廃タイヤはどうなる?買取できる?処分方法や費用も合わせて解説
使わなくなったタイヤは廃棄された後、どのように処理されているかご存知でしょうか。
じつは、ゴミとして埋め立てされているのは全体の1%にしかすぎず、ほとんどは貴重な資源として有効活用されています。
SDGsの観点からも、自動車に乗るユーザーであれば、廃タイヤの行方についてもぜひ理解しておくべき点でしょう。
今回は、廃タイヤの処分について深掘りすると同時に、適切な廃棄方法や処分費用についても解説していきます。
また、廃棄するにはコストがかかってしまいますが、廃タイヤは「買取」に出す方法もあり、弊社の買取サービスも合わせて紹介していきますので、最後までご覧ください。
- 廃タイヤはどうなる?年間1億本の処分と行方
- ┗廃タイヤはゴミとして捨てられない
- ┗廃タイヤは最終的にどうなる?
- 廃タイヤの処分方法は4つある
- ┗カーディーラーで処分
- ┗タイヤ専門店やカーショップで処分
- ┗整備工場で処分
- ┗不用品回収業者で処分
- 【早見表】廃タイヤの処分にかかる費用相場とは
- 【現金化】廃タイヤは買取してもらえるケースがある
- ┗オークションやフリマアプリ等で売却する
- ┗【おすすめ】タイヤやホイールの買取査定へ出す
- 廃タイヤを処分するなら買取もしているタイヤワールド館ベストへ
廃タイヤはどうなる?年間1億本の処分と行方
一般的には、不要になったタイヤは専門業者に処分を依頼していると思いますが、その後タイヤがどうなっていくか知らない人も多いと思います。
年間1億本近い本数が処分にでているようですが、90%前後のタイヤはリサイクルされ、さまざまな分野で活用されています。
SDGsの観点からも、タイヤは注目されている存在であり、お客様が処分に出しているタイヤも貴重な資源として活用されていますので、ぜひここで理解を深めておきましょう。
廃タイヤはゴミとして捨てられない
大前提として、タイヤの処分は「廃棄物処理法」で厳格に規定され、一般ゴミや粗大ゴミとして処分することはできません。
稀に「粗大ゴミに出せる」と勘違いをしている方もいますが、回収を実施している自治体はほぼ無いというのが現状です。
必ず、正当な方法で処分を行える業者を経由して、廃棄する必要があります。
不法投棄には厳しい罰則も決まっていますので、不要になったタイミングですぐに処分してしまうのがよいでしょう。
廃タイヤは最終的にどうなる?
廃タイヤは処分された後、さまざまなリサイクルや再利用のプロセスを経て、新しい用途に活用されます。
廃タイヤが辿る経路は3つに分かれています。
● マテリアルリサイクル
● サーマルリサイクル
タイヤの状態によって、リユースされるか、リサイクルされるかが変わってきます。
リユース
廃タイヤが比較的良い状態、まだ使える状態であれば、そのままの状態もしくは最小限の手直しでリユースに回します。
具体的には、以下のリユースが考えられます。
● 輸出タイヤとして現状のまま海外販売
● 摩耗した表面を張り替えてリトレッドタイヤ(再生タイヤ)として再利用
● 公園の遊具や港の防舷材など、現状のまま別用途で再利用
これらは交換時期が早い車両や使用頻度が低い車両のタイヤが対象です。手間が少なく、資源を有効活用できる手段になります。
マテリアルリサイクル
廃タイヤを専門業者が細かく切断し、「チップ」や「粉末状」に加工をして、再生ゴムとしてさまざまな物へ再利用されます。
具体的には、以下の物や用途の素材として使われている形です。
● クッション材や防音材などの資材
● さまざまなゴム成形品
廃タイヤの1割程度は、マテリアルリサイクルされています。
サーマルリサイクル
マテリアルリサイクルと同様に、廃タイヤを細かく切断しチップ状にしたものを、燃料として再利用されます。
廃タイヤが最も活用されているカテゴリで、全体の6割はこの熱利用としてリサイクルしている状況です。
工場などのボイラー燃料として使われており、活用している業界は多岐に渡ります。
製紙工場が最も多く活用しており、他にも製鉄やセメント関連の製造所、タイヤメーカーの工場等でも積極的に使用しています。
タイヤワールド館ベストも、SDGsの取り組みは積極的に行っており、タイヤ・ホイールのリサイクルにも注力しています。
タイヤ&ホイールの買い取り・下取り・回収を積極的に実施し、新しい製品として再利用するリサイクルシステムに貢献、廃棄物の削減と資源の有効活用を実現していきたいと考えています。
詳しくはこちら
廃タイヤの処分方法は4つある
実際、タイヤを処分するとなった場合一般的には4つの方法がありますので、確認しておきましょう。処分を依頼する場所によって費用は異なりますが、基本的に処分代はかかると考えておいてください。
- カーディーラーで処分
- タイヤ専門店やカーショップで処分
- 整備工場で処分
- 不用品回収業者で処分
カーディーラーで処分
カーディーラーでタイヤを処分することは可能です。ただし、タイヤだけを持ち込みで処分してくれるかどうかは、ディーラーによって対応が異なるため、事前の問い合わせは必須になります。
ディーラーでタイヤ交換を行ったときに引き取ってもらうのが一般的ですので、タイヤ交換時はぜひ依頼してみてください。
ちなみに、正規ディーラーが最も費用は高くなる傾向があります。
一方、中古車ディーラーや個人の自動車販売店でも処分を受けてくれるケースがあり、そちらのほうが処分代は安く済む可能性があるでしょう。
タイヤ専門店やカーショップで処分
多くのタイヤ専門店やカーショップで処分は可能です。
ただし、自店舗でタイヤを購入したお客様に限定しているケースは多いと思います。
タイヤ交換も実施しているお店であれば、購入と同時に不要タイヤを廃棄できるため、手早く簡単に処分ができます。
新しいタイヤに履き替えまでの手間が最もない処分方法でおすすめです。
お店によって処分代は異なりますが、適正な費用設定をしているお店が多いので、安心して利用できるのもポイントになります。
尚、自宅や倉庫に眠っている不要になったタイヤやホイールを持ち込んでいただき、処分ではなく買取するサービスも弊社では展開中です。
弊社でタイヤを購入していただかなくても利用できるサービスになっています。
「【おすすめ】タイヤやホイールの買取査定へ出す」の章で詳しく紹介いたします。
整備工場で処分
整備工場でもタイヤの処分を依頼できるケースが多いですが、工場によっては直接処分の依頼ができず、別会社を案内されることがあります。
タイヤ交換を整備工場に依頼する際は、処分についても確認しておきましょう。
独自のルートを持っている整備工場や付き合いが長い整備工場だと、処分代が非常に安く済む可能性があるため、処分代を抑えたい方は候補の1つに入れてください。
不用品回収業者で処分
不用品回収業者でタイヤの処分を行っているケースがあります。
タイヤの種類や状態によっては、処分が依頼できるか、有料・無料なのか等、変わってくる形で、業者によって対応がさまざまです。
現物を見てから判断する業者も多いと思います。
自宅まで取りにくるケースが多いため、面倒な移動や手間がないのがメリットです。
ただし、宣伝では「無料処分可能」としていても、いざ現場に来ると理由をつけて処分代を請求してくる業者もあるので注意が必要です。
また、不法投棄を行う業者もあり、思わぬトラブルに巻き込まれることもあり、業者の選別など面倒な手間も多いのがデメリットです。
【早見表】廃タイヤの処分にかかる費用相場とは
処分費用相場 | |
---|---|
カーディーラー | 1本500円前後〜 |
タイヤ専門店・カーショップ | 1本300円前後〜 |
整備工場 | 1本300円前後〜 |
不用品回収 | 1本無料〜1000円 |
廃タイヤの処分は地域やお店によって、処分代はさまざまです。また、タイヤサイズや使用車種によって費用は変わります。
大きいサイズ、バンやトラック用は特に高い処分代が必要になりますので、覚えておきましょう。
ちなみに、廃タイヤだけであれば基本的に処分代がかかりますが、タイヤにアルミホイールが付いている場合は、タイヤとホイールをまとめて無料回収もしくは買取してくれる業者もあります。
【現金化】廃タイヤは買取してもらえるケースがある
廃タイヤは処分代がかかるのが一般的ですが、無駄なお金をかけずに現金化できるケースもあります。
若干手間もかかりますが、思っていた以上のお金になることもあるので、処分する前に一度検討してみてください。
● 【おすすめ】タイヤやホイールの買取査定へ出す
オークションやフリマアプリ等で売却する
多くの方が利用しているオークションサイトやフリマアプリを活用して、必要としている方に売却が狙えます。
ただし、タイヤの年式、摩耗・劣化の状態が重要で、まだ使用できる状態のタイヤが大前提です。
● 5年〜6年以内の年式である
● ひび割れがない
● タイヤの溝が6割以上ある
● ハイクラスのグレードである
● 人気メーカーのアルミホイールが付いている
上記のようなタイヤであれば、一度出品してみるのがおすすめです。
出品準備や発送準備、手配など面倒は増えますが、少しでも高く売りたいとお考えであればチャレンジしてみてください。
【おすすめ】タイヤやホイールの買取査定へ出す
オークション等よりも手軽に売りたい方であれば、買取をしているお店に出すのがおすすめです。
店舗へタイヤやホイールを持参するだけで、その場で査定をしてもらえるので、値段が付く商品であれば即現金化が狙えます。
値段はメーカーやモデル、状態、年式によってピンキリですが、ある程度状態が良い物であれば値段が付きますので、すぐに処分に出すのではなく、一度買取査定へ出してみるのが得策です。
買取店によって、基準は大きく異なります。
選ぶ買取店次第では、査定できる商品が限定的だったり、査定価格の水準が低かったりする可能性もあるため、高価買取の実績が高く、信頼できる店を選ぶのが損をしないポイントです。
タイヤワールド館ベストのアウトレットユーズド館では、タイヤ&ホイールの買取には力を入れており、買取実績を公開しているなど他店には負けない自信を持っています。
廃タイヤを処分するなら買取もしているタイヤワールド館ベストへ
今回は、廃タイヤを処分した後の行方や処分方法について解説してきました。
使えなくなったタイヤは、適切な処分先と費用をかけて廃棄する必要がありますので、ここで理解を深めておきましょう。
もし、以下に記載しているような不要タイヤやホイールをお持ちであれば、ぜひタイヤワールド館ベストアウトレットユーズド店へお越しください。
● 乗り換えによって使用頻度が低いタイヤがある
● ずっと倉庫に置いたままの未使用タイヤ・ホイールがある
● カスタマイズによって純正タイヤ&ホイールセットがある
● 使わなくなった高級タイヤやホイールがある
査定額に不安を抱えているようでしたら、専用ページ内で買取実績を一部公開していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
また、弊社の強みとして、詳細が分からないタイヤやホイール、フロントとリアのサイズが異なるタイヤでも買取査定は可能です。
実物を持っていくだけで、面倒な手続きは一切なしですぐ査定を行いますので、ぜひお気軽にご利用ください。