最終更新日 2026年9月1日
「ブリザックVRX3とVRX2は何が違う?」「価格を抑えるならVRX2でも問題ない?」「最新のWZ-1を選ぶべき?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、氷上性能や効き持ちを重視するならVRX3、購入価格を抑えたいならVRX2、最新の氷上性能を求めるならWZ-1がおすすめです。
VRX3はVRX2と比べて氷上ブレーキ性能が20%、摩耗ライフが17%向上しています。一方、VRX2も現在販売されているサイズがあり、価格とのバランスによっては選択肢になります。さらに、2025年にはVRX3より氷上性能を高めたWZ-1が登場しました。
本記事では、ブリザックVRX3とVRX2の違いを中心に、最新のWZ-1も含めて比較します。それぞれに向いている人も解説するので、ブリザック選びの参考にしてください。
【結論】VRX3とVRX2はどちらがいい?

VRX3とVRX2のどちらが適しているかは、スタッドレスタイヤに求める性能と予算によって異なります。
| 選び方 | おすすめ商品 |
|---|---|
| 氷上性能・効き持ちを重視 | VRX3 |
| 購入価格を抑えたい | VRX2 |
| 最新の氷上性能を重視 | WZ-1 |
氷上性能や効き持ちを重視するならVRX3
凍結路を走る機会が多く、氷上性能や効き持ちを重視するならVRX3がおすすめです。VRX2から発泡ゴムとトレッドパタンが進化し、氷上ブレーキ性能だけでなく、摩耗ライフや経年後の性能維持にも配慮されています。
購入価格を抑えたいならVRX2
VRX2はVRX3より前に発売されたモデルですが、2026年時点でもブリヂストン公式サイトにサイズ表が掲載されています。在庫やサイズによってはVRX3より価格を抑えられるため、予算を優先してブリザックを選びたい方に向いています。
ただし、すべてのサイズでVRX2が安いとは限りません。購入時は同じタイヤサイズ・本数・取付条件で価格を比較しましょう。
最新性能を求めるならWZ-1も検討
2025年に登場したWZ-1は、VRX3より氷上ブレーキ性能と氷上旋回性能を高めた最新プレミアムモデルです。購入価格よりも、ブリザックの最新技術や凍結路での安心感を優先したい方はWZ-1も比較しましょう。
ブリザックVRX3とVRX2の違いを比較
| 比較項目 | VRX3 | VRX2 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2021年 | 2017年 |
| 採用ゴム | フレキシブル発泡ゴム | アクティブ発泡ゴム2 |
| 氷上ブレーキ性能 | VRX2比20%向上 | 初代VRX比10%向上 |
| 摩耗ライフ | VRX2比17%向上 | 初代VRX比22%向上 |
| 効き持ち | 4年使用後も性能が落ちにくい | 従来のアクティブ発泡ゴム2 |
| 価格傾向 | VRX2より高くなる傾向 | 比較的抑えやすい |
※性能向上率は、それぞれブリヂストンが定めた条件で従来品と比較した結果です。実際の性能は路面状況・気温・車両・運転方法などによって異なります。
氷上ブレーキ性能の違い
VRX3は、VRX2と比べて氷上ブレーキ性能が20%向上しています。ブリヂストンの試験では、VRX3の制動距離が13.18m、VRX2が16.11mとなり、2.93mの差が確認されています。
氷上ブレーキ性能を優先するなら、VRX2よりVRX3が有力です。ただし、試験結果は所定条件での測定値であり、あらゆる路面で同じ差が生じるものではありません。
発泡ゴムの違い
● VRX2:アクティブ発泡ゴム2
どちらも、氷上で滑る原因となる水膜を取り除き、タイヤを氷面に密着させる発泡ゴムを採用しています。
VRX3のフレキシブル発泡ゴムでは、複雑な形状の水路による毛細管現象を利用して吸水力を向上。さらに、ロングステイブルポリマーを配合し、時間が経過してもゴムのやわらかさを維持しやすくしています。
トレッドパタンの違い
VRX3は、突起や端止めを設けた新トレッドパタンにより、接地路面内への水の回り込みを抑えています。また、ブロックサイズを均等化して接地圧の集中を防ぎ、均一に接地させることで、氷上グリップと摩耗ライフを高めています。
VRX2も新非対称パタンによってブロック剛性と接地性を高めていますが、氷上性能と摩耗への対策はVRX3でさらに進化しています。
効き持ちの違い
VRX3の大きな特徴が、4年使用後も性能が落ちにくいことです。ゴムのやわらかさに寄与するロングステイブルポリマーが抜けにくいため、経年による性能低下を抑えます。
ただし、「4年間使用できる」「4年間性能を保証する」という意味ではありません。使用できる期間は、残溝・ゴムの硬化・ひび割れ・走行距離・保管状態などによって異なります。
摩耗ライフの違い
VRX2は初代VRXと比べて摩耗ライフが22%向上しています。それに対してVRX3は、VRX2からさらに摩耗ライフが17%向上しました。
冬季の走行距離が長い方や、氷上性能だけでなく摩耗しにくさも重視する方にはVRX3が適しています。ただし、実際の摩耗速度は空気圧・走行距離・運転方法・ローテーションなどによって変わります。
価格の違い
一般的には、従来モデルであるVRX2のほうがVRX3より購入価格を抑えやすい傾向があります。ただし、タイヤはサイズによる価格差が大きく、異なるサイズの最安値・最高値だけでは正確に比較できません。
価格差を確認するときは、「195/65R15」など同じサイズで比較することが大切です。差額が小さい場合は、氷上性能や摩耗ライフが進化したVRX3を選ぶメリットが大きいでしょう。
| 商品 | 最新価格 |
|---|---|
| VRX3 | VRX3の価格を確認 |
| VRX2 | VRX2の価格を確認 |
VRX3・VRX2・WZ-1の違いを一覧比較
| 比較項目 | WZ-1 | VRX3 | VRX2 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 最新プレミアム | 高性能・定番 | 従来モデル |
| 発売年 | 2025年 | 2021年 | 2017年 |
| 採用ゴム | Wコンタクト発泡ゴム | フレキシブル発泡ゴム | アクティブ発泡ゴム2 |
| 主な氷上性能 | VRX3比で氷上ブレーキ制動距離11%短縮 | VRX2比で氷上ブレーキ性能20%向上 | 初代VRX比で氷上ブレーキ性能10%向上 |
| おすすめの人 | 最新性能を重視する人 | 性能と価格のバランスを重視する人 | 購入価格を抑えたい人 |
WZ-1・VRX3・VRX2の性能値は、同一の比較対象を基準にしたものではありません。単純に「11%・20%・10%」という数字の大小だけで優劣を判断せず、どの商品との比較値かを確認しましょう。
3つのブリザックシリーズの価格比較表

ブリザックシリーズのスタッドレスの購入を検討する際に、最も気になるのが各シリーズの価格差でしょう。
価格差に見合うだけ性能が向上していれば購入を決める方もいるはずです。ここでは、VRXシリーズの最安値と最高値を比べてみます。
| ブリザックシリーズ | クラス | 最安値 | 最高値 | URL |
|---|---|---|---|---|
| ブリザックWZ-1 | ハイクラス | 11,900円 | 119,800円 | 最新価格 |
| ブリザックVRX3 | アップグレード | 6,900円 | 89,900円 | 最新価格 |
| ブリザックVRX2 | スタンダード | 15,920円 | 29,140円 | 最新価格 |
※2026年9月1日時点の金額です。最新価格はリンク先よりご確認ください。
※ブリザックVRX2は品薄になってきており、サイズが少ないため価格が高くなっています。
最新のブリザックWZ-1は、タイヤサイズによっては11万円以上するものもあります。品質の高いブリヂストン製だけあって価格に見合うと考える方が多いですが、価格だけでなく詳細な特徴も次章以降でご紹介していきますね。
ブリザックVRX3の特徴

2021年発売のBLIZZAK VRX3は、WZ-1登場後も「信頼と実績のブリザック」として販売されているモデルです。最新モデルではありませんが、VRX2から氷上性能・摩耗ライフ・効き持ちが進化しています。
VRX2比で氷上ブレーキ性能が20%向上
フレキシブル発泡ゴムと進化したパタンにより、VRX2と比べて氷上ブレーキ性能が20%向上。凍結路を走る頻度が高く、VRX2より高い氷上性能を求める方に適しています。
フレキシブル発泡ゴムで効きが長持ち
フレキシブル発泡ゴムは、水膜を取り除く吸水力だけでなく、経年後のやわらかさにも配慮されています。ブリヂストンは促進劣化試験をもとに、4年使用後も性能が落ちにくいと説明しています。
摩耗ライフが17%向上
新トレッドパタンによって局所的な接地圧の集中を抑え、VRX2比で摩耗ライフを17%向上。氷上性能とロングライフの両方を重視する方に向いています。

ブリザックVRX2の特徴

2017年発売のBLIZZAK VRX2は、VRX3の前世代にあたるモデルです。2026年時点でも一部サイズが掲載されており、価格を抑えてブリザックを選びたい方の候補になります。
初代VRX比で氷上ブレーキ性能が10%向上
VRX2は、アクティブ発泡ゴム2と新非対称パタンにより、初代VRXと比べて氷上ブレーキ性能が10%向上しています。発泡ゴムが氷上の水膜を取り込み、ゴムと路面の密着を支えます。
静粛性と摩耗ライフにも配慮
初代VRXと比べて摩耗ライフを22%向上し、騒音エネルギーを31%低減。従来モデルながら、凍結路での性能だけでなく、乾燥路での静粛性や快適性にも配慮されています。
VRX2を購入する場合は、VRX3との実売価格差、在庫、製造年、使用環境を確認しましょう。価格差が小さい場合や、凍結路を頻繁に走る場合はVRX3が選びやすくなります。

最新のWZ-1はVRX3と何が違う?

BLIZZAK WZ-1は、2025年9月から順次発売されたブリザックの新たなプレミアムモデルです。乗用車用スタッドレスタイヤとして初めて商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載し、VRX3より氷上性能を高めています。
VRX3比で氷上ブレーキ制動距離を11%短縮
WZ-1はVRX3と比べて、氷上ブレーキ制動距離を11%、氷上旋回ラップタイムを4%短縮しています。止まる性能だけでなく、凍結路で曲がる際の安定性も進化しています。
Wコンタクト発泡ゴムを採用
WZ-1が採用するWコンタクト発泡ゴムは、気泡による水除去に加え、親水性向上ポリマーによって氷とタイヤの間に残る微細な水へアプローチします。さらに、L字タンクサイプがトレッド表面への水の回り込みを抑えます。
WZ-1を選ぶべき人
凍結路やアイスバーンを走る頻度が高い方、早朝・夜間に運転する方、購入価格よりも最新の氷上性能を重視する方にはWZ-1がおすすめです。一方、性能と価格のバランスを重視するならVRX3も有力な選択肢です。
VRX3・VRX2・WZ-1がおすすめの人
| 商品 | おすすめの人 |
|---|---|
| WZ-1 | 凍結路を走る頻度が高く、最新の氷上性能を重視する人 |
| VRX3 | 氷上性能・効き持ち・価格のバランスを重視する人 |
| VRX2 | 適合サイズの在庫があり、購入価格を抑えたい人 |
迷ったときは、同一サイズの実売価格を比較したうえで判断しましょう。VRX2とVRX3の差額が小さければVRX3、VRX3とWZ-1の差額を許容でき、氷上性能を最優先するならWZ-1が選びやすくなります。
ICEPEAKやDM-V3、商用車用を含むブリヂストンの全ラインアップは、以下の記事で詳しく紹介しています。
VRXシリーズに関するよくある質問

ブリザックのVRXシリーズに関するよくある質問に答えます。
- VRX3とVRX2はどちらが長持ちする?
- VRX2は2026年に購入しても問題ない?
- VRX3は型落ちになった?
- VRX2の製造年が古くても問題ない?
- VRX3からWZ-1へ買い替えるべき?
順番に回答します。
VRX3とVRX2はどちらが長持ちする?
メーカーの摩耗ライフ比較では、VRX3がVRX2より17%向上しています。そのため、同じ条件で比較するならVRX3のほうが摩耗しにくい設計です。ただし、実際の寿命は走行距離・空気圧・運転方法・保管状態などによって変わります。
VRX2は2026年に購入しても問題ない?
車両に適合するサイズの新品が正しく保管されていれば、前モデルという理由だけで問題があるとはいえません。ただし、VRX3との価格差が小さい場合は、氷上性能・摩耗ライフ・効き持ちが進化したVRX3も比較しましょう。
VRX3は型落ちになった?
WZ-1が最新プレミアムモデルとして登場したため、VRX3は最新モデルではなくなりました。ただし、2026年時点でもブリヂストンの現行ラインアップに掲載されている「信頼と実績のブリザック」です。単純な旧製品ではなく、性能と価格のバランスを重視する方の選択肢になります。
VRX2の製造年が古くても問題ない?
ブリヂストンは、適正に保管されたスタッドレスタイヤについて、製造後3年間は同等の性能を保つことを確認しています。製造年が前年という理由だけで直ちに問題があるとはいえませんが、購入時は製造年・保管状態・販売店の管理体制を確認しましょう。

ただし、中古を購入するなら走行した分だけ摩耗している可能性が高いため、性能は落ちていると考えられます。
中古のスタッドレスを購入する際は、できるだけ状態を把握し、安全性に問題ないことを確かめたうえで買いましょう。
VRX3からWZ-1へ買い替えるべき?
現在のVRX3に十分な残溝があり、ゴムの硬化・ひび割れ・偏摩耗などがなければ、WZ-1が登場したという理由だけで直ちに交換する必要はありません。交換時期を迎えており、凍結路を走る頻度が高い場合はWZ-1を検討するとよいでしょう。
まとめ|価格ならVRX2、バランスならVRX3、最新性能ならWZ-1

VRX3とVRX2を比較すると、氷上性能・効き持ち・摩耗ライフを重視するならVRX3、購入価格を抑えたいならVRX2がおすすめです。
さらに、ブリザックの最新氷上性能を求める方にはWZ-1が適しています。タイヤサイズによって価格や在庫が異なるため、同一サイズで3商品を比較し、走行環境と予算に合うモデルを選びましょう。
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