタイヤサイズは、グレードによって異なります。ここからは、純正のタイヤサイズとインチアップした際のタイヤサイズをお伝えします。
ルーミーの純正タイヤサイズ
初代ルーミーの純正タイヤサイズは、165/65R14と175/55R15です。グレードごとのタイヤサイズは、以下の通りです。
グレード | 型式 | タイヤサイズ |
---|---|---|
X | DBA-M900A DBA-M910A 4BA-M900A 5BA-M900A 5BA-M910A |
165/65R14 |
XS | ||
G | ||
GS | ||
カスタムG | ||
カスタムGS | ||
カスタムG-T | 175/55R15 |
ルーミーのインチアップサイズ
ルーミーはインチアップできます。インチアップできるタイヤサイズとしては、195/45R16と195/40R17が装着可能です。
先ほどの純正サイズも合わせると、ルーミーに装着可能なタイヤは14インチ〜17インチの4サイズとなります。
インチ | タイヤサイズ | 備考 |
---|---|---|
14インチ | 165/65R14 | 純正 |
15インチ | 175/55R15 | 純正 |
16インチ | 195/45R16 | 1インチアップ |
17インチ | 195/40R17 | 2インチアップ |
インチアップをおこなうことで、カーブの安定性やグローブの性能が向上すると言われています。
ルーミーにぴったりなスタッドレスの選び方とは?
ここからは、ルーミーに合うスタッドレスタイヤの選び方を詳しく紹介します。
- ルーミーの車両特徴に合わせて選ぶ
- 走行環境に合ったタイヤの種類を選ぶ
- 燃費性能・耐久性を意識したタイヤの種類を選ぶ
- 乗り心地と静粛性を重要視したタイヤの種類を選ぶ
1つずつチェックしていきましょう。
ルーミーの車両特徴に合わせて選ぶ
ルーミーは軽量な車体ながら背が高く、重心がやや高めの設計です。そのため、ブリヂストンの「BLIZZAK VRX3」のような軽自動車や小型車向けのスタッドレスタイヤを選択するのも選択のひとつでしょう。
また、ルーミーは車体の背が高いので、横風が吹いたり、カーブで曲がった時でも安定して走行できることが重要となります。そのため、剛性が高いスタッドレスを選ぶのも良いでしょう。
走行環境に合ったタイヤの種類を選ぶ
スタッドレスタイヤは、走行環境に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
例えば、凍結路面やアイスバーンが頻繁に発生する地域では、氷上性能に優れたスタッドレスタイヤを選ぶのがいいでしょう。氷上性能が優れたタイヤは柔らかいゴム素材が使用されているので、低温でも柔軟性を保つことができて路面との密着性を高められます。
また、都市部の乾燥路面と積雪地帯の雪道の両方を走行する場合は、バランスの取れた性能を持つスタッドレスタイヤを選ぶのがおすすめです。これらの特徴があるタイヤは氷雪上での性能に加えてドライ性能やウェット性能も備わっており、高速走行時の安定性も確保されています。
燃費性能・耐久性を意識したタイヤの種類を選ぶ
ルーミーは低燃費性能にも優れているので、スタッドレスタイヤも燃費性能が優れたものを選択すると良いでしょう。
さらに耐久性の高いスタッドレスタイヤを選べば、交換頻度を減らせる上に安全に使用することができます。コスパの高いタイヤを選びたい方は、燃費性能や耐久性を重視してみましょう。
乗り心地と静粛性を重要視したタイヤの種類を選ぶ
ルーミーはファミリーカーとして使われることが多いため、子供が寝ていても騒音が出ない静かな車内空間や、長時間乗っていても大丈夫な乗り心地の良さが求められます。特に高速走行時のロードノイズが少ないモデルを選ぶのがおすすめです。
ルーミーにおすすめのスタッドレスタイヤ3選
ここからは、ルーミーにおすすめのスタッドレスタイヤを3つ紹介します。
● ダンロップ ウィンターマックス3
● ヨコハマタイヤ アイスガード7
ブリヂストン ブリザックVRX3
ブリヂストンのブリザックVRX3は雪道だけでなく、乾いた路面でも安定した性能を発揮します。それは新トレッドパタンによって水流の動きをコントロールすることで、タイヤ接地面への水の侵入を抑制し、タイヤの接地面を向上させているからです。
また、氷上性能も従来品よりも改良されていて、氷上ブレーキ性能が20%向上しています。
メーカー | ブリヂストン |
---|---|
商品名 | ブリザック VRX3 |
インチ | 14 |
サイズ | 165/65R14 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 11,490円/1本(単品) 76,100円〜/4本(ホイール付き) |
● 雪上、氷上での性能もとても良いですが、舗装面での静音はとても静かで素晴らしいと思います!
● 満足。ドライ路面での静粛性が気に入ってます
● 下り坂でも滑りません。アルミホイールとセットで購入しました。購入して2シーズン目ですが雪道での性能は購入当時とほとんど変わらない印象です。
ダンロップ ウィンターマックス3
ダンロップウィンターMAX 03はナノ凹凸ゴムによって氷上路面に合わせてタイヤの形状を変えられます。そうすることで隙間なく瞬間密着できるようになり、従来品よりも氷上ブレーキ性能は22%向上しました。
さらに、この技術は冬の厳しい路面状況でも安定したハンドリングを提供し、長時間運転時の疲労軽減にも寄与しています。このブレーキ性能向上によって、雪山によく行かれる方々の利用頻度が増えてきています。
メーカー | ダンロップ |
---|---|
商品名 | ウィンターマックス3 |
インチ | 14 |
サイズ | 165/65R14 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 12,200円/1本(単品) 67,700円〜/4本(ホイール付き) |
ヨコハマタイヤ アイスガード7
ヨコハマタイヤのアイスガード7は、氷雪路での安全性を追求したスタッドレスタイヤです。独自の「ウルトラ吸水ゴム」により従来品より7%も氷上の水膜を吸収できるので、滑りを抑制しながら運転できます。さらに、低温でも柔軟性を維持するゴム配合技術で路面密着性を強化しました。
トレッドパターンは非対称設計を採用し、氷雪路と乾燥路の両方で安定した走行性能を実現しています。また、新開発の溝形状が排水性を高めることで接地圧を均一化できます。これによって氷上ブレーキ性能をさらに向上することが可能です。
メーカー | ヨコハマタイヤ |
---|---|
商品名 | アイスガード7 |
インチ | 14 |
サイズ | 165/65R14 |
商品ページ | タイヤ単品 ホイール付き |
価格 | 12,910円/1本(単品) 72,800円〜/4本(ホイール付き) |
ルーミーのスタッドレスタイヤ装着時の注意点
ルーミーのスタッドレスタイヤを装着する際の注意点が4つあります。ここから、ひとつずつ詳しく説明していきますね。
冬季に適した走行スタイルで安全性を高める
路面が凍結していたり、積雪が深かったりする場合はその環境に合わせた運転を行うのが重要です。
急加速をおこなうとタイヤがスリップする原因となりますし、急ブレーキや急ハンドルは事故につながる危険性が高まります。
冬の路面では、スタッドレスタイヤの性能を活かすためにスピードを抑えて、穏やかに運転するのが重要です。適切な車間距離を保ち、急な操作を避けて、安全かつ効率的な運転を行うのがいいでしょう。
装着後に慣らし運転をする
慣らし運転は、タイヤの能力を最大限に引き出すのが目的です。タイヤはゴムだけで構成されているわけではなく、製造過程でさまざまな薬品も混ぜ込まれています。
新品タイヤは表面が薬品の膜で覆われている状態なので、慣らし運転をおこなってタイヤを一皮むかないと、本来のグリップ力を発揮することができません。
また、慣らし運転をおこなわずにタイヤへ高負荷をかけると、内部の部材とトレッド面が剥離するセパレーションなどのトラブルにつながることもあるでしょう。
また、新品タイヤの走行感覚に慣れるのも、慣らし運転の目的のひとつです。
タイヤの空気圧と劣化を定期的に確認する
タイヤの空気圧が少ないまま運転すると、いろいろな悪影響を及ぼします。
例えば、空気圧が低いとタイヤの両端部分が過剰に摩耗しタイヤの寿命が短くなります。また、ハンドリング性能が悪化してカーブや急な操作時の安定性が低下したり、タイヤが加熱しやすくなるのでバーストのリスクが高まるでしょう。
定期的に空気圧やタイヤが劣化していないか確認するといいですね。
チェーンを準備しておく
雪が多いところに行く時は、車内にチェーンを準備しておきましょう。しかし、チェーンをいざ装着しようと思うと装着するのが難しかったり、チェーンが重くて装着できない場合があります。
チェーンが装着しづらい場合は、代替案としてスプレーチェーンや非金属チェーンを使うのがおすすめです。
スプレーチェーンはタイヤ表面にスプレーすることで、タイヤの滑り止め効果を高めるアイテムです。表面にスプレーするだけなので方法としては簡単なのですが、数km程度しか効果が持続せず、深い積雪には対応できないので使う時には注意する必要があります。
また、非金属チェーンはゴムや樹脂製で作られたタイヤチェーンで、軽量で取り付けやすいのが特徴です。金属製チェーンより振動や騒音が少なく、タイヤや道路へのダメージも軽減できます。
ルーミーでスタッドレスタイヤを長持ちさせるポイント
スタッドレスタイヤを長持ちさせるにはいくつかのポイントがあります。それらのポイントを守って、スタッドレスタイヤを長持ちさせましょう。
ポイントは以下のつです。
● 定期的なローテーションでタイヤの偏摩耗を防ぐ
● 適正な空気圧を維持して摩耗を抑える
使用後は正しい保管方法でタイヤを守る
スタッドレスタイヤを次シーズンも安全に使用するためには、タイヤの清掃や乾燥した後に湿気や直射日光を避けた環境で保管することが重要です。タイヤ専用カバーやラックを活用し適切に管理できれば、ゴムの劣化を防ぎ、さらにタイヤの寿命を延ばすことができます。
また、タイヤを積み重ねる場合は適度に位置を変えて負担を分散させると、タイヤの形状変化を防ぐ効果があります。保管環境の見直しと定期的なゴム溝の深さなどの点検を心がければ、次のシーズンでも安心して使用できるでしょう。
定期的なローテーションでタイヤの偏摩耗を防ぐ
タイヤローテーションはタイヤの摩耗を均一に保つために、前後または左右のタイヤ位置を定期的に入れ替える作業です。
タイヤローテーションをおこなうことで、タイヤの摩耗を均一化できることからハンドリングやブレーキ性能を安定させることができます。また、全体の摩耗が均等であれば、4本のタイヤを同時に交換できて、コスト削減につながります。
タイヤローテーションの頻度としては、走行距離が5,000~10,000kmごとが目安です。スタッドレスタイヤの場合、1シーズンでローテーションが必要になることは少ないですが、次のシーズンで位置を入れ替えると良いでしょう。
適正な空気圧を維持して摩耗を抑える
タイヤの空気圧を適正に維持することは安全に運転するために重要なことです。また、適正な空気圧を維持することでタイヤ寿命が大幅に延び、車両性能や燃費も最適化されます。
おおよそ月に1回程度か、長距離運転をする前後にタイヤチェックを実施するのがおすすめです。
特に気温が大きく変化する季節の変わり目は空気圧が変動しやすいため、こまめに確認しましょう。
ルーミーに関するよくある質問
ここからはルーミーの購入を考えている人が、疑問に感じやすいことについて3つ紹介します。
- ルーミーとタンクの違いは?
- ルーミーとソリオの違いは?
- ルーミーは生産終了したの?
1.ルーミーとタンクの違いは?
ルーミーとタンクは内装や性能に大きな違いはなく、基本的に外観のデザインが違うだけです。 2つの販売台数を比較すると販売台数が多いのはルーミーで、フロントマスクに大型フロントグリルを採用して重厚感を演出しています。
一方のタンクは台形状のフロントバンパーグリル を採用しているのが特徴です。
フロントバンパーグリルによってトヨタ車らしいデザインとなり、スポーティーな印象を強調させることに成功しました。上級グレードの装備であるLEDヘッドランプのデザインにも違いがあります。
2.ルーミーとソリオの違いは?
ソリオは軽量設計と優れた燃費性能が特徴で、ハイブリッド仕様も選べる点が魅力です。
一方、ルーミーは広い室内空間と扱いやすさが重視されていて、街乗りや家族で出かけることが多い方に適した設計となっています。
また、ルーミーはゆったりとした座席配置に重点を置き、ソリオはより走行性能や経済性を重視している傾向があります。
3.ルーミーは生産終了したの?
ダイハツの不正問題を受け、OEM車であるルーミーも一時的には生産を終了させましたが、2024年12月現在では、生産が再開されています。
ルーミーのスタッドレスはタイヤワールド館ベストへ
トヨタのルーミーのタイヤは、モデルやグレード、年式によってサイズが異なります。愛車に合った適切なタイヤを選び、タイヤ交換を行いましょう。
また、ルーミーのカスタム画像を見てみたいという方は、ぜひベスト写真館を覗いてみてください。
ルーミーの装着画像へ
また、ホイールシュミレーションでは、装着イメージを確認することができるので、こちらもぜひお試しください。
タイヤワールド館ベストのオンラインショップでは、車種を入力するだけで、ルーミーにぴったりのタイヤやホイールを簡単に見つけることができるので非常に便利です。
ルーミーに合うタイヤをお探しの際は、タイヤワールド館ベストをぜひチェックしてみてください。