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    columns スタッドレスタイヤ タイヤの基礎知識

    スタッドレスタイヤの選び方!性能とチェックすべきポイントを解説

    こんにちは!タイヤワールド館ベストです。寒い日が続き、本格的な冬もすぐそこですね‥
    さて、お客様の中には、スタッドレスタイヤを購入する際に、

    「何に気をつけて比較し、選択すればよいのかわからない‥」

    と口にされる方も多いです。自分に合ったタイヤの選び方として、多くの場合、この3つを中心に検討するのではないでしょうか。

    1. 住んでいる地域は、どの性能が最も重要なのか
    2. 快適性やロングライフ性能に対してどこまで求めるのか
    3. 金額との折り合いがつくかどうか

    そこで今回は、各メーカーがポイントとして押し出している項目をリストアップしましたので、購入の際の参考にして頂ければと思います。

    スタッドレスタイヤ購入時の7つのポイント

    スタッドレスタイヤ購入時の7つのポイント

    スタッドレスを購入する際に見るぺき性能は以下の7つです。

    1. 氷上性能
    2. 雪上性能
    3. ウェット性能
    4. ドライ性能
    5. 静粛性能
    6. 快適性能
    7. ロングライフ性能
    項目 性能 内容
    走行性能 氷上性能 アイスバーンなどの、凍った路面での性能
    雪上性能 雪の上での性能
    ウェット性能 解けた雪道や雨といった、濡れた路面での性能
    ドライ性能 雪が降っていない乾燥路での性能
    快適/コスト 静粛性能 タイヤのトレッドパターンに起因するノイズ等、騒音に関する性能
    快適性能 ふらつき防止などの乗り心地に関する性能
    ロングライフ性能 タイヤの寿命に関する性能

    上の4つは、いわゆる「走行性能」走る時の性能です。これらは発進性能、ブレーキ性能、コーナリングの性能をチェックしてください。

    下の3つは快適さやコスト面の性能です。スタッドレスタイヤはタイヤがやわらかいため、ロードノイズが大きいと言われるので、静寂性を重視される方も多い印象です。

    それではそれぞれ詳しくみていきましょう。

    ポイント1.氷上性能

    ポイント1.氷上性能

    氷上性能は、アイスバーンなどの、凍った路面での性能を指します。スタッドレスタイヤで求められる、一番の性能はこれではないでしょうか。

    タイヤが氷上で止まる仕組みは、まずは氷の表面にある水分を取り除き、氷面に密着して止める、というものが一般的です。
    この除水にブリヂストン、ヨコハマタイヤ、トーヨータイヤは「吸水」、ダンロップは「撥水」を取り入れています。
    密着方法としては、サイプ(タイヤ表面にある細かい溝の事)のパターンやゴムに特殊材料を混ぜるなどして、密着性能を向上させています。
    トーヨータイヤでは鬼クルミの殻を混合し氷上を引搔いて止め、ダンロップでは液状ファルネセンゴムでブレーキ性能を上げています。

    ポイント2.雪上性能

    ポイント2.雪上性能

    雪上性能は、雪の上での性能を指します。

    雪上ではタイヤを横切る太くて深いサイプが効きます。豪雪地帯に居住の方はこの性能が特に重要です。

    ポイント3.ウェット性能

    ポイント3.ウェット性能

    ウェット性能は、解けた雪道や雨といった、濡れた路面での性能を指します。

    冬と言っても、雨は降るし、雪が積もってもすぐ溶けて濡れた路面が多い‥という地域にお住みの方は、この性能をチェックしてください。

    雪が降らないからといって、夏タイヤのままでは冬はゴムが硬化して大変危険です。一般的に、7度以下ならスタッドレスの方が良いと言われているので、お住まいの地域の冬場の気温に合わせて準備してください。

    スタッドレスまではいらないかな、という方には「オールシーズンタイヤ」もおすすめです。

    普段は普通のノーマルタイヤのように使えて、路面が凍結さえしていなければ雪道も走れるオールシーズンタイヤは、年に数回しか雪が降らない地域にぴったりのタイヤです。

    詳しくは以下の記事もご覧ください。

    ポイント4.ドライ性能

    ポイント4.ドライ性能

    ドライ性能は、雪が降っていない乾燥路での性能を指します。

    スタッドレスタイヤは、冬でも硬化しにくい、柔らかいゴムを採用しています。
    したがって、どうしても夏タイヤに比べて剛性とグリップ性が劣ります。

    各メーカーはブロックを支える構造や、タイヤのサイド部分に特殊な加工をして剛性を高めたりという工夫をしていますので、どのような方法が採られているのかチェックしてみましょう。

    ここまでが、スタッドレスタイヤに求められる最低限の機能面のポイントでしたです。

    ポイント5.静粛性能

    ポイント5.静粛性能

    静粛性能はタイヤのトレッドパターンに起因するノイズ等、騒音に関する性能を指します。

    スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べてサイプ深く、ノイズが出やすくなってしまします。
    “静かさ“も重視する方は静寂性もぜひチェックしてください。

    ポイント6.快適性能

    ポイント6.快適性能

    快適性能は、ふらつき防止などの乗り心地に関する性能を指します。

    タイヤのサイド形状を工夫したり、剛性を高めたりと、各メーカー工夫を凝らしています。特にハイト系のミニバンやSUVでは、専用のスタッドレスタイヤが販売されています。

    ミニバン・SUV専用:トーヨータイヤ ウィンタートランパスTX

    SUV専用:ダンロップ ウィンターマックスSJ8+

    乗り心地を求める方は、この項目に言及しているタイヤの購入を検討してみるのがおすすめです。

    ポイント7.ロングライフ性能

    ポイント7.ロングライフ性能

    ロングライフ性能はタイヤの寿命に関する性能を指します。

    各メーカー、この項目についてはしのぎを削っています。1世代前と最新タイヤとでの各社のロングライフ性能に関する表記は以下の通りです。

    ブリヂストン-VRX2
    :従来比22%向上
    ダンロップ-WINTERMAXX02
    :4年つかえるロングライフ
    トーヨータイヤ-OBSERVE GARIT GIZ
    :転がり抵抗係数が夏タイヤTEO plusより優位
    ヨコハマタイヤ-ice GUARD6
    :約4年後でも高レベルを維持

    ブリヂストン-VRX3
    :摩耗ライフ17%向上
    ダンロップ-ウィンターマックス3
    :摩耗後氷上ブレーキ性能36%UP
    トーヨータイヤ-オブザーブ・ギズツー
    :「持続性密着ゲル」がアイス性能低下を抑制し永く効果を発揮
    ヨコハマタイヤ-アイスガード7
    :従来品と同様に約4年後も摩擦力の低下は少ない

    まとめ

    さて、ここまで購入の際のポイントを見てきましたが、購入前には必ずタイヤサイズのチェックが必要です。タイヤのサイズは、タイヤ本体の側面を見るor運転席のドア開けた内側に記載してあります。

    タイヤ本体の側面を見る

    運転席のドア開けた内側

    タイヤサイズの確認方法はこちら

    タイヤの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

    これらのポイントを確認しながら、ご自分にぴったりのスタッドレスタイヤを探してみてくださいね。

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    スタッドレスの早め装着5つのメリット

    豪雪地帯のみなさん、そろそろスタッドレスタイヤについて考え始める時期ではないでしょうか。
    今年は少し早めに装着の準備をはじめませんか??

    スタッドレスの早め装着は良いこと尽くめ♪

    ・予想外の雪でも安心して運転できる。
    ・混雑しない時期にタイヤ交換できるので、待ち時間が少ない

    新品購入の場合は、さらにこんなメリットも!
    ・早めに交換することで、スタッドレスタイヤの慣らし走行が出来き、雪が降る頃にタイヤの性能を充分発揮することができる。
    ・自分の車に合うタイヤが在庫不足という心配がない
    ・早期割引などをしている場合が多いので、お得に購入することができる。

    <<当店の早期割引ページはこちら>>

    いいことばかり!!
    でも、そんなこと言っても、早くタイヤが減ってしまって、寿命が短くなるのでは‥?

    スタッドレスタイヤの減りについて

    スタッドレスタイヤは溝の深さタイヤのゴムの硬さによって寿命が決まり、このゴムの硬さの方の寿命が約2~3年と言われています。

    これに対して、スタッドレスの溝の減りは3000kmで約1mmと言われています。

    ざっくり計算となりますが、一般的に年間走行距離は約8000kmくらいなので、ひと月で650kmくらい。1ヶ月で約0.2mm減る計算となるので、10月中旬~4月中旬の6ヶ月間履くとすると1シーズン約1.2mm4年で約4.8mm。
    (スタッドレスの溝の深さは新品で約10mmで、半分の5mmの深さになると寿命です)*個人差があります
    溝の減りについては、4年間は大丈夫という計算になります♪

    <<*参考 タイヤの交換時期の確認方法はこちら>>

    超重要!雪が降らなくてもスタッドレスは必要!!
    雪も年に数回だから、「その日に車に乗らなきゃ大丈夫」、「費用もかかるしもったいない」という声も時々聞かれますが‥
    低温では夏用タイヤはゴムが硬くなり、本来の性能が発揮されないです!!
    スタッドレスタイヤは、冬の低い気温でも路面に密着する性能を維持するように、柔らかいゴムを使用しています。
    一般的に、7度以下ならスタッドレスの方が良いと言われています。
    主な都市の昨年11月の平均気温がこちら。(黄色が7℃以下、オレンジが±2℃以内)

    東北地方は11月には7℃を下回り始めるので、今年は早めに履きかえ準備に取り掛かりましょう♪

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    columns タイヤの基礎知識

    スタッドレスタイヤお手軽残溝チェック方法

    こんにちはタイヤワールド館BESTです。以前にスタッドレスタイヤの値上げ(不本意ではありますが…)のお話をさせていただきました。今年の冬に向けてスタッドレスの準備を考えているお客様へ「お手軽な残溝チェック方法」をご紹介したと思います。残溝を測るには専用の器具も出ておりますが、今回は身近にある”100円玉”を使用します。

    1、お持ちのスタッドレスタイヤを準備します。

    2、溝に”100円玉”の数字の1が下になるように差し込みます。

    こんな感じです。

    3、1の数字は”100円玉”の淵から5ミリのところにあります。1の数字が見えているようですと、スタッドレスタイヤの交換時期に近付いています。
    (スタッドレスタイヤの新品時の残溝は約8~10ミリのため5ミリだと、残溝は半分ということです)

    スタッドレスタイヤは残溝が50%のところにプラットフォームという交換の目安をお知らせるサインがあります。
    プラットフォーム
    ※ 溝と溝をつなぐように見えている部分がプラットフォームです。

    このプラットフォームが露出していると、スタッドレスタイヤの性能が低下してるので、交換をおすすめします。

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    columns スタッドレスタイヤ タイヤの基礎知識 タイヤ交換

    スタッドレスタイヤの選び方!あまり雪が降らない地域のおすすめは?

    「スタッドレスタイヤは何を基準に選べばいいの?」「夏タイヤとの違いは何?」

    はじめてスタッドレスタイヤを購入するときに、何を基準に選べばいいかわからないのではありませんか?雪が降らない地域では、今まで購入したことがない方もいるかもしれません。

    スタッドレスタイヤを選ぶ際は、住んでいる地域の降雪量やタイヤの性能を基準にするのがおすすめです。

    当記事では、スタッドレスタイヤの選び方の基準やスタッドレスタイヤと夏タイヤの違いから、あまり雪が降らない地域のおすすめスタッドレスタイヤまで紹介しています。

    スタッドレスタイヤについての理解を深め、雪道でも安全なドライブを楽しみましょう。

    スタッドレスタイヤの選び方の基準

    スタッドレスタイヤの選び方の基準

    スタッドレスタイヤは以下の基準で選ぶといいでしょう。

    ● 製造年数で選ぶ(できるだけ最新モデル)
    ● 純正のサイズを選ぶ
    ● 住んでいる地域の降雪量で選ぶ
    ● できるだけ国産タイヤを選ぶ
    ● タイヤ・ホイールセットを選ぶ

    スタッドレスタイヤの製造年数が古い場合や、地域の降雪量とタイヤのスペックが一致していないと、本来の性能を発揮できません。そのため、スタッドレスタイヤを購入する際には、上記の基準を参考にしてください。

    製造年数で選ぶ(できるだけ最新モデル)

    スタッドレスタイヤはなるべく製造年数が浅いものを選ぶのがおすすめです。タイヤはゴムでできているため、走行する際の摩耗だけでなく、年数が経つと劣化や硬化していきます。

    ゴムの劣化は走行性能や安全性に影響するため、できるだけ製造年数が浅いタイヤを選びましょう。

    「どうやって製造年数が浅いタイヤを探せばいいの?」という方は、最新モデルを選ぶのがおすすめです。最新モデルなら製造年数が新しい場合がほとんどなので、古いタイヤが届く可能性が低くなります。

    また、店頭でスタッドレスタイヤを購入する場合は、店員に確認してもらうのもひとつの方法です。製造年数はタイヤの側面にも記載してあるので、自分でも確認できます。

    純正のサイズを選ぶ

    スタッドレスタイヤは純正と同じサイズを選びましょう。タイヤサイズは車種ごとに異なり、以下の方法で調べられます。

    ● タイヤの側面
    ● 運転席のドアを開けた内側のシール
    ● 取扱説明書

    現在の車を中古で購入し、純正のタイヤを装着していない場合はドア内側のラベルでタイヤサイズを確認しましょう。運転席のドアを開けた内側に、タイヤサイズと空気圧が記入されたラベルが貼ってあり「175/65/R14」のような表記があります。車種によってはスライドドアを開けたところや、ドアの付け根付近にラベルが貼られているケースもあるでしょう。

    タイヤサイズと空気圧が記入されたラベル

    一方で、タイヤはサイズが大きくなるほど価格が上がっていくので、費用を抑えるためにホイールを小さくする場合があります。しかし、サイズを小さくしすぎるとホイールがブレーキに干渉し、取り付けられない可能性がでてきます。

    費用を抑えるためにホイールサイズを小さくしたい場合は、整備士や専門店で相談してからにしましょう。

    住んでいる地域の降雪量で選ぶ

    スタッドレスタイヤは各々で性能が異なり、氷上性能や雪上性能などさまざまな特徴があります。そのため、地域ごとの積雪の仕方や路面状況に応じてタイヤを選ぶといいでしょう。

    ● 凍結路が多い地域
    ● 積雪が多い地域
    ● 年に数回降る程度の地域

    地域の特徴に合わせたスタッドレスタイヤを選ぶことで、より安全に車の運転を楽しめます。

    凍結路が多い地域

    凍結路が多い地域は氷上性能を重視しましょう。氷上性能とは、氷の上で滑らないようにするための性能のことです。以下のような場所は路面が凍結しやすい傾向にあるので、丁寧な運転を心がけましょう。

    ● 橋の上
    ● トンネルの出入り口
    ● 山間部などの日陰になっている場所

    あまり雪が降らない地域でも、気温が低いと路面が凍結している恐れがあります。上記のような場所では、スピードを落としつつ車間距離を保ち、万が一に備えましょう。

    積雪が多い地域

    積雪が多い地域は雪上性能を重視するといいでしょう。雪上性能とは、雪道やシャーベット状の道路で走るための性能のことです。

    雪上ではタイヤの空回り(スタック)やスリップしやすいため、雪をしっかり掴んでグリップしてくれる性能が重要です。そのため、雪上性能に優れたタイヤは、ゴムの素材やトレッド面の模様が独特なものが多い傾向にあります。

    雪上性能が高いタイヤは、水はけや雪はけに長けているため、積雪が多い地域では雪上性能を重視しましょう。

    年に数回降る程度の地域

    あまり雪が降らない地域は、ドライ性能やウェット性能が高いタイヤがいいでしょう。降雪量が少ない地域に住んでいる方は、スタッドレスタイヤは必要ないと思いがちです。しかし、気温が低いだけでも路面は凍結し、夏タイヤのままだとスリップする危険性もあります。

    そのため、年に数回しか雪が降らなくてもスタッドレスタイヤは装着したほうがいいでしょう。スタッドレスタイヤを履く場合は乾いた路面の走行が増えるため、ドライ性能やウェット性能、耐摩耗性能を重視するのがおすすめです。

    できるだけ国産タイヤを選ぶ

    昨今、性能が高く価格が安いアジアンタイヤが人気です。しかし、スタッドレスタイヤは国産タイヤを選んでおくと安心です。韓国や台湾のタイヤメーカーのメインターゲットは北米で、日本での走行は考えられていないからです。

    北米はアイスバーン発生前に除雪・融雪をおこなうため、北米向けのスタッドレスタイヤは「耐摩耗性」「乾燥路安定性」を重視しています。日本とは路面状況が違うので、求める性能も異なります。

    国産メーカーは日本がメインターゲットなので、日本の路面状況に特化したタイヤが製造可能です。アジアンタイヤは夏タイヤだけにしておき、スタッドレスタイヤは国産を選びましょう。

    タイヤ・ホイールセットを選ぶ

    タイヤ・ホイールをセットで購入しておけば、タイヤの組み替え工賃が発生しないので、工賃を節約できます。

    ホイールもセットで購入すると価格が高くなると思われますが、実は大きく変わりません。むしろ、割安になるホイールセットもあります。

    タイヤの組み替え工賃と、タイヤ・ホイールを同時に交換する際の工賃は以下の通りです。

    作業項目 工賃(年2回)
    タイヤの組み替え工賃 約8,000円〜12,000円
    タイヤ・ホイールを同時に組み替える際の工賃 約6,000円〜12,000円

    ※タイヤ4本の場合

    タイヤのみを購入し、ひとつのホイールでタイヤを組み替えていると、両方の工賃が発生します。タイヤ・ホイールをセットで購入すれば、ホイールごと組み替える工賃のみなので、節約に繋がります。

    スタッドレスタイヤと夏タイヤの違い

    スタッドレスタイヤと夏タイヤの違い

    スタッドレスタイヤと夏タイヤはゴムの柔らかさや、トレッド面の切り込みが違います。気温が低くてもゴムが硬くならず、雪の上でもしっかりと止まってくれます。あまり雪が降らない地域では、スタッドレスタイヤを装着していない方も多いでしょう。

    そこで「スタッドレスタイヤは本当に必要なのか」「夏でも使えるのか」を解説します。

    スタッドレスタイヤを夏に使うとさまざまなデメリットがあります。冬が終わり次第できるだけ早く夏タイヤに戻すのがおすすめです。

    スタッドレスタイヤの必要性

    スタッドレスタイヤは夏タイヤと異なるトレッド面で、積雪路や凍結路でもしっかり食いついて走る・止まる・曲がるをサポートしてくれます。

    一方で、各都道府県の公安委員会では道路交通法第71条に基づき、積雪・凍結した路面では「滑り止め措置」を行うようルールを定めています。「滑り止め措置」をせずに走行した場合は反則金が課されますが、交通違反点数の減点はありません。

    スタッドレスタイヤの装着は、冬の道を安全に走行するためにルールで定められているほど重要です。

    スタッドレスタイヤは夏に使うとどうなる?

    スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べてゴムが柔らかいため、夏に使うと溝がすり減りやすく、冬に比べて摩耗が早くなります。乾燥した路面の走行に向いていないため、制動距離が長くなったり雨天時に滑りやすくなったりします。

    スタッドレスタイヤを夏まで装着し続けてもメリットはひとつもないため、雪が降る時期を過ぎたらできるだけ早く交換しましょう。

    スタッドレスタイヤの保管方法

    スタッドレスタイヤの保管方法

    タイヤは紫外線や熱に弱いため、室内で保管するのがいいでしょう。正しい場所で保管されたタイヤはひび割れや劣化が少なく、寿命が伸びる傾向にあります。

    狭い自宅だと、タイヤを保管する場所がないという方も多いのではないでしょうか。保管場所が自宅にない場合は、タイヤの預かりサービスやレンタルスペースを利用すれば、適切な場所で保管できます。

    保管方法以外の長持ちさせる方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

    スタッドレスタイヤへ履き替えるタイミング

    スタッドレスタイヤへ履き替えるタイミング

    夏タイヤからスタッドレスタイヤへ履き替えるタイミングは、初雪の1ヶ月前が目安です。

    交換直後に雪道や凍結路で使用した場合、スタッドレスタイヤの本来の性能を発揮できません。初雪の1ヶ月前にスタッドレスタイヤへ交換することで、タイヤが路面の環境に慣れるので本来の性能が発揮できます。

    全国の雪の降り始めと終わりは以下の通りです。あくまでも目安ではありますが、ぜひ参考にしてください。

    都道府県 初日 終日
    札幌 11/1 4/19
    福島県 11/19 4/5
    東京都 1/3 3/9
    新潟県 11/26 4/1
    大阪府 12/26 3/8
    広島県 12/13 3/10
    福岡県 12/18 3/2

    出典:気象庁過去のデータ検索

    雪道を万全な状態で走行するには、雪が降り始める1ヶ月前に交換するのがおすすめです。上記の表を参考に、スタッドレスタイヤへ交換するタイミングを確認しておきましょう。

    万が一に備えてタイヤチェーンも併用しよう

    万が一に備えてタイヤチェーンも併用しよう

    「スタッドレスタイヤに変えたからタイヤチェーンは必要ない」と思われている方もいるかもしれません。しかし、状況によってはスタッドレスタイヤとタイヤチェーンの両方が必要になる場合もあります。

    たとえば、高速道路や急勾配の山道では「チェーン規制」が発令されることがあります。チェーン規制の区間はタイヤチェーンの装着が義務付けられており、スタッドレスタイヤを履いていても通れません。

    冬用タイヤ規制 スタッドレスタイヤまたはチェーンが必要
    チェーン規制 スタッドレスタイヤであってもチェーンが必要

    タイヤチェーンはタイヤに巻きつけて使用します。金属タイプと非金属タイプがあり、性能や価格もさまざまです。スタッドレスタイヤより雪道に強く、凍結路や坂道などで役に立ちます。

    チェーン規制がでていない日でも、万が一に備えて車にタイヤチェーンを積んでおくといいでしょう。

    おすすめのスタッドレスタイヤ

    おすすめのスタッドレスタイヤ

    国産のおすすめのスタッドレスタイヤを紹介します。

    1. ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX3
    2. ダンロップ WINTER MAXX03(ウィンターマックス)WM03
    3. ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード)IG70

    スタッドレスタイヤをどれにすればいいかわからない場合は、上記の商品にするといいでしょう。国産メーカーの代表的なシリーズなので、どれも高性能な商品ばかりです。

    ブリヂストン BLIZZAK (ブリザック)VRX3

    ブリヂストン BLIZZAK (ブリザック)VRX3

    出典:ブリヂストン公式

    ブリザックは北海道・北関東の主要5都市で装着率No.1を誇るスタッドレスタイヤです。高い氷上性能と雪上性能が特徴で、凍結路や雪道でもしっかりとグリップしてくれます。

    ロングライフ性能、静粛性も兼ね備えたモデルとして人気です。

    ダンロップ WINTER MAXX03 (ウィンターマックス) WM03

    ウィンターマックス03

    ダンロップ公式サイトへ

    ウィンターマックスは低温化での氷上性能とロングライフ性能が特徴です。WM03に採用されているナノ凸凹ゴムは、水膜を瞬時に除去してタイヤと氷の表面を瞬間密着させてくれます。そのため、氷上で滑りにくく、安全に走行できるでしょう。

    前モデルのWM02なら価格も安いので、あまり雪が降らない地域でもおすすめです。

    ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード) IG70

    ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード) IG70

    出典:ヨコハマ公式

    アイスガードは氷上と雪上の走行性能に優れています。IN側に幅広リブ、センター部には縦長のベルトブロックを配置することで、氷上でしっかり接地し、走行をサポートします。角度が異なる複数の横溝により、雪上でもグリップ力を発揮してくれるでしょう。

    さらにヨコハマタイヤは高品質な素材と製造技術を使用した、長い寿命が強みのひとつ。そのため、高性能のタイヤを長く使いたい方におすすめです。

    タイヤワールド館ベストならWeb注文&交換予約が可能

    タイヤワールド館ベストならWeb注文&交換予約が可能

    タイヤワールド館ベストなら、オンラインでスタッドレスタイヤが注文可能かつ、交換予約もできます。全国に約4,000の提携店舗があり、車整備のプロが作業します。

    タイヤ・ホイールのセット販売もあり、セットで購入しておけば作業が少なくなるので、毎年の工賃を抑えられるでしょう。購入したタイヤは作業予約をしたお店に直送されるので、タイヤの受け取りやお店に持ち込む手間もありません。

    スタッドレスタイヤは、実店舗で購入するよりオンラインで購入したほうが安く買える傾向にあります。自分の車のタイヤサイズで価格はいくらになるのか、一度検索してみてください。車種別検索もできるので、サイズがわからなくても検索できます。

    全国約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    全国どこでも約4,000店の提携店!ベストのタイヤ交換

    スタッドレスタイヤは性能と地域の降雪量で選ぼう

    スタッドレスタイヤは性能と地域の降雪量で選ぼう

    スタッドレスタイヤは、できるだけ国産かつ住んでいる地域の路面状況と性能の特徴が一致しているタイヤを選びましょう。

    ● 凍結路が多い地域は氷上性能
    ● 積雪が多い地域は雪上性能
    ● あまり雪が降らない地域はウェット・ドライ性能

    地域の路面状況に合わせたタイヤを選べば、悪路でも安定した走行ができるでしょう。

    どのスタッドレスタイヤにすればいいか悩んでいる方は、以下の商品がおすすめです。

    ● ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX3
    ● ダンロップ WINTER MAXX03(ウィンターマックス)WM03
    ● ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード)IG70

    どれも国産で高い性能を誇っており、信頼性があるスタッドレスタイヤです。

    雪が降る前の秋ごろからスタッドレスタイヤの準備をしておき、万全の状態で冬の道をドライブしましょう。

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    columns タイヤの基礎知識 軽自動車

    軽自動車用タイヤ比較とおすすめ

    皆さん、こんにちはタイヤワールド館ベストです。
    今回は、軽自動車用のタイヤについてお話ししたいと思います。

    軽自動車によく使われているサイズですが、平成20年ごろまでは155/65R13が主流でした。
    車のグレードが良いと165/55R14がついてくるものが多かったです。
    平成20年以降は145/80R13と155/65R14が主流になりました。
    グレードが良いものは165/55R15と15インチが標準で付いてきます。
    これは車の低燃費化が進みタイヤの直径を大きくして走行距離を伸ばしたいのと、
    タイヤの幅を狭くすることで、路面からの抵抗を減らし、結果燃費が良くなるようにしているものと思います。

    軽自動車用タイヤサイズ別パターン設定表

    DUNLOP/ダンロップ
    エナセーブ EC203 エナセーブ RV504 ルマン4 LM704 エナセーブプレミアム
    155/65R13
    165/55R14
    145/80R13
    155/65R14
    165/55R15
    TOYO TIRE/トーヨータイヤ
    トランパスLuK ナノエナジー3 テオプラス DRB
    155/65R13
    165/55R14
    145/80R13
    155/65R14
    165/55R15
    BRIDGESTONE/ブリヂストン
    プレイズPX-C エコピアEX20C エコピアEX20CタイプH ネクストリー
    155/65R13
    165/55R14
    145/80R13
    155/65R14
    165/55R15
    YOKOHAMA TIRE/ヨコハマタイヤ
    レグノGRレジェーラ ブルーアースAE-01 エコスES31 ブルーアースRV-02
    155/65R13
    165/55R14
    145/80R13
    155/65R14
    165/55R15

    軽自動車用タイヤを比較するにあたって、もう1つ重要なポイントがあります。
    それは、軽自動車のタイプです。大きく分けると、アルト・ワゴンR・ミラ・ムーブ・Nワン・Nワゴンの様な
    普通の大きさの車とスペーシア・タント・ウェイク・N−BOX・デイズルークス等の背の高いミニバンタイプの車です。
    特にミニバンタイプの軽自動車は、基本的に純正タイヤサイズは155/65R14の物が多いのですが、
    グレードが低い車やインチダウンしている車は145/80R13を履いています。
    最近ネット上の書き込みを見ると、タントやN−BOXで145/80R13を履いていると、タイヤの寿命が極端に
    短いと言っている方を多く見ます。これはあまり車の乗り方には左右されず起こっているようです。
    解決策として155/70R13や165/70R13にサイズ変更を検討している方やアドバイスされている方を見受けますが、
    ぜひ155/65R14にしてみてください。問題が解決されるはずです。
    では、サイズ別のタイヤ比較とオススメをしていきたいと思います。

    155/65R13

    こちらのサイズラインナップですが大きく分けると3タイプに分けることが出来ます。

    スタンダードタイヤ
    テオプラス・ネクストリー・エコスES31

    エコタイヤ
    エナセーブEC203・ナノエナジー3・ブルーアースAE-01

    ミニバン用タイヤ
    エナセーブRV504・トランパスLuk

    の3タイプです。
    スタンダードタイヤはお財布に優しい価格重視のタイヤ。
    エコタイヤは低燃費性能が優れているタイヤ。
    ミニバンタイヤは背の高い車でもふらつきの少ないタイヤです。
    タイヤサイズが155/65R13ですと、もともとタイヤ1本の単価があまり高くありませんし、
    背の高い車も少ないのでエコタイヤがオススメです。

    165/55R14

    155/65R13と大きく違う点は、ルマン4(LM704)とレグノGRレジェーラが追加になります。
    165/55R14も155/65R13のインチアップサイズですので、背の高い車も少ないので基本的には
    エコタイヤがオススメですが、乗り心地、静かさを重視するならば、
    ルマン4(LM704)とレグノGRレジェーラもエコタイヤよりはお値段が高くなりますが、視野に入れてみてください。
    特に新発売のレグノGRレジェーラはさすがブリヂストンの商品です。
    お客様から高い評価を受けているようです。

    145/80R13

    こちらのサイズは、スタンダードタイヤ3種類エコタイヤ4種類と5サイズの中で1番種類が少ないサイズになります。
    こちらのサイズもタイヤ1本の単価があまり高くありませんので基本的にはエコタイヤがオススメですが、
    上記にも書きましたが、背の高いミニバンタイプの車は155/65R14にサイズ変更することをオススメいたします。

    155/65R14

    このサイズが1番バリエーションが豊富です。

    スタンダードタイヤ
    テオプラス・ネクストリー・エコスES31

    エコタイヤ
    エナセーブEC203・ナノエナジー3・ブルーアースAE-01・プレイズPX-C・エコピアEX20C

    ミニバン用タイヤ
    エナセーブRV504・トランパスLuk・エコピアEX20C タイプH・ブルーアースRV-02

    の他に、ハイブリット用のエコタイヤ、エナセーブプレミアムと乗り心地・静粛性に特化した
    ルマン4(LM704)とレグノGRレジェーラが追加になります。
    オススメは、アルト・ワゴンR・ミライース・ムーブなどの燃費が30Km以上のスペックを持つお車ならば、
    エナセーブプレミアムスペーシア・タント・ウェイク・N−BOX・デイズルークス等の背の高いミニバンタイプ
    の車であれば、ミニバン用タイヤがオススメです。165/55R15も基本的には155/65R15と一緒になります。

    まとめ
    ・軽自動車全般的には1本の単価があまり高くありませんので基本的にはエコタイヤがオススメです。
    ・背の高いミニバンタイプの車であれば、ミニバン用タイヤがオススメです。
    ・背の高いミニバンタイプの車は145/80R13はオススメではありません。
    ・燃費が30Km以上のスペックを持つお車ならば、エナセーブプレミアムがオススメです。(155/65R14限定)
    ・乗り心地、静かさを重視するならば、ルマン4(LM704)とレグノGRレジェーラがオススメです。