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スタッドレス交換すべき?プラットフォームとは?サインの見方や判断基準について徹底解説

スタッドレスを探していると必ず耳にするプラットフォームですが、「なんのために存在する?」「見方や判断基準は?」など、専門用語がよく分からずお困りの方も多いはず。

タイヤメーカーであるブリジストンが実施した一般ドライバー1000人に対する調査でも、約8割の方が知らないと答えています。

そこで今回は、スタッドレスに設置されているプラットフォームの内容や見方について詳しく解説していきます。

合わせて、スタッドレスの交換するべきタイミングもプロ目線で紹介していきますので、いつ交換すればいいか分からない方もぜひ参考にしてください。

プラットフォームってなに?

プラットフォームってなに?

プラットフォームとは、スタッドレスの残溝がどれくらいの状態になっているかを示すサインです。

冬タイヤとしての使用限度を表示しているため、プラットフォームの露出度によって「早急に交換しなければ危険」ということが分かるようになっています。

特に、今使用しているスタッドレスを使い始めてから年数が経っているのであれば、プラットフォームを確認し、スタッドレスの買い直しが早急に必要かどうか判断する必要があるでしょう。

冬タイヤの残溝基準を示すサイン

スタッドレスを探す上では、プラットフォームの内容をしっかりと理解しておくことが大切です。

スタッドレスの溝の深さは、各メーカー10mm前後のタイヤが多い傾向です。プラットフォームの露出は溝の深さが5mm程度に近づくと現れはじめ、50%摩耗した時点で表示される設定になっていますので覚えておきましょう。

プラスの情報として、本来タイヤの溝には明確な保安基準が設定され、溝の深さが1.6mm以下のタイヤを使用すると道路交通違反になります。

ということは、プラットフォームが露出したからといってすぐに法令違反になるわけではありません。

よって、「プラットフォームが見えても法令違反じゃないから大丈夫」という方もいますが、冬道の路面を走るのに適していない、冬タイヤとしての使用限度を迎えている危険なタイヤになりますので、早急に交換が必要と認識するようにしてください。

※注意すべきは、雪国など県によってはスタッドレスの残溝が50%以下は条例違反というケースもあります。

使用する地域の条例内容も念のため、チェックが必要です。

夏タイヤにプラットフォームはない

プラットフォームはスタッドレス限定のサインになり、夏タイヤには存在しません。

夏タイヤには、「スリップサイン」と呼ばれるものが搭載されています。このスリップサインが夏タイヤの残溝を示すサインです。

ちなみに、スタッドレスにもスリップサインは搭載されています。
とても紛らわしいのですが、「タイヤの使用限度を示すスリップサイン」「冬タイヤの使用限度を示すプラットフォーム」といった形で意味合いが変わる形です。

「プラットフォーム」と「スリップサイン」の違いはタイヤの知識として覚えておいてください。

詳しくは「プラットフォームとスリップサインの違い」で解説しています。

プラットフォームはどこにある?

プラットフォームはどこにある?

プラットフォームは、スタッドレスのサイドウォール(側面)を見ると設置してある場所が分かるようになっています。
側面に「矢印」が記載され、その延長線上を辿っていくとプラットフォームが溝の間に設定されているでしょう。

形は四角のような突起物になっていて、表面には細かな溝が複数入っているものがプラットフォームです。

基本的に1本のスタッドレスに4カ所のプラットフォームがあります。

チェックする際は、必ず全ての場所を確認し、4カ所共に露出がないか確認が必要です。

1ヶ所だけ摩耗している場合も、冬タイヤの使用限度を超えていることになりますので、注意して確認してください。

メーカーによっては、プラットフォームを示す矢印だけでなくアイコン表示(雪だるまなど)も付いている場合もあります。場所が分からない場合は、購入店に確認するのがベストです。

プラットフォームの見方と判断基準

プラットフォームの見方と判断基準

知識が少ない方は、自分のチェック方法や判断が正しいか不安になるかと思います。ここでは、プラットフォームの見方や簡単なチェック方法、判断基準について詳しく見ていきます。

安全に冬シーズンを過ごすためには定期的にチェックが必要なので、正しい見方は覚えておきましょう。

プラットフォームの露出度をチェック

見方はいたって簡単で、プラットフォームがどれだけ見えているか(露出しているか)をチェックします。

プラットフォームが溝と同じラインまで露出していれば、「溝を50%摩耗している」状態です。

この状態であれば使用限度を超えていますので、早急に交換の判断をしてください。

ただし、なんとなくプラットフォームの見方に自信が持てない方もいると思います。

そんな時は「タイヤ溝測定ゲージ」と呼ばれる専用機を使用すれば、正確な状態が分かるので、もし細かく計測したい方は購入するのがベストでしょう。

タイヤ溝測定ゲージ

参考:Amazon

また、「100円硬貨」を使って簡易的なチェックも可能です。

方法としては、「100」が刻印されている面を手前にし、「1」が書いてある方向から溝に入れていきます。

「1」は硬貨の縁から5mmの位置に刻印されているため、溝に入れた際に「1」がすっぽり隠れてしまえば、使用限度の5mmよりも溝が残っているといえます。

反対に「1」が露出してしまうのであれば、溝の深さが5mm以下になっている形です。

「100円硬貨」を使った簡易的な残溝チェック

簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

スタッドレスのプラットフォームは何ミリで交換すべき?

プラットフォームが完全に露出していれば交換の判断をしやすいですが、「プラットフォームの露出まで数ミリ残っている時」は判断に困ってしまう方も多いと思います。

「プラットフォームまで○○ミリで交換」とする明確な基準はなく、使用する環境・頻度・商品・車両の種類によって溝の減るスピードに差がでてしまうため、一概には基準を設けられない形です。

ただし、整備工場やタイヤショップによっては「プラットフォームまで残り2mm」で交換を推奨しているケースがあります。

プラットフォームまで残り2mmの状態は、大体30%程度摩耗していることになり、この段階から冬用タイヤとしての性能が低下してくると言われています。

一つの交換目安として覚えておくとよいでしょう。

プラットフォームとスリップサインの違い

プラットフォームとスリップサインの違い

上記写真がスリップサインです。プラットフォームとスリップサインは非常に紛らわしい項目なので、ここで整理しておきます。

項目 プラットフォーム スリップサイン
設置 スタッドレスのみ スタッドレスと夏タイヤの両方
サインの内容 冬用タイヤとしての使用限度 タイヤ自体の使用限度
条例 基本的には5mm以下(50%の摩耗)のタイヤは条例違反にはならない 1.6mm以下のタイヤは条例違反になる
場所を示す表示方法 タイヤの側面に矢印表示(アイコン付きも有) タイヤの側面に印表示(△表示など)
形状 溝の間にある突起物で細かな溝が表面に入っている 溝の奥にある突起物

混同しないようにそれぞれのポイントを抑えておき、車の点検時は履いているタイヤの種類に合わせて、プラットフォームとスリップサインを確認してください。

スタッドレスタイヤを交換すべきタイミング

スタッドレスタイヤを交換すべきタイミング

スタッドレスの交換が必要なのか判断するには、プラットフォーム以外にもチェックすべき項目があります。

下記の項目は全て点検すべき箇所になりますので、合わせて覚えておきましょう。

スタッドレスの使用年数と製造年数

スタッドレスタイヤの平均寿命は、3年〜4年の設定になっています。
注意すべきは使用をスタートしてからの年数ではなく、製造してからの年数になる点です。

スタッドレスはゴムで作られた製品になるため、使用していなくても経年劣化が進んでいきます。年数のカウントを間違えてしまえば、本来の性能を発揮せず使用中のトラブルに繋がり、思わぬ事故になる可能性もあるので注意してください。

したがって、購入するときはスタッドレスの製造年月日の確認が大切です。
確認方法は、タイヤの側面に必ず「2412」といった四桁の数字が書かれていますので、チェックしてください。

最初に書かれている2つの数字が製造された週、後ろの2つの数字が製造年になっています。

タイヤの製造年月日の確認方法

参考:ブリヂストン

上記の「2412」を例にすると、2012年の24週目に製造された形です。重要な表示になりますので覚えておきましょう。

スタッドレスの走行距離

スタッドレスの走行距離の限度は、1万〜1.5万kmが目安とされています。当然、走行すればするほどタイヤは摩耗していきますので、使用年数や劣化よりも先に、走行距離次第で交換の判断が必要になるケースもあるでしょう。

使用してからどれくらいの距離を走っているかが分かるように、記録を残しておくのがベストです。

もし中古のスタッドレスを検討している場合、製造年月日や溝の状態は確認できても走行距離までは確認できないケースがほとんどです。

中古はどうしても見た目だけではわからないリスクがあるので、信頼できるお店で購入するようにしてくださいね。

スタッドレスのひび割れや硬さなど劣化具合

スタッドレスの劣化具合のチェックも欠かせません。

劣化が進んでいる場合、タイヤの表面にヒビ割れがある・タイヤが硬化しているなどの現象が発生しています。
それぞれの現象が出てしまうと、以下の危険性が考えられます。

● 走行中にバーストする可能性がある
● 柔軟性がなくなり、冬道で本来の性能を発揮しなくなる

ひび割れは目視で確認しやすいですが、硬化については専門家でなければ判断しにくい項目です。
硬度計を置いている整備工場やショップであれば、スタッドレスの硬さをチェックできます。

よくある質問

よくある質問

最後に、プラットフォームに関するよくある質問にお答えしていきます。

  1. スタッドレスタイヤのプラットフォームがギリギリになっても使える?
  2. スタッドレスのプラットフォーム露出まで残り2mmでも使える?
  3. プラットフォームが露出したスタッドレスは夏タイヤとして使える?

1.スタッドレスタイヤのプラットフォームがギリギリになっても使える?

スタッドレスのプラットフォームが露出するギリギリのラインになっている場合は、早急にタイヤ交換をした方がよいでしょう。

基本的に、プラットフォームが露出する(50%程度摩耗している)状態は早急に交換が必要になります。
また、プラットフォームの露出まで2mm程度の状態も交換を推奨するラインです。

したがって、ギリギリの状態であればスタッドレスが冬道を走行するのに適していないタイヤといえますので、交換をするようにしてください。

2.スタッドレスのプラットフォーム露出まで残り2mmでも使える?

スタッドレスのプラットフォームが露出するまで残り2mm(30%摩耗している)は、交換が推奨される一つの目安になります。

一般的に、スタッドレスの摩耗が30%程度進むと冬道を安全に走る性能が低下すると言われていますので、交換しておくのが最も安全な判断です。

すぐに交換が難しくても、近い時期に交換する予定を決めて、新しいスタッドレス探しをするなど行動しておくようにしてください。

3.プラットフォームが露出したスタッドレスは夏タイヤとして使える?

プラットフォームが露出しているスタッドレスは、「冬タイヤとして使用限度を超えた」タイヤです。
したがって、タイヤ自体の使用限度を超えているわけではないため、原則的には夏タイヤとして使用できることになります。

ただし、ドライ路面やウェット路面の走行に適しているかは別問題です。

本来、スタッドレスは硬くなりにくい、柔軟性のあるゴムで作られています。
雪や氷の上で密着してグリップ力を強化する構造としては最適ですが、通常の路面では柔らかすぎることでグリップ力の低下を引き起こします。

さらに、排水性が弱いスタッドレスでウェット路面を走行した場合、制動性能が落ちて止まれず、事故につながるケースもあります。

プラットフォームが露出したスタッドレスを夏タイヤとして使うのは止めておきましょう。

まとめ:スタッドレスタイヤは冬が来る前に買っておこう

スタッドレスタイヤは冬が来る前に買っておこう

プラットフォームについて、まとめると以下のとおりです。

●プラットフォームはスタッドレスの残溝がどれくらいの状態になっているかを示すサイン
●スタッドレスの溝の深さはだいたい10mm前後で、50%(5mm程度)摩耗した時点で現れる
●プラットフォームが出ても法令違反ではないが(法令違反は溝の深さが1.6mm以下)、スタッドレス機能としては限界
●ノーマルタイヤにはない

スタッドレスは、いざ雪が降ってから交換しようと思っても欲しい商品の在庫がなく、すぐに装着できないケースがあります。
本格的な冬が到来する前に、早めの冬支度をしておきましょう。

タイヤワールド館ベストが運営するオンラインショップであれば、国内から海外メーカーまで幅広いラインナップを揃え、常に在庫も豊富に取り揃えています。
自宅にいながら、簡単にあなたの車に適したスタッドレスを見つけ出せるはずです。

指定車種から適合するスタッドレスを探すこともできるので、タイヤの知識が少ない方でも「見つけやすい」と大好評です。

タイヤの取り付けもネット上から手配可能で、住んでいる地域から近い提携店での予約も合わせてできます。

時間がない方でも手軽に手配ができますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

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【タイヤメーカー5社】スタッドレスタイヤの価格を徹底比較!選ぶ際のポイントも解説

「スタッドレスタイヤの価格を知りたい」
「人気のあるスタッドレスタイヤの価格を一覧で比較してみたい」
「できるだけ安くスタッドレスタイヤを購入したい」

このように考えていませんか?
スタッドレスタイヤは高いので、できるだけお得に購入したいですよね。
本記事では、人気タイヤメーカー5社のスタッドレスタイヤの価格を比較します。

価格で選ぶ際のポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

主なタイヤメーカーのスタッドレスタイヤ

ブリヂストンのスタッドレスタイヤの価格を比較

今回は、こちらの5つのタイヤメーカーもスタッドレスについて見ていきたいと思います。みなさん聞いたことはあるのではないでしょうか。

  1. ブリヂストン
  2. ダンロップ
  3. ミシュラン
  4. トーヨータイヤ
  5. ヨコハマタイヤ

それぞれのメーカーのスタッドレスブランドは以下の通りです。

メーカー名 スタッドレスブランド名
ブリヂストン ブリザック
ダンロップ ウィンターマックス
ミシュラン X-ICE(エックスアイス)
トーヨータイヤ ガリット/オブザーブ
ヨコハマタイヤ アイスガード

それではで詳しく見ていきましょう。

1.ブリヂストンのスタッドレスタイヤの価格を比較

ブリヂストンのスタッドレスタイヤの価格を比較

まずは、ブリヂストンのおすすめスタッドレスタイヤの価格を比較します。

スタッドレスタイヤ 最安値 最高値
BLIZZAK VRX3 8,000円 89,800円
BLIZZAK VRX2 5,850円 45,290円
BLIZZAK DM-V3 12,490円 41,100円

ブリヂストンのブリザックシリーズはブリヂストンの大人気スタッドレスタイヤです。国産の中でもブリヂストン製は特に信頼が厚く、日本でスタッドレスを履いている車の2台に1台がブリザックを使用しているといわれています。

主なブリザックシリーズは以下の3つです。

  1. ブリザックVRX3(プレミアム)
  2. ブリザックVRX2(スタンダード)
  3. ブリザックDM-V3(SUV用)

順に詳しくみていきましょう。

BLIZZAK VRX3

BLIZZAK VRX3

ブリヂストン公式サイトへ

VRX3はブリヂストンが2021年に発売したシリーズ最新作です。BLIZZAK もともと人気の高かったBLIZZAK VRX2をさらに改良し、ほぼ完璧といえるスタッドレスタイヤを完成させました。

VRX2よりも氷上性能が20%アップし、3年までしか品質保証ができないスタッドレスが多い中でなんと4年保つと発表。

買い替えた方からは「走る、止まる、曲がると言う基本性能がこんなに違うものかとびっくりです」と驚きの声が上がっています。
ブリヂストンの最高傑作が気になる方は、ぜひタイヤワールド館ベストのサイトからお得に購入してみてください。

BLIZZAK VRX2

BLIZZAK VRX2

ブリヂストン公式サイトへ

2017年発売のBLIZZAK VRX2は、VRX3が売り出された後も変わらない人気を誇っています。根強いファンが多く性能もかなり良いため、VRX3より価格が抑えられるVRX2をあえて選ぶ方もいます。

実際に購入した方からは「走行音が静か」「しっかりグリップしてくれる」と良い口コミばかりです。

高性能なブリヂストンのスタッドレスを買ってみたい方はVRX2を試してみるのもありでしょう。

BLIZZAK DM-V3

BLIZZAK DM-V3

ブリヂストン公式サイトへ

BLIZZAK DM-V3はブリヂストンのSUV専用タイヤです。SUVは普通車よりタイヤの外側に負荷がかかりやすいという欠点があります。

DM-V3は接地面積を広げることでグリップ力をさらに増し、SUVの欠点を補いました。さらに長持ちしやすいデザインになっているので、費用対効果も良いスタッドレスタイヤです。

2.ダンロップのスタッドレスタイヤの価格を比較

ダンロップのスタッドレスタイヤの価格を比較

続いてダンロップのスタッドレスタイヤの価格を比較していきましょう。

スタッドレスタイヤ 最安値 最高値
WINTER MAXX03 8,030円 79,800円
WINTER MAXX02 4,220円 50,600円
WINTER MAXX SJ8+ 12,090円 50,100円

ダンロップのスタッドレスはウィンターマックスシリーズで、混ぜ物が少ない高密度ゴムを採用することで摩耗を抑え、長期にわたり高いパフォーマンスを維持できます。

SUVユーザーさんは、氷に強いスタッドレスならウィンターマックス3、雪に強いスタッドレスはウィンターマックスSJ8+がおすすめです。以下で特徴を詳しく見ていきましょう。

主なウィンターマックスシリーズは以下の3つです。

  1. ウィンターマックス3(プレミアム)
  2. ウィンターマックス2(スタンダード)
  3. ウィンターマックスSJ8+(SUV用)

WINTER MAXX03(ウィンターマックス3)

ウィンターマックス3

ダンロップ公式サイトへ

WINTER MAXX03(ウィンターマックス3)は凍結路面でしっかり止まるタイヤが欲しい方におすすめしたいスタッドレスタイヤです。

WINTER MAXX02よりも以下のとおり性能がアップしました。

● 氷上ブレーキ性能22%アップ
● 氷上コーナリング性能11%アップ
● 摩耗後の氷上ブレーキ性能36%アップ

おかげで日本全国で満足度95%を達成しています。

WINTER MAXX02(ウィンターマックス2)

ウィンターマックス2

ダンロップ公式サイトへ

WINTER MAXX02(ウィンターマックス2)は、家計のことを考慮して長持ちするスタッドレスタイヤを購入したい方にぴったりです。

特にロングライフ性能に自信があり、4年は使えると公表しています。実際に使用した方からは「価格も安く、乗り心地や雪道走行も問題なくコスパがいいと感じた」という口コミが届いています。

コストパフォーマンスに優れたスタッドレスタイヤをお求めの方にお勧めしたいタイヤです。

WINTER MAXX SJ8+(ウィンターマックスSJ8プラス)

ウィンターマックスSJ8プラス

ダンロップ公式サイトへ

ダンロップのウィンターマックスSJ8プラスはSUV専用タイヤで、滑る前にすばやく路面に密着して早く止まります。豪雪地帯に適しているスタッドレスタイヤです。

従来品と比べて効き持ち性能がかなり上がったので、最後まで安心して使えます。

SUVでも深雪でも走れるスタッドレスタイヤをお探しの方は、WINTER MAXX SJ8+を選びましょう。

3.ミシュランのスタッドレスタイヤの価格を比較

ミシュランのスタッドレスタイヤの価格を比較

ミシュランのスタッドレスタイヤの価格を比較してみます。

スタッドレスタイヤ 最安値 最高値
X-ICE SNOW 11,700円 81,600円
X-ICE XI3 9,050円 12,990円
X-ICE SNOW SUV 24,700円 93,200円

ミシュランのX-ICEは、ゴムの表面の凹凸が再生され続ける新技術を使って、長い間安全性を保ちながら使えるスタッドレスタイヤを実現しました。スタッドレスシリーズは「X-ICE(エックスアイス)」です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

  1. X-ICE SNOW(プレミアム)
  2. X-ICE XI3(スタンダード)
  3. X-ICE SNOW SUV(SUV用)

X-ICE SNOW(エックスアイス スノウ)

X-ICE SNOW(エックスアイス スノウ)

ミシュラン公式サイトへ

X-ICE SNOWはロングライフ性能が自慢のスタッドレスタイヤです。

50%摩耗した状態でもトレッドパターンが消えないので、いつまでもスタッドレスタイヤの性能が落ちません。

雪道でしっかり止まるタイヤを探しているなら、X-ICE SNOWを検討してみましょう。

X-ICE XI3

X-ICE XI3

ミシュラン公式サイトへ

X-ICE XI3は以下の3つの特徴があります。

● 氷上でしっかり止まるアイスブレーキ性能
● 路面への圧力を均等に伝えるマックスタッチで偏摩耗を防ぐ
● 多方向へのエッジ効果を発揮するバリアブルアングルサイプ

走りにくいシャーベット路面でも効果を発揮するので、安心して運転できます。

X-ICE SNOW SUV

X-ICE SNOW SUV

ミシュラン公式サイトへ

SUVとクロスオーバーのために作られたスタッドレスタイヤです。

他のX-ICEシリーズ同様、しっかり止まるための工夫が詰まったトレッドパターンがいつまでも消えません。

SUVに起こりやすい偏摩耗も防ぐ作りになっているので、最後まで安全性を保てます。

4.トーヨータイヤのスタッドレスタイヤの価格を比較

トーヨータイヤのスタッドレスタイヤの価格を比較

続いてトーヨータイヤのスタッドレスタイヤの価格を比較します。

スタッドレスタイヤ 最安値 最高値
OBSERVE GIZ2 6,100円 49,200円
Winter TRANPATH TX 8,700円 28,500円
OBSERVE GSi-6 14,100円 38,400円

トーヨータイヤのスタッドレスタイヤは国産の中ではお手頃価格で購入できるものが多いです。購入者からは「安定感があってコスパがいい」と好評です。

トーヨータイヤのおすすめ3本を詳しく見ていきましょう。

  1. オブザーブGIZ2(プレミアム)
  2. ウィンタートランパスTX(ハイト系)
  3. オブザーブGSi-6(SUV用)

OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズ2)

OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズ2)

トーヨータイヤ公式サイトへ

OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズ2)はアイス路面への密着性を高める、新開発の「持続性密着ゲル」が特徴的です。

密着効果を高めることで、トーヨータイヤならではの「吸着クルミゴム」がさらに氷に強くなりました。グッドデザイン賞を受賞したOBSERVE GIZ2を、ぜひ一度試してみてください。

Winter TRANPATH TX(ウィンタートランパスTX)

Winter TRANPATH TX(ウィンタートランパスTX)

トーヨータイヤ公式サイトへ

Winter TRANPATH TX(ウィンタートランパスTX)はふらつきを抑えた安定感のある走りを実現した、ハイト系専用のスタッドレスです。安定感を売りにしているだけあって「雪の無い高速もふらつき感も無く走り、雪道も滑ることも無く走りました」との口コミが寄せられています。

「ハイト系」をターゲットにしたスタッドレスはトーヨータイヤならではで、素敵な着眼点ですよね。

車高が高いのでふらつきやすいと悩んでいる方におすすめしたい1本です。

OBSERVE(オブザーブ)GSi-6

OBSERVE(オブザーブ)GSi-6

トーヨータイヤ公式サイトへ

OBSERVE(オブザーブ)GSi-6はトーヨータイヤのSUV・CCV専用スタッドレスです。濡れた路面でもしっかり曲がれるようグリップ力を高めたトレッドパターンが特徴です。

雪道だけでなく、雨や晴れの日でも安定感のある走りが期待できます。

5.ヨコハマのスタッドレスタイヤの価格を比較

ヨコハマのスタッドレスタイヤの価格を比較

ヨコハマのスタッドレスタイヤの価格を以下のとおり比較します。

スタッドレスタイヤ 最安値 最高値
iceGUARD7 11,400円 126,700円
iceGUARD6 7,700円 39,840円
iceGUARD SUV G075 14,200円 106,400円

ヨコハマタイヤのスタッドレスはiceGUARD(アイスガード)シリーズで、車内で快適に過ごしたり、街中で騒音を立てないように配慮しているところがポイントで、根強い人気を誇っています。

特におすすめしたい3つのスタッドレスタイヤを見ていきます。

  1. アイスガード7(プレミアム)
  2. アイスガード6(スタンダード)
  3. アイスガード SUV G075(SUV用)

iceGUARD7(アイスガード7)

iceGUARD7(アイスガード7)

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iceGUARD7(アイスガード7)はアイスガードシリーズの最大のエッジ量で、雪道に強い最強のスタッドレスタイヤを実現した最新作です。
歴代のゴムより進化した「ウルトラ吸水ゴム」は従来品より雪や氷をしっかり掴むように作られています。

AI技術を活用して製品開発を行った、という点も注目ポイントです。

iceGUARD6(アイスガード6)

iceGUARD6(アイスガード6)

ヨコハマ公式サイトへ

iceGUARD6(アイスガード6)はウェット性能と相反する低燃費性能も実現した、高性能なスタッドレスタイヤです。静粛性にも配慮しているので、車内で快適に過ごせます。
もちろん氷上性能もばっちりです。

iceGUARD(アイスガード) SUV G075

iceGUARD(アイスガード) SUV G075

ヨコハマ公式サイトへ

SUVに特化したiceGUARD(アイスガード) SUV G075は低燃費で長持ちするスタッドレスです。「スーパー吸水ゴム」が雪道での安全性を高めます。

さらに、都市型SUVの増加にも対応した、静かに走れるスタッドレスタイヤとなっています。

価格でスタッドレスタイヤを選ぶポイント

価格でスタッドレスタイヤを選ぶポイント

価格を見てタイヤを選ぶ際は、次のポイントを念頭において検討しましょう。

● 安いタイヤは耐久性・安全性を確認する必要がある
● 高いタイヤは結果的にコストパフォーマンスが優れている

それぞれ説明します。

安いタイヤは耐久性・安全性を確認する必要がある

安いタイヤは耐久性・安全性に気をつけて購入する必要があります。1〜2年で摩耗して使えなくなるケースがあるからです。

4年以上使えるスタッドレスタイヤと比べると、結果的にコストパフォーマンスが悪くなることもあるので、注意しましょう。

価格が高いタイヤは結果的にコストパフォーマンスが優れている

価格が高いタイヤは、長持ちして結果的に費用対効果が良くなることが多いです。2年で交換していたタイヤを4年使えるものにしたら、履き替えの手間も省けます。

性能が良いので安心してカーブを曲がれるようになり、運転に対する心理的ハードルも下がります。

雪道での運転に慣れていない方ほど、性能を重視して選ぶべきです。

スタッドレスタイヤの価格についてよくある質問

スタッドレスタイヤの価格についてよくある質問

スタッドレスタイヤの価格についてよくある質問をまとめました。

● スタッドレスタイヤ4本の相場はいくらくらい?
● スタッドレスタイヤとノーマルタイヤはどちらが高い?
● 海外製のほうがコストパフォーマンスがいい?
● 中古スタッドレスの安全性はどうですか?

それぞれ回答します。

スタッドレスタイヤ4本の相場はいくらくらい?

スタッドレスタイヤ4本の相場はタイヤサイズにもよりますが、13インチなら3万5,000円程度、15インチなら4万〜8万円が相場でしょう。

たとえば、ブリザックVRX3の主な車種の金額は以下の通りです。1本あたりの価格は8,000円〜10万100円とサイズによって大きく変わり、12インチなら8,000円で購入できたものが20インチになると10万円になります。(金額は執筆時のものとなりますので、最新版は商品ページからご確認ください。)

車種 サイズ 金額(1本)
軽自動車 155/65R14 13,700円~
コンパクトカー 195/65R15 21,000円~
ミニバン 215/65R16 32,200円~

さらに作業工賃もかかるので、余裕を持って予算を用意しておきましょう。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤはどちらが高い?

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤを比較すると、スタッドレスタイヤのほうが価格は高いです。

ノーマルタイヤより複雑な技術を駆使して、本来クルマの走行には向かない悪路でも走れるように作られているからです。

ただし、事故を起こした場合の費用よりはかなり抑えられます。安全に雪道を走りたいなら、スタッドレスタイヤを必ず装着しましょう。

海外製のほうがコストパフォーマンスがいい?

海外製のスタッドレスタイヤは安く見えますが、タイヤの摩耗が早かったり、ブレーキが効きにくかったりと、安全性に疑問符が付くものも中にはあります。

長く安全に使いたいなら、国産のスタッドレスタイヤから選んだほうが無難といえるでしょう。

中古スタッドレスの安全性はどうですか?

中古のスタッドレスは、カーショップやオークション、フリマショップなど多方面のルートから購入が可能ですが、状態は様々です。タイヤに詳しくない場合は避けるのが無難ですが、目利きに自信アリなら検討しても良いでしょう。

新品で購入するよりも圧倒的にコストを抑えることができるため、特に、寒冷地に住んでいない都会ユーザーであれば、検討する価値があります。

中古市場には、在庫保管されていた旧モデルが未使用品として出回ることも多く、そのようなタイヤであれば、比較的リスクを取らずにお得に購入することができます。

適正に保管されていた未使用タイヤであれば、3年経っても性能の劣化は見られないといったデータもあり、中古とはいえ「製造年式が新しい」「溝が深く残っている」など使用に全く問題ない商品であれば「安全に使えるスタッドレス」と言えるでしょう。

中古のスタッドレスについて詳しくは【中古のスタッドレスタイヤは危険?プロが教える選び方と注意点を解説】の記事も参考にしてみてください。

スタッドレスタイヤの価格まとめ

スタッドレスタイヤの価格まとめ

今回はタイヤメーカーごとのスタッドレスタイヤの価格を比較してみました。

どのメーカーも長年研究しており、どれを選ぶかは、好みで決めてしまって問題ないかと思います。

できるだけお手頃価格で国産スタッドレスを購入したいなら、タイヤワールド館ベストでの購入がオススメです。「安いのに対応が良かった」「他のところと比較して一番安かった」
このような口コミをいただいております!

宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約4,000の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。

気になるスタッドレスタイヤが見つかったら、当サイトからの購入を検討してみてください。

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タイヤローテーションは長持ちの秘訣!スペアタイヤや4WDについても解説

タイヤは車の中でも重要な部品の一部です。

タイヤを少しでも長持ちさせ、経済的に使いたいのなら、タイヤのローテーション(位置交換)が重要になります。
「ローテーションって何?」「位置交換はどうすればいいの?」
と思うお客様へ向けて、本日はタイヤローテーションについて詳しく解説していきます。

タイヤローテーションとは?

タイヤローテーションとは?

参考:グッドイヤー

タイヤは同じ位置のまま長期間使用していると、前輪と後輪で摩耗の進行具合が違ったり、偏った摩耗(偏摩耗)を起こしてしまいます。

これらを予防するために鍵となるのが、「タイヤの定期的な位置交換(ローテーション)」です。

タイヤローテーションは4本で行う場合と、スペアタイヤを入れた5本で行う場合があります。

タイヤのローテーションすることで均一に摩耗させることができ、タイヤが長持ちしますので、定期的にローテーションを行ないましょう。

タイヤローテーションのタイミング

タイヤのローテーションは、5000km~1万kmに一度が目安です。
お店でタイヤ交換を行う場合、たいていはローテーションを行ってくれますが、心配な場合はタイヤローテーションをしてほしい旨を、念のため伝えましょう。

また、お店でタイヤ交換をする場合、たいていはこのような位置表示シールを貼ってくれます。

ベストの位置表示シールはこちらです。

タイヤローテーション時の位置表示シール

スタッドレスタイヤが必要な地域なら、タイヤ交換は年に2回チャンスがあるはずです。
余計な出費をしないために、お店で交換するタイミングはタイヤのローテーションを行いましょう。

ご自分でタイヤ交換をする際には、外したタイヤにガムテープなどを貼って、「右前」「左後」などと、装着していた位置がわかるようにして保管しておくことがポイントです。

こうすることで次回のタイヤ交換時に、ローテーションを意識した適切な位置にタイヤを脱着することができます。

タイヤローテーションを行うメリット

タイヤローテーションを行うメリット

タイヤローテーションを行うメリットは、タイヤの摩耗を均一化させ、トータルでタイヤを長持ちさせることができることです。

通常、フロントタイヤはショルダー部が減りやすく、後輪駆動車は、リヤタイヤのセンター部分の摩耗が進みます。

偏摩耗例

参考:グッドイヤー

また、FF車は、フロントのタイヤが駆動輪と操舵輪を兼ねているため負担が大きく、リアタイヤの寿命に比べて1/2~1/3ともいわれています。

タイヤローテーションのやり方とポイント

タイヤローテーションのやり方とポイント

タイヤローテーションは、車の駆動によって違います。一覧にすると以下の通りですが、言葉だけだとわかりにくいと思いますので、それぞれグッドイヤーのページを参考に詳しく図で見ていきましょう。

駆動 前輪 後輪
FF車 そのまま後輪へ 左右を入れ替えて前輪に移動
FR車・
4WD車
前輪は左右を入れ替えて後輪に移動 そのまま前輪へ
回転方向指定
のあるタイヤ
そのまま後輪へ そのまま前輪へ

FF車のポイント

FF車のポイント

タイヤローテーションのポイントは以下の通りです。

  1. 非駆動輪(後輪)のタイヤをクロスに入れ替える
  2. 「前輪を後輪」に「後輪を前輪」に入れ替える

FF車のタイヤローテーションの目安

5000km~1万kmが基本です。

FR車の場合

FR車のポイント

  1. 非駆動輪(前輪)のタイヤをクロスに入れ替える
  2. 「前輪を後輪」に「後輪を前輪」に入れ替える

RV車のタイヤローテーションの目安

5000km~1万kmが基本です。

4WDの場合

四輪すべてが駆動輪である四駆では、前輪と後輪で減り方に違いが出にくいためローテーションが必要ないように思えますが、実はそうではありません。

確かに発進や加速時などには、ほぼ均等に前輪・後輪が駆動するため減り方も均等になります。

しかし、切り返しや方向転換する際には、ハンドルの操舵輪である前輪に大きな摩擦が生じるため、前輪の減りが早くなってしまう傾向があります。

そのため、4WD車もタイヤを長く使うためにローテーションをしましょう。

4WD車のタイヤローテーションは一般的にはFR車と同様の手順です。

4WD車のポイント

  1. 非駆動輪(前輪)のタイヤをクロスに入れ替える
  2. 「前輪を後輪」に「後輪を前輪」に入れ替える

4WD車のタイヤローテーションの目安

FF車やFR車と同じように5000km~1万kmが基本です。

RV車などはスペアタイヤも一緒にローテーションしよう

FR車のポイント

RV車などでスペアタイヤも同サイズのクルマは、5本のタイヤでローテーションスケジュールを組みましょう。

RV車のタイヤローテーションの目安

FF車やFR車と同じように5000km~1万kmが基本です。

方向指定があるタイヤの場合

方向指定があるタイヤの場合

  1. 「前輪を後輪」に「後輪を前輪」に入れ替える

方向指定があるタイヤを逆向きに装着すると、タイヤノイズやグリップの低下など、本来のタイヤの性能を発揮できなくなってしまうので、注意が必要です。

また、新品タイヤの装着時は、扁摩耗や摩耗のくせがつく前に、早めにローテーションを行うと、より良好なコンディションをキープすることができます。

まとめ

本日はタイヤの位置交換(ローテーション)についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたか?

タイヤは同じ位置のまま長期間使用していると、前輪と後輪で摩耗の進行具合が違ったり、偏った摩耗(変摩耗)を起こしてしまいます。
これらを予防するには「定期的なタイヤローテーション」を行なわなければなりません。

ローテーションをすることで均一に摩耗させることができタイヤが長持ちしますので、定期的にローテーションを行ないましょう!

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columns タイヤ交換 タイヤ知識

【保存版】タイヤ交換時期の目安は?寿命を延ばす6つのコツも紹介

タイヤは定期的に交換する必要がありますが、いつ交換すべきか迷ってしまうものでもあります。
「3万キロ走ったら交換」「4〜5年で交換」と言われることもありますが、必ずしも走行距離や使用年数だけでは判断できません。
では、何を基準に判断したら良いのでしょうか?

この記事では、タイヤ交換時期のわかりやすい判断方法を3つご紹介。タイヤの寿命を延ばすために普段からできることについても解説します。

タイヤの交換時期を判断する3つの方法

タイヤチェック

まずは、タイヤを交換すべきか判断する際に役立つ3つのチェックポイントについて解説します。

①「スリップサイン」をチェックする

スリップサインとは、タイヤの摩耗の進行具合を示すサインのこと。具体的には、タイヤの溝の底にある盛り上がった部分を指します。タイヤの表面がすり減り、残り溝が1.6mm以下になると目視で確認できるようになります。

タイヤのスリップサイン

スリップサインは一本のタイヤに複数箇所(4~9ヶ所)設けられています。タイヤ側面の「▲」の目印の延長線上にスリップサインがあるので、ご自身の車で確認してみましょう。

どこか一ヶ所でもスリップサインが見えていれば、タイヤがスリップしやすい状態と判断できます。
道路運送車両法の保安基準で、タイヤの溝は「いずれの部分においても1.6mm以上」と定められています。スリップサインが見えていれば「整備不良」となり、車検は通りません。

走行中にスリップする危険性も高まるため、スリップサインが見えていたらすぐに交換する必要があります。

タイヤスリップサイン例

一方で、タイヤの溝が1.6mm以上あっても安全とは言い切れません。制動距離(ブレーキをかけてから完全に停止するまでの距離)が長くなる、残り溝4mm以下での交換をおすすめします。

②スタッドレスタイヤは「プラットホーム」も確認する

スタッドレスタイヤにはスリップサインと同様、スタッドレス性能の限界を示す「プラットホーム」というサインがあります。プラットホームが見える状態になった場合、そのタイヤはスタッドレスタイヤとしての機能を果たさなくなったことを示します。

スタッドレスタイヤのプラットホーム

プラットホームはあくまで「冬用のタイヤ」としては使えないことを示すもの。プラットホームが見えている状態でも、スリップサインが出ていなければ夏用タイヤとして履き続けることはできます。

しかし、これまで冬用タイヤとして利用してきた場合には、プラットホームが出た段階で新しいスタッドレスタイヤへの交換が必要です。

③ゴムの劣化もタイヤの交換時期サイン

製造から年数が経過したタイヤは、ゴムが経年劣化して固くなってしまいます。溝の摩耗に関わらず、見た目ではわからない劣化が進んでいる可能性があるのです。

製造されてから5年以上経っているものはタイヤ販売店で点検し、引き続き使えるかどうか確認してください。もし製造から10年以上経っている場合は、走行距離にかかわらず交換するのが良いでしょう。

製造年を確認したい場合は、タイヤの側面にある4桁の数字を確認してください。最初の2桁が製造週、つぎの2桁が製造年を表しています。

タイヤの製造年月日

上の画像には「3021」という記載があります。このタイヤは、2021年の第30週(7月中旬~下旬ごろ)に製造されたものだとわかります。

製造年以外にも、タイヤを見て以下のような状態が見つかれば交換が必要です。ご自身の車で確かめてみましょう。

偏摩耗(ある部分だけが異常に摩耗している状態) 偏摩耗
側面に目立つひび割れ(クラック)や切り傷がある 側面に目立つひび割れ(クラック)
側面の一部がぷくっと膨れている 側面の一部がぷくっと膨れている
タイヤに針やガラスなどの異物が刺さっている タイヤに針やガラスなどの異物が刺さっている

【注意】タイヤ交換を怠るとこんなに危険!

ここまで、タイヤの交換時期を判断する3つのポイントをご紹介しました。あなたの車のタイヤはどんな状態でしたか?

タイヤ交換は費用も時間もかかるものですが、だからといってタイヤ交換を怠るのは非常に危険です。
タイヤ交換をしないとどんなことになってしまうのか、具体例を2つご紹介します。

走行性能が変わって事故の危険性が高まる

本来交換が必要なタイヤのまま走行していると、事故の危険性が高まります。
例えば、溝がすり減ったままのタイヤをつけて走行すると、タイヤのグリップ力が落ちてスリップしやすくなります。濡れた道路ですべりやすくなったり、ブレーキが効きづらくなったりするため、交通事故が起きる可能性が高まるでしょう。
特に危険なのは、濡れた路面を高速で走っているときに起こりやすい「ハイドロプレーニング現象」です。溝が減っていると、それだけ排水力が落ちてしまいます。結果、路面とタイヤの間に水が入り込みやすくなり、タイヤが浮いてしまってハンドルやブレーキが利かなくなってしまうのです。

また、スタッドレスの性能が落ちたタイヤを交換しないまま走行することも危険です。氷上でブレーキが効かなくなったり、雪道でスリップしたりする危険性が高まってしまいます。

タイヤバーストの可能性も‥

スリップサインが見えていたり、タイヤ側面にひび割れ(クラック)が出ていたりする状態で車の使用を続けていると、走行中にタイヤが破裂する「タイヤバースト」現象を引き起こす可能性があります。

もしタイヤバーストが起きると、ハンドルが取られるなどして、車のコントロールが効かなくなってしまいます。周囲を巻き込んだ大事故につながる可能性もあり、非常に危険です。

こうした痛ましい事故を未然に防ぐために、交換が必要なタイヤはすぐに交換するようにしましょう。

タイヤの寿命を延ばすための6個のポイント

大きな出費となるタイヤ交換は、できるだけ回数を減らしたいもの……。
そこで、タイヤの寿命を延ばすために普段からできる6つのポイントを解説します。

①乗車前の日常点検を怠らない

乗車前の日常点検

普段から、ドライブ前にタイヤを目視で確認し、異常がないかチェックしましょう。
以下の3点が確認のポイントです。

● タイヤに異物が刺さっていないか
● 側面にひび割れはできていないか
● スリップサインやプラットホーム(スタッドレスタイヤのみ)は出ていないか

②タイヤの空気圧を定期的に点検する

タイヤの空気圧を定期的に点検

タイヤの空気は自然に抜けていくものです。何もしていなくても、1カ月でおよそ5%程度が抜けていくとされています。

適正空気圧より低い空気圧で走行していると、ハンドルがとられたり、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなったりします。また、パンクの原因となり、重大な事故につながってしまう可能性もあります。

そのため、タイヤの空気圧を定期的に点検することが大切です。ガソリンスタンドで給油の際に点検をお願いしたり、カー用品店で点検してもらうことができます。
点検する際は、それぞれの車種によって定められた「指定空気圧」の数値と照らし合わせましょう。

指定空気圧は車両のマニュアルや給油口の裏側、運転席のドア付近に貼られたステッカーで確認できます。指定空気圧より低い場合は空気を補充しておきましょう。

常に適正空気圧を保てば、タイヤの偏摩耗を防ぐことにもつながります。少なくとも、月に一度は空気圧の点検を心がけるようにしましょう。

③過剰な洗車やタイヤつや出し剤・ワックスのつけ過ぎは避ける

タイヤワックス

愛車は常にカッコよく、キレイであってほしいものですよね。
しかし、洗車をやり過ぎたり、つや出し剤・ワックスを使い過ぎたりすると、タイヤのゴムが疲労し、劣化が進んでしまいます。ひび割れが起こりやすくなってしまうため、使い過ぎには気をつけましょう。

④装着していないタイヤの保管方法にも注意する

装着していないタイヤの保管

装着していないタイヤをどこに保管するかで、そのタイヤの劣化度合いは大きく変化します。直射日光や雨・水、油類、熱源の近く、電気火花の出る装置の近くにはできるだけ置かないようにしましょう。屋外でタイヤを保管する場合は、市販のタイヤカバーを使っても良いでしょう。

ホイールに組まれた状態の乗用車・小型トラック用タイヤは、空気圧を半分程度にまで下げて平積みしておきましょう。ホイールから外してタイヤを単体で保管する場合は、タイヤが潰れないよう縦にして保管してください。

⑤定期的にタイヤローテーションを行う

普通に運転していても、タイヤは装着位置によって偏った摩耗(偏摩耗)をしてしまいます。偏摩耗を放置してしまうと、タイヤの寿命が縮まるだけでなく、騒音や振動の原因になってしまいます。

偏摩耗をなくすためには、定期的なタイヤローテーションが不可欠です。

タイヤローテーションとは、車のタイヤの位置を入れ替えること。タイヤの位置を入れ替え、表面の摩耗を均一にすることで、タイヤを長持ちさせられます。

タイヤローテーション

車種やタイヤの種類によって異なりますが、タイヤの順列の入れ替えはほとんどの場合、ローテーションがほぼ決まっています。

例えばFF車の場合、前輪はそのまま後輪へ、後輪は左右を入れ替えて前輪に移動させます。FR車の場合は、後輪はそのまま前輪へ、前輪は左右を入れ替えて後輪に移動させます。

タイヤ交換をお店に依頼すれば、ローテーションした状態で交換をしてもらえますが、念のためローテーションの希望も伝えておくと安心です。

タイヤ交換のタイミング以外でも、走行距離5,000キロを目安にして、定期的にタイヤローテーションを行いましょう。

⑥ホイールアライメントを調整する

ホイールのアライメントを調整

車は乗り続けていると、経年劣化によりタイヤ・ホイールの取付角度(ホイールアライメント)にズレが生じます。

ズレを放置しておくと、偏摩耗になってタイヤの寿命が短くなったり、タイヤの低燃費性能が損なわれたりしてしまいます。また、ハンドルが片方に流れてしまう原因にもなります。

数年に一度、タイヤやホイールを交換したタイミングで、タイヤ販売店や整備店に調整を依頼しましょう。

まとめ

この記事では、タイヤの交換時期を見極める3つのポイントと、普段から取り組むこともできるタイヤの寿命を延ばす6つのコツをご紹介しました。
適切なタイミングでタイヤ交換をして、愛車を安全・快適に乗り続けてくださいね。

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columns スタッドレスタイヤ タイヤ知識

スタッドレスタイヤの履きつぶしについて

こんにちは!タイヤワールド館ベストです。
最近とても暖かくなってきましが皆さん夏タイヤへの交換はお済でしょうか?
実際スタッドレスタイヤを履きつぶしている方も多くいるようですが、
インターネットで調べると『スタッドレスタイヤの履きつぶしは危険です!!』との意見があります。
そこで今回は、スタッドレスタイヤの履きつぶしについて少しお話します。
スタッドレスタイヤには、タイヤの使用限界を示す目印である「プラットホーム」と呼ばれるものと「スリップサイン」の2つが付いています。


「プラットホーム」とは

「プラットホーム」は冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差です。
「プラットホーム」が露出した場合、冬用タイヤとして使用することができなくなります(下図参照)。
「プラットホーム」が露出した状態で冬道を走行した場合、氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路での走行でスリップの可能性が高まります。

「スリップサイン」とは

「スリップサイン」とはタイヤの摩耗が進んでいることを示すサインです。
タイヤの溝の底にある盛り上がった部分のことで、トレッド全周の4~9カ所に設置されています。
トレッド面が摩耗して溝の深さが1.6mmになると、そこがトレッド面と同じ高さになり、「スリップサイン」が現れます。
このサインが現れた時を、摩耗によるタイヤの使用限度として法律で規制されています。
「スリップサイン」の現れたタイヤは雨天時の走行ではスリップしやすく、またハイドロプレーニング現象が発生しやすくなり大変危険です。
「スリップサイン」が露出したら、速やかに新しいタイヤに交換しましょう。

column02

この様にメーカーでも定めていますので、履きつぶしはしてもいいのではないかと思われますが、
実際スタッドレスタイヤを夏時期に装着して走行するのは非常に危険な行為です。

スタッドレスタイヤの履きつぶしをする理由を考えてみる

●手持ちのサマータイヤの溝がなく、スタッドレスタイヤも次のシーズンで
   買い替えをしなくてはいけない状況にある。

●サマータイヤを買わないで1年中スタッドレスタイヤで過ごしシーズン毎に
   スタッドレスタイヤを新しく買っている。


●結果サマータイヤを買うお金の節約が出来る。

という点ではないでしょうか?

なぜスタッドレスタイヤの履きつぶしが危険なのか?

1番に言えることは、車の制動距離が伸びてしまう事です。
スタッドレスタイヤは夏タイヤと比較して、路面と接するゴムが柔らかくできているので、より高温になる夏の路面では柔らかくなりすぎてタイヤ自体が歪み、カーブなどの曲がった道でふらつくこともあります。
また、夏タイヤと比較して深く細かい溝が多数あり、これらの溝には吸水性能を持たせているため雨の日など路面が濡れているときは、スタッドレスタイヤが水を溜め込んでしまい排水性能が低下して、高速走行でハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。

サマータイヤとスタッドレスタイヤの制動距離をまとめた記事がありましたので、紹介させていただきます。
 

JAF(日本自動車連盟)の記事より
JAF(日本自動車連盟)は、ゲリラ豪雨や梅雨、台風といった降雨シーズンを目前に、「磨耗タイヤの危険性」をテーマとするユーザーテストを実施。検証動画を5月15日よりJAFのWebサイトで公開した。
今回のテストでは、ノーマルタイヤは新品、5分山、2分山の3種類を用意。さらに、夏用としては使用可とされる5分山スタッドレスタイヤを対象に加え、同サイズ4タイプのタイヤで、ドライ・ウェットの両路面においてテストした。
直線ブレーキテストでは、時速60kmと時速100kmで、それぞれ異なるタイヤ/路面状態における制動距離の変化がどのように出るか、測定・検証した。その結果、新品および5分山で時速60km走行した場合では、ドライ・ウェット路面ともに、制動距離に大きな差は見られなかった。しかし、2分山と5分山スタッドレスでは、制動距離は大きく変化。特に、時速100kmのウェット路面でテストした場合、2分山はドライ路面のテスト結果の約1.7倍、5分山スタッドレスでは約1.4倍の制動距離を測定した。
一方、スタッドレスタイヤの場合、路面のドライ・ウェットな状態にかかわらず、ノーマルタイヤよりも制動距離が長いというテスト結果が出た。JAFでは、夏用として使用可とされるスタッドレスタイヤでも、タイヤの特性などをよく理解した上で、速度を抑えたり、早めのブレーキ操作を心がけたりするなど、天候・気温・路面状況に応じた安全な運転を呼びかけている。

ABS付のプリウスで時速80kmでフルブレーキングした時の制動距離の実験です。
乾燥路面での制動距離
サマータイヤ 18.8m
スタッドレスタイヤ 24.5m
濡れた路面での制動距離
サマータイヤ 19.4m
スタッドレスタイヤ 36.2m

乾燥路面ではサマータイヤに対してスタッドレスタイヤの制動距離が1.3倍。
濡れた路面では1.9倍とほぼ2倍の距離になります。
たとえば、急な飛び出しなど急ブレーキを必要とする時、このくらい制動距離が伸びますと大きな事故や人身事故にもつながり、大事な車も修理や全損なんてことにもなりかねません。

まとめ

スタッドレスタイヤを履きつぶすつもりで、夏場も装着することは可能ですが、走行性能全般に渡って夏タイヤとは異なることがよくわかります。
経済的な事など理由も色々あると思いますが、スタッドレスタイヤの履きつぶしは避けた方が安全に走行できます。
あるサイトでスタッドレスタイヤの履きつぶしの調査報告がありましたが約15%の方が夏期間もスタッドレスタイヤを履いているようです。
大切な命を乗せて走ると同時に、周りにも迷惑をかけないように心掛けることも重要です。
スタッドレスタイヤの履きつぶしは危険ですのでやめましょう。


サイズ別スタッドレスタイヤ一覧はこちら

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columns タイヤ交換 タイヤ知識

摩耗してからじゃ遅い?!タイヤは4本まとめて交換へ!

 

タイヤローテーション

こんにちは。タイヤワールド館BESTです。
FF車、FR車にお乗りのみなさん、タイヤローテーションはちゃんと実施してますか?!
FF車では前輪が、FR車では後輪の方が早く摩耗してしまい、タイヤローテーションをしないと2本だけを交換する or 劣化していないのに4本まとめて交換するか、の選択に迫られることになります‥
しかしながら、基本的に、タイヤは4本同じものを使うことが望ましいです。
 

2本購入すればいいのでは??

もちろんそのような乗り方をされている方も多いです。しかしながら、タイヤはゴムでできているので、時間が経つと劣化・硬化して踏ん張りがきかなくなってきます。前輪・後輪でズレが生じてしまうと、路面状況が悪い場合、事故に繋がってしまう可能性も‥‥
また、いざ2本だけ買おうと思っても、新車専用タイヤが装着されている場合もあり、同じ品番のタイヤが無いことも少なくありません。

このようなことを避けるためにも、前後でのタイヤローテーションを意識して、無駄な出費を抑えましょう!
 

ローテーションの期間の目安は??

5,000~10,000kmでのローテーションが推奨されています。
平均的な走行距離で、半年~1年の走行で1度くらいとなります。

大切な命を乗せて走る車。安全性もコストもしっかりチェックしましょう♪

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columns インチアップ サマータイヤ タイヤ知識

サマータイヤはインチアップでカッコよく!

 
こんにちは。タイヤワールド館ベストです。
さて、愛車をカッコよくしたい!と考えたときに取りかかりやすいのが、
ホイールですよね♪
そして、せっかくホイール付のタイヤを買うなら、
インチアップにも挑戦してみませんか?

インチアップとは?

インチアップ
インチアップとは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。
メリットは、まずは、見た目がカッコ良くなること!また、グリップ性能、運動性能の向上も期待できます。
一方デメリットとして、燃費や乗り心地が悪くなる場合もあるので、無理なインチアップは禁物です。

 

 

インチアップのコツ

1.タイヤの外径はほぼ同じものを選択する。

タイヤの外径が変わってしまうようなインチアップをすると、 タイヤが車体へ接触する可能性があります。
また、タイヤの円周の長さが変わってしまうため、 スピードメーターの誤差が起こる原因となってしまいます。

2.タイヤ幅は車体との接触やはみ出し装着にならないものを選ぶ。

タイヤ幅は車体との接触やはみ出し装着にならないものを選ぶ。
はみ出し装着は法律上でも違反となり、走行上も大変危険です。

3.ロードインデックス値(荷重指数)を同等以上になるようにする。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。この負荷能力はロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。インチアップするサイズの負荷能力が、標準タイヤの負荷能力を下回らないようご注意ください。
ロードインデックス

‥なかなか初心者には難しいですね。

 

絶対失敗しないインチアップの方法

そこで、当店がオススメする絶対失敗しないインチアップ方法がこちら!
その車種の最高グレードまたは特別仕様車、純正オプションで設定のあるサイズをお手本にインチアップする。

 

これなら、メーカーのホームページなどに載っているのでカンタンですよね♪
サイズはOKとして、あとは空気圧のチェックです。

インチアップをすると、インチアップ前と比較してロードインデックスが下がってしまうことが多いです。
下がった負荷能力を補うために、次の計算式の分だけ空気圧を高くします。
(交換前サイズの荷重指数−交換後の荷重指数)×10kPa

例えば、195/65R15から205/50R17にインチアップした場合、(91-89=20kPa)を195/65R15の 指定空気圧よりも空気圧を高くします。(最大240kPaとなります)

ロードインデックスを下回ったままの走行は、バースト事故の原因にもなりますので、くれぐれも気をつけてください。
※空気圧は一カ月で0.3%ずつ抜けていってしまいます。タイヤの空気圧は大半が2.5%前後なので、そのうちの0.3%って結構大きいです!

 

カッコよく安全なインチアップをして、カーライフを楽しみましょう♪

 

 

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columns インチアップ タイヤ知識 ミニバン

タイヤホイールのインチアップについて タンク編

こんにちは。タイヤワールド館ベストです。
今回は人気のコンパクトトールワゴン、トヨタ タンクのインチアップのお話をしたいと思います。

タンクの装着タイヤサイズ、おすすめインチアップ

タンクの場合、採用されている代表的なタイヤサイズは
165/65R14となります。
インチアップの際は、カスタムG-Tグレードの装着サイズ
175/55R15がおすすめです。

タンクおすすめのホイールセット

15インチ(175/55R15)ホイールセット
商品一覧はこちら>>

トヨタのルーミー、ダイハツのトールはタンクの姉妹車となり、
タイヤ・ホイールは同じサイズなので、
こちらのお車にお乗り頂いている方も是非参考にしてください!

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columns タイヤ知識

タイヤサイズってどう見るの?

「そろそそ新しいタイヤが欲しいなぁ」と思い
タイヤ購入を考え検索したときに、
『サイズから検索』『サイズを入力』という場面に出くわし、
よくわからなくてやめてしまうことはありませんか?
タイヤを購入する際に必要となるのがタイヤサイズですが、
タイヤに表記されているのでご自分で簡単に知ることができます!
今回はそのタイヤサイズについて説明します。

タイヤサイズについて

タイヤサイズは車によって変わります。
例えば、「①195/②651591H」というタイヤサイズがあります。
因みに、「イチキュウゴ/ロクゴ/アール/ジュウゴ/キュウジュウイチ/エイチ」なんていう呼び方をしています。
では、それぞれの数字を分解してみていきます。

①195はタイヤの幅

単位は㎜です。実際は幅といっても呼称なので、
必ず195㎜あるわけではありません。
実寸は200㎜であったり、201㎜であったりします。
幅が広いほうが安定すると考えられますが、
あまり広いと車体の内側に干渉したり、
はみ出してしまうので、車に合うサイズを選びます。

②65は扁平率

単位は%です。タイヤの幅に対する、断面の高さの比率を表す数値です。
数値が70~80%に上がるほど断面の高さは高くなります。
タイヤのクッション性が増して乗り心地は良くなりますが、
安定性やハンドル操作性は悪くなります。
タイヤの直径も大きくなるので、車に合うサイズを選びましょう!

③Rはラジアル構造

ラジアルとは放射状という意味があります。
タイヤ内部のカーカスというタイヤの骨組み(目視はできません)の
配列が放射状をしているためです。

④15はリム径

単位はインチです。ホイールと接合する部分です。
ホイールの「○○インチ」と同じ値になります。

⑤91はロードインデックス

タイヤの負荷能力を表す指数です。
タイヤに空気を入れた状態で、
何キロの重さまで耐えることができるかを表す値です。
91キロまでということではありません。
対応する表と合わせて確認します。※1

01

※1ロードインデックス対応表

91は615キロまで耐えることができます。
タイヤに入れる空気圧によっても負荷能力は変動します。
車を購入した際についてるタイヤ(純正タイヤ)よりも、
極端にロードインデックスの値が低いものは負荷能力不足となり危険です!
走行中に負荷がかかり、破裂する危険性があります。

⑥Hはスピードレンジ

タイヤが走行できる最高速度を表します。
こちらも対応する表と合わせて使用します。※202

※2スピードレンジ対応表

Hという値なので、最高速度は210キロということになります。
スタッドレスタイヤはそこまで速度を出すことが求められないので、
Qという値が多いです。
また、スポーツカーのような車には初めからV,Wといった
値のタイヤがついています。

最後に

タイヤサイズは数字や記号の羅列のようですが、それぞれに意味があります。
タイヤはサイズが変わると、走りの変化も実感できると思うので
少し意識して運転してみるのも面白いかもしれません!
タイヤは車の部品で唯一路面と接する重要な部品です。
日頃のメンテナンスと少しの知識で、
防ぐことができる事故やトラブルもあります。
楽しい旅行やドライブなどを有意義に過ごしていただくためにも、
「タイヤ選び」の情報を今後も発信していきます!

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タイヤホイールのインチアップについて アルファード編

 
こんにちは!タイヤワールド館ベストです。
今日はアルファードのインチアップについてご紹介したいと思います!

アルファードの装着タイヤサイズ

純正タイヤサイズは16インチから18インチまであります。

20系 215/65R16,215/60R17,235/50R18
30系 215/65R16,225/60R17,235/50R18

グレードにより純正設定のタイヤサイズは違います。
まずはご自身の車の純正タイヤサイズを確認しましょう。
サイズ確認方法
ご自身の車の純正タイヤサイズはご確認できましたか?
それでは純正タイヤサイズ毎にインチアップを確認していきましょう!

ベストのオススメ!アルファードのインチアップ

・16インチを純正装着の場合

インチアップは2インチ大きくなるとかなり印象が変わると思います。
18インチの場合、純正サイズ設定もある235/50R18がオススメです。
18インチのホイール選びはこちらから

 

・17インチを純正装着の場合

先にもお話しましたがやはり2インチアップがオススメ!
ということで19インチ。
19インチは245/40R19 特別仕様車のG’sがこちらのサイズになります。
19インチのホイール選びはこちらから

 

・18インチを純正装着の場合

しつこいようですが、インチアップはやはり2インチアップ!
と言いたいところですが、20インチまでのインチアップは
リスクが発生します。
装着しているユーザーも多いですが、車検に対応しない場合が多いです。
リスクも考慮した上でそれでも20インチ!という時は
245/35R20がいいでしょう。
20インチのホイール選びはこちらから

 

■最後に
アルファードは数多くある車の中で特に
インチアップを楽しめる車となっています。
これを期にいろいろ試してみてはいかがでしょうか?

アルファードサマーホイールセット
アルファードスタッドレスホイールセット