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    ホイール洗浄のコツ!クリーナーのおすすめ12選をタイプごとに解説

    ホイールの汚れを落としたいをけれど、「おすすめクリーナーが多すぎてどれを選んだらいいかわからない‥」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

    ホイールを傷つけないように洗いたい、とにかく手軽に済ませたいなど、希望によって適しているホイールクリーナーは異なります。

    当記事では、おすすめのホイールクリーナー12選と、洗浄方法を解説します。

    ホイールクリーナーの種類

    ホイールのクリーナー(洗浄剤)には5タイプがあります。

    ・スプレータイプ
    ・シートタイプ
    ・クリームタイプ
    ・ノーコンパウンドタイプ
    ・低臭気タイプ

    タイプごとの特徴と選び方を詳しく見ていきましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤の選び方

    ホイールクリーナー・洗浄剤の選び方

    ホイールの汚れやこだわりたい項目によって、選ぶべきクリーナーのタイプが変わります。

    タイプ こんな時におすすめ
    スプレータイプ 手が届かない部分も洗いたい
    シートタイプ 手軽にお手入れしたい
    クリームタイプ 頑固な汚れを落としたい
    ノーコンパウンドタイプ ホイールを傷つけたくない
    低臭気タイプ クリーナー特有の臭いが気になる

    順に詳しく見ていきましょう。

    手が届かない部分も洗えるスプレータイプ

    手が届かない部分も洗えるスプレータイプ

    スプレータイプはホイールクリーナーの中で最も種類が豊富です。ホイールの汚れは表面だけでなく、少し奥まったところにも見られるので、そういった手の届きづらい箇所も吹きつけて洗える点が魅力的です。

    スプレータイプには液体や泡、ジェル等さまざまな種類があるので、吹きつけた洗浄剤が垂れてしまうのが気になる場合はジェルタイプを使用する等、使い分けてみましょう。

    手軽にお手入れしたいならシートタイプ

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    最も手軽に使えるのがシートタイプのクリーナーです。気になったときにサッと取り出して汚れを落とせます。

    少し汚れが気になるけれど、ホイールを丸洗いするほどではない場合は、シートタイプのクリーナーがあれば解決します。

    ホイールを常にきれいに保ちたい方は、車内にひとつ常備しておくといいでしょう。

    頑固な汚れを落とすならクリームタイプ

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    洗浄力が高めなスプレータイプのクリーナーで落とせない汚れがあったら、クリームタイプを試してみましょう。
    研磨剤の効果でこびりついた汚れをこすり落とせます。

    ただし、ホイールを傷つけてしまう恐れがあるため、より安全に汚れを落としたい方は専門業者にクリーニングをお願いしましょう。

    ホイールを傷つけたくないならノーコンパウンドタイプ

    ノーコンパウンドとは、研磨剤が入っていないという意味です。洗浄力が高すぎるクリーナーでゴシゴシ磨いてはホイールに細かい磨き傷がついてしまうのでは?と気になる方は、ノーコンパウンドタイプを選びましょう。

    汚れを溶かして落とすタイプなら、ホイールに傷はつきません。

    頑固な汚れは落とせない可能性があるので、気になるけれど落とせない汚れがあったらプロに相談しましょう。

    クリーナー特有の臭いが気になるなら低臭気タイプ

    洗浄する際にクリーナー特有の鼻につく臭いが気になってしまう方は、低臭気タイプや無香料タイプのクリーナーを購入しましょう。

    ホイールの洗浄はしっかり汚れの位置を確認して作業するため、どうしても顔を近づける場面が多くなります。作業中に臭いが気になってしまうと、換気やマスクで対応しても、洗浄作業を続けるのが辛くなってしまうでしょう。

    鼻が敏感なことを自覚している方は、洗浄力だけでなく香りにも気をつけてクリーナーを選ぶことをおすすめします。

    ホイールクリーナーを使った洗浄方法

    ホイールクリーナーを使った洗浄方法

    ホイールクリーナーの選び方がわかった所で、次にホイールの洗浄方法を5ステップで解説していきます。

    • 水洗い
    • カーシャンプー
    • 洗浄
    • ホイールクリーナー
    • コーティング

    ここではスプレータイプの洗浄剤を使う想定で説明します。

    また、ホイール洗浄はボディ洗車の前にすることをおすすめします。ホイールは地面とも近く、泥汚れ、ブレーキダスト汚れなど、ボディに比べて汚れています。ボディ洗車の後にしてしまうと、汚れハネをしてしまう可能性があるので、ホイール洗浄→ボディ洗浄→ホイール洗浄(仕上げ)という順番で行うのがよいでしょう。

    手順1.水洗い

    ホイールを洗う際は、まずホイール全体の汚れを水でざっと洗い流しておきましょう。頑固な汚れも水気を含ませることで多少落としやすくなります。

    水洗いするだけでちょっとした泥ハネやホコリは落とせるので、後の工程で特に注意して洗うべき箇所が分かりやすくなります。

    手順2.カーシャンプー

    次に、バケツにカーシャンプーと水を入れて洗います。カーシャンプーをすることで、ホイールの表面の落ちやすい汚れは落とせます。

    このときカーシャンプーを使わずに水とスポンジで洗うと、摩擦が生じてボディを傷つけてしまうため、泡の力を借りてやさしく洗うようにしましょう。

    ホイールクリーナーとカーシャンプーの違い

    カーシャンプーはホイールクリーナーで汚れを落とす前に洗車する際に使うものです。

    カーシャンプーだけで基本的に汚れは落とせますが、鉄粉やブレーキダスト等はホイール専用の洗浄剤を使わなければ落ちないことが多いので、使い分けています。

    手順3.洗浄

    カーシャンプーで洗車したら、いったん泡を全部洗い流します。このとき洗い残しがあると、次のホイールクリーナーの工程で汚れが確認しづらくなったり、もう一度水を持ってきて洗い流す手間が発生したりしてしまいます。

    二度三度と念入りに水を当てて洗い残しがないようにしましょう。

    手順4.ホイールクリーナー

    いよいよホイールクリーナーを使用して汚れを落とします。スプレーをホイール全体に吹きつけたらしばらく待って汚れが浮き上がるのを待ちます。

    液体が鉄粉と化学反応を起こして紫色になるタイプの洗浄液なら洗い流すタイミングが分かりやすいので、初めて作業する方でも簡単に使えるでしょう。

    汚れが浮き上がったら水で洗い流します。

    手順5.コーティング

    ホイールクリーナーを洗い流したら、タオルで水分を拭き取りましょう。そのまま乾かしてしまうと、水垢の原因になり、せっかく洗い上げた車がきれいに見えなくなってしまいます。

    拭き終わったらコーティング剤を塗って仕上げます。コーティング剤を使うことで、今後汚れがつきづらくなったり、ツヤが出たりします。

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    汚れがひどい場合は専用の洗浄クリーナーが必要

    ここまで自分でホイールを洗浄する方法を解説してきました。しかし、残念ながら市販の洗浄剤では落とせない程ひどい汚れも存在します。

    たとえば、ホイールのブレーキダストは落としづらくて困っている場合、プロにお願いすると専用のブレーキダストクリーナーを用いて汚れを溶かしてくれます。

    専門業者の扱うクリーナーなら、汚れが落ちやすい上にホイールも傷つけない洗い方ができます。自分で対処できないものは、専門業者に洗浄をお願いしましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ12選

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ12選

    ホイールクリーナー・洗浄剤の個人的なおすすめ12選をご紹介します。

    【スプレータイプ】

    1. PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット
    2. ホイールクリーナー S-65
    3. エクストリーム ホイールクリーナー 230200
    4. 車まるごと鉄粉クリーナー
    5. マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    【シートタイプ】

    1. フクピカ ホイール専用拭くだけシート
    2. クリンビュー ホイールクリーナー

    【クリームタイプ】

    1. ブルーマジック メタルポリッシュクリーム

    【ノーコンパウンドタイプ】

    1. ホイールクリーナー D-18
    2. VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    【低臭気タイプ】

    1. グラシアス アイアンリムーバー
    2. フォーミングジェルホイールクリーナー

    タイプごとに詳しく見ていきましょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ5選【スプレータイプ】

    スプレータイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは次の5つです。

    • PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット
    • ホイールクリーナー S-65
    • エクストリーム ホイールクリーナー 230200
    • 車まるごと鉄粉クリーナー
    • マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    それぞれのおすすめポイントを解説します。

    1.PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット

    PS62 アルミホイールクリーン&コート・マグナショット

    カーメイト公式サイトへ

    カーメイトのアルミホイールクリーン&コート・マグナショットは、泥汚れ・油汚れ等にも対応できる撥水コーティング効果付きです。

    通常なら別々に行うホイールの洗浄とコーティングが、1本でできてしまう優れものです。ホイールに付着した汚れに反応して洗浄液が紫色に変わるので、汚れが落ちている様子がわかります。

    また、ホイール洗浄に慣れていない人でも使いやすいようになってるので、初めてホイールの手入れをする人にはこちらがおすすめです。

    2.ホイールクリーナー S-65

    ホイールクリーナー S-65

    シュアラスター公式サイトへ

    シュアラスターのホイールクリーナーは、汚れを擦って落とせるスポンジ付きです。スプレーを吹きかけるだけでなく、スポンジでホイールの隙間を擦って水ですすぐことで、洗い残しが少なくなります。

    洗浄剤らしい強烈な臭いではなく、爽やかなミントの香りなので心地よく作業できます。「洗浄後のホイールの汚れが付きにくくなり、綺麗な状態を保てるようになった」という口コミもありました。

    強力な汚れをしっかり洗いたい方におすすめです。

    3.エクストリーム ホイールクリーナー 230200

    エクストリーム ホイールクリーナー 230200

    ソナックスのエクストリーム ホイールクリーナーは、素材にやさしい洗浄剤です。ソナックスは、ドイツにあるヨーロッパ最大のカーケミカルメーカーです。

    生物分解性の成分配合で、ノーコンパウンドタイプのため、アルミ・鉄・メッキを傷つけません。

    輸入車を愛用している方が気に入って使い続けているとの口コミが多い商品です。ホイールをできるだけ傷つけず、かつ洗浄力の強いクリーナーを探している方にはぴったりです。

    4.車まるごと鉄粉クリーナー

    車まるごと鉄粉クリーナー

    晴香堂(カーオール)公式サイトへ

    カーオールの車まるごと鉄粉クリーナーは、化学反応でこびりついた汚れを溶かして落とします。ガラスにも使用できるため、ホイールだけでなく、車をまるごと洗浄できます。

    1本で軽自動車1台分洗えるイメージです。
    ただし、イエローカラーの車とコーティング車は、塗装が落ちてしまう可能性があるため、使用できません。

    5.マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナー

    マグアイアーズ 日本正規品 ホットリムズ オールホイール&タイヤクリーナーは、泡の力で汚れを浮き上がらせて洗い流すだけで洗浄できます。
    マグアイアーズはアメリカで100年以上の歴史を誇るカーケア用品のトップブランドです。

    強力な洗浄力でスピーディーに手入れが完了します。

    ただし、洗浄力が強すぎるがゆえに表面に加工が施されていなかったり、劣化したりしているホイールは、表面を痛めてしまうことがあるため注意が必要です。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ2選【シートタイプ】

    シートタイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは以下のとおりです。

    • フクピカ ホイール専用拭くだけシート
    • クリンビュー ホイールクリーナー

    それぞれ説明します。

    1.フクピカ ホイール専用拭くだけシート

    フクピカ ホイール専用拭くだけシート

    ソフト99公式サイトへ

    シートタイプのクリーナーなら、ソフト99のフクピカ ホイール専用拭くだけシートがまずはおすすめです。10枚100円程度で買えるので、圧倒的なコスパの良さを誇ります。

    拭くだけでホイールのブレーキダストや油汚れを落とせるだけでなく、ツヤが出ているきれいな状態を長持ちさせる効果もあります。

    ノーコンパウンドタイプで中性なので、ホイールにも人間の手にも優しい商品です。出かける前にこまめに拭いて汚れを落としたい方には、ぜひおすすめしたいクリーナーです。

    2.クリンビュー ホイールクリーナー

    クリンビュー ホイールクリーナー

    クリンビュー公式サイトへ

    イチネンケミカルズのクリンビュー ホイールクリーナーもおすすめです。こちらもメッシュクロスでスピーディーに気軽に洗浄できます。

    拭いた後は、シリコンの皮膜に覆われるのでコーティング効果も期待できます。

    「ホイールだけでなくボディや窓を拭く際にも使える」と気に入って使用している方もいました。泡切れがいいので、気軽にサッと拭いて出かけたい方は検討してみてもいいでしょう。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ【クリームタイプ】

    ブルーマジック メタルポリッシュクリーム

    クリームタイプのおすすめは「ブルーマジック メタルポリッシュクリーム」です。

    洗浄力の高いスプレータイプの洗浄剤で洗い落とせない汚れがあったら、このクリームを試してみましょう。

    ホイールの汚れだけでなく、くすみやちょっとしたサビも除去できます。溶けかけのアイスクリームのような柔らかさなので、楽に塗り広げられます。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ3選【ノーコンパウンドタイプ】

    素材を傷つけないノーコンパウンドタイプのホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめは次の2つです。

    • ホイールクリーナー D-18
    • VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    1つずつ見てみましょう。

    1.ホイールクリーナー D-18

    ホイールクリーナー D-18

    リンレイ公式サイトへ

    リンレイのホイールクリーナー D-18は、劇的に落ちる様子は見えなくていいけれど、ホイールを傷つけずに汚れを落としたい方におすすめです。
    スプレーして5分後にクロスで拭くと、2年分の汚れも落ちてきれいになります。

    キュッキュッと汚れが落ちた音がして、気持ちのいい洗い上がりです。

    2.ブードゥーライド SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    VOODOORIDE SHOQ ホイール&タイヤクリーナー VR7004

    インフィニクス公式サイトへ

    インフィニクスのSHOQ(ショック) は、ノーコンパウンドでも頑固な汚れを落とせるよう開発されたクリーナーです。アルミでもスチールでも、ホイール・タイヤならすべてのタイプに対応できます。

    強力な洗浄力だから相当強い化学成分を使用していると思われがちですが、人や環境にやさしい成分でホイールを傷つけずに洗浄できます。

    ホイールや環境への安全性に配慮したい、輸入車を愛用している方々に支持されている商品です。

    ホイールクリーナー・洗浄剤のおすすめ2選【低臭気タイプ】

    ホイールクリーナー・洗浄剤特有の臭いがしないものの中でおすすめは以下の2つです。

    • グラシアス アイアンリムーバー
    • フォーミングジェルホイールクリーナー

    それぞれ詳しく見てみます。

    1.グラシアス アイアンリムーバー

    グラシアス アイアンリムーバー

    プロスタッフ公式サイトへ

    プロスタッフのグラシアス アイアンリムーバーは、ジェルタイプなので、他のスプレータイプの洗浄液とちがって垂れにくく、鉄粉特有の匂いも抑えられるという特徴があります。

    鉄粉が反応し赤紫色に変わって落ちていくので、洗浄後すっきりしたのが目に見えて実感できます。使い勝手にこだわって選びたい方にはおすすめです。

    2.フォーミングジェルホイールクリーナー

    フォーミングジェルホイールクリーナー

    ストーナー公式サイトへ

    ストーナーのフォーミングジェルホイールクリーナーは無香性なので、洗浄剤の臭いがキツすぎて悩まされている方におすすめしたい商品です。

    密着・浸透・洗浄力に優れたジェルが頑固な汚れをしっかり除去してくれます。スピーディーに洗える上にツヤがでて、満足感のある仕上がりになります。

    ホイール汚れの原因と予防方法

    ホイール汚れの原因と予防方法

    車の足元を支えてくれるホイールですが、できれば日頃から汚れを抑えることができれば、それが一番ですよね。ホイールの汚れの原因は、泥はね、水垢、鉄粉・ほこり、ブレーキダストなどが主な原因です。以下に原因と予防方法をまとめましたので参考にしてみてください。

    原因 予防方法
    泥はね 雨の日やぬかるんだ道を走行する際に付着 洗浄をすれば汚れは落ちる
    水垢 水道水に含まれるミネラル成分が固まり、白い跡として残ったもの しっかりと乾いたタオルで拭き上げを行う
    鉄粉・ほこり 空気中に漂う鉄粉やほこりがホイールに付着する。特に線路沿いでの駐車は注意。 こまめに鉄粉除去をする
    ブレーキダスト ブレーキをかけたときの摩擦の影響で発生する粉のこと こまめに洗浄する

    汚れ防止にはホイールコーティングもおすすめ

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイール洗浄の回数を減らし、傷や錆の防止も期待することができるのが、ホイールコーティングです。ます。分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることができます。

    ガラス層の厚さの違いでシングルかダブルか選択でき、シングルで10,400円〜、ダブルで15,500円〜が金額の相場なので、こまめな洗浄が苦手な方は検討してみてはいかがでしょうか。

    ホイールコーティング2【シングル】

    施工時間は1時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    10,400円 11,800円~ 13,900円~

    ホイールコーティング2【ダブル】

    Wホイールコーティング2【ダブル】

    施工時間は2時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    15,500円 17,600円~ 20,900円~
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    ホイールの買い替えならタイヤワールド館ベストがおすすめ

    ホイール洗浄まとめ

    今回はホイール汚れについて解説してみました。そもそも汚れにくいデザインのホイールを購入する、というのも一つの手です。スポークデザインのホイールはスポーク間隔が広く、ホイール洗浄がしやすいと言われています。同じく円盤状のディッシュホイールも洗いやすいでしょう。

    スポークデザインはスポークの感覚が広く洗浄しやすい

    スポークデザイン

    ディッシュホイールも洗浄はやりやすい

    ディッシュホイール

    また、どうしても汚れが取れない…という時は新規購入も視野に入れてみましょう。ホイールの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約3,200の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、あなたの好みに合ったホイールがきっと見つかります。

    足元をキレイにして愛車ライフを楽しんでくださいね!

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    ホイールの知識 ライターチーム タイヤ交換

    タイヤとホイール交換の値段は?持ち込みの費用は?自分で交換するやり方や工賃を安くする方法も解説


    「ホイール交換の値段は?持ち込みの場合は?」
    「タイヤホイール交換を自分で交換したい」
    「ホイール交換を依頼するならどこで?」

    こんな疑問を抱えてお悩みではありませんか?

    ホイール交換にどれくらい費用がかかるか分からず、依頼先に悩むケースや持ち込みで依頼すべきなのかなど迷われているかもしれません。
    また、自分で交換作業が可能なのか知りたい人も多いでしょう。

    今回はタイヤとホイール交換の料金相場を細かく解説しつつ、自分で交換作業するやり方や注意点にも触れていきます。
    記事を最後まで読んでいただければ、手間なくお得にホイール交換ができる方法もお分かりいただけますよ。

    タイヤ・ホイール交換には2種類ある

    タイヤホイール交換には2種類ある

    タイヤとホイール交換には2種類の工程があります。
    車に詳しくない人であれば、具体的な工程も分からず、何がどう違うのかも分からないのではないでしょうか。

    専門業者に依頼する場合、工程によって値段も変わるため、まずはタイヤとホイール交換の仕組みを理解しておきましょう。

    ちなみに、後ほど解説する「組換え」に関しては基本的には業者に依頼する形しかありません。この部分も解説していきます。

    手軽に出来る「脱着」(履き替え)

    「脱着」は車からタイヤを取り外し、ホイールとタイヤがセットになった状態のものを、付け替える作業のこと

    脱着(履き替え)とは、タイヤとホイールをセットの状態で車から外し、新しいタイヤ・ホイールセットに変える工程を指します。

    分かりやすいイメージとしては、多くの人がサマータイヤ(ホイールセット)からスタッドレスタイヤ(ホイールセット)に変える時に実施される作業が脱着となります。

    基本的には「外す」「取り付ける」だけの作業になるため、工賃も安価に済む工程です。

    当然ながら、ホイールを2種類所持することになるので、2つ目を購入するときの初期費用は必要になります。

    ホイールはピンキリですが、大きなサイズであれば10万円以上など高額品です。

    新しくホイールを購入する予算が無く、古くなったタイヤのみを変えたい場合は「脱着」ではなく、「組替え」の作業になります。

    【ポイント】
    「脱着」は車からタイヤを取り外し、ホイールとタイヤがセットになった状態のものを、付け替える作業のこと

    タイヤをホイールから外す「組替え」

    「組替え」はタイヤとホイールをバラバラにして、入れ替えること

    組替えはタイヤのみを交換する形で、ホイールは車に取り付けている物をそのまま使用します。

    例えば、「今のホイールがお気に入りでタイヤだけ劣化したいので変えたい」「ホイールの保管場所が無いのでタイヤだけ変えたい」といった時に組替えを選ぶことになります。

    人によっては、費用をかけたくないからタイヤとホイール交換は自分でやると考えると思います。

    しかし、組替えに限ってはタイヤをホイールから外す工程には専用器具や知識が必要になるため、一般家庭では「出来ない」と考えたほうがよいでしょう。

    専門業者に依頼する場合、脱着よりも工程が多いので工賃は脱着よりは高くなります。

    また、組替え作業のなかでもサイズによって工賃が変わり、組替えの難易度が上がる低扁平タイヤによっても工賃は変動します。

    想定よりも費用がかからないように、作業前に料金の確認をしておきましょう。

    【ポイント】
    「組替え」はタイヤとホイールをバラバラにして、入れ替えること。主にタイヤ単品を購入したときに発生する作業で、専用の器具がないとできないので自分でやるのは難しい。

    それぞれ交換にかかる工賃などは後ほど解説していきます。

    ホイール交換にはバランスとエアバブルの確認もしよう

    タイヤとホイール交換は頻繁にする作業ではないため、交換に合わせて確認しておくべき箇所があります。
    足回りは車の見た目を大きく変える部分でもありますが、車の「安全性」においても重要になるため、忘れずに確認しておきましょう。

    確認すべき項目は2つです。

    項目 内容
    ホイールバランスの調整 ・バランスが取れていないと次第に上下左右にブレが生じてしまう
    ・走行中のブレ、タイヤの偏摩耗、ジミー現象の防止
    エアバルブ交換 ・ホイールについている空気穴(バルブ)の交換
    ・2年〜3年で劣化する部品

    ホイールバランス調整

    ホイールバランスの調整は、タイヤホイールが適正なバランスになるよう調整する作業です。このようなバランスウェイトをホイールに貼り、調整します。

    バランスウェイト

    走行中のトラブルを防ぐためにも必須で、特に、高速走行中に振動が発生するシミー現象は事故に繋がる危険性もあります。

    専門業者に依頼した場合、交換の工賃内で実施してくれるケースもあります。当店でもホイール入れ替え作業の場合は、バランス調整も含まれています。

    ホイールバランスについては【タイヤ交換時のホイールバランスは重要!崩れるとおこる危険と対策を解説】も参考にしてみてください。

    エアバルブ交換

    エアバルブも念のため、ホイール交換の都度確認してもらい、必要があれば交換してもらいましょう。部品の値段も数百円と安価で済みます。

    エアバルブ

    エアバルブには大きく分けて2種類、全体がゴムで覆われたタイプの【ゴムバルブ】と全体が金属状でホイールの外側と内側をゴムパッキンを介し内側からナットで締め付けるタイプの【金属バルブ】があります。

    詳しくはエアバルブは必ず交換しよう!工賃や交換の仕方を解説の記事も参考にしてみてください。

    タイヤ・ホイール交換にかかる料金は?

    タイヤホイール交換にかかる料金は?

    ホイール交換にかかる料金は、工程・サイズ・タイヤホイールの種類・持ち込み・改造の有無など、条件によって変わります。

    一番多いパターンである依頼先でタイヤ等を購入した場合の料金相場を表にまとめています。車体の大きさによっても変わりますが、今回は軽・普通車を想定した形です。

    依頼業者 脱着4本 組替え4本
    ディーラー 6,000円前後 8,000円前後
    タイヤ専門店 4,000円前後 6,000円前後
    カー用品店 4,000円前後 6,000円前後
    ガソリンスタンド 3,000円前後 4,500円前後

    車体や履いているホイールのサイズがさまざまになるため、上記はあくまで一例となります。

    ディーラー以外は、キャンペーンや優遇制度を実施しているケースがあり、「思ったより安い」となる可能性もあるでしょう。

    ディーラーは最も料金が高くなりがちですが、所持している車を知り尽くした整備士に頼めるので、安心できるというメリットがあります。

    持ち込みによる交換工賃は?

    オンラインショップが普及したことで、安くタイヤやホイールを手に入れて交換したい人も増加しています。その場合、ホイールを持ち込んで作業だけを依頼することも可能です。

    ただし、持ち込み料として工賃が通常よりも1.5倍〜2倍必要になるケースもあります。
    業者も自社で購入してくれたほうが利益も出るため、持ち込みは別枠の料金設定にしており、タイヤ専門店でも5,000円〜10,000円かかるイメージです。

    依頼先以外で購入する場合は、工賃も差し引きしたうえでお得になるか確認してください。

    最近は「持ち込み歓迎!」としている業者も増え、持ち込みでも工賃は変動しない可能性もあるので、よくチェックしておきましょう。

    ホイールサイズによっても料金は変わる?

    ホイールサイズが変わると料金も大きく変わります。

    例えば、カー用品専門店で持ち込みで組替えを依頼した場合、下記のように変動する形です。

    ホイールサイズ 普通車 大型車
    (4WDなど)
    16インチ 1,500円 3,000円
    17インチ 2,500円 4,000円
    18インチ 3,000円 4,500円
    19インチ 4,000円 5,600円

    ホイールのサイズが大きくなればなるほど、当然料金も高くなります。

    また、脱着や組替えをするときにインチアップする場合も通常料金と変わる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

    タイヤホイール交換以外に必要な費用は?

    先程も触れましたが、交換時に別途必要となる可能性のある費用は以下の通りです。

    内容 金額
    タイヤ廃棄 1本300円〜500円前後
    ホイールバランス調整 1本1000円前後〜
    エアバルブ交換 4本1500円前後〜

    バランス調整やバルブ交換などは追加費用が発生しますが、ホイール交換時以外で行おうとすると「脱着」「入れ替え」の工賃が都度発生してしまいますので、一度に確認して一緒に行うことをおすすめします。

    タイヤローテーションにかかる費用は?

    タイヤローテーションにかかる費用は?

    5000km前後走行した後は、タイヤのローテーションが推奨されています。これは現在履いているタイヤホイールの位置を交換する作業を指します。

    タイヤホイールの交換ではなく、タイヤが扁摩耗しないようにローテーションだけしたい人もいるはずです。

    この場合、1回2,000円〜5,000円前後の工賃(タイヤ脱着の工賃)がかかってしまうので、タイヤ・ホイール交換の際に一緒にタイヤローテーションお願いすることをおすすめします。

    専門店に任せる場合は、たいていの場合、そのタイヤをどこに装着していたかの目印シールを貼ってくれるので、次回はそれを見てローテーションしてくれます。

    タイヤを長持ちさせたい人は、定期的にローテーションを実施しておくのがおすすめです。

    ホイール交換にかかる時間も知りたい

    タイヤホイール交換にかかる時間も知りたい

    料金と合わせて、ホイール交換にかかる作業時間も確認しておきましょう。
    ホイール交換の作業自体にかかる時間はサイズにもよりますが30分〜程ですが、これに待ち時間や受付・お会計の時間を合わせると、少なくとも1時間以上は作業にかかることになります。

    特に組替えは工程も増えるので、通常よりも時間がかかります。

    脱着の作業時間目安
    10~15インチ 約30分
    16~18インチ 約40分
    19~20インチ 約50分
    組み換えの作業時間目安
    10~15インチ 約30分
    16~18インチ 約40分
    19~20インチ 約50分

    最近はWebで交換作業を予約できる店も増えているので、上手に活用すると便利です。

    作業時間に関しては【タイヤ交換にかかる時間は?作業内容別にご紹介!】の記事も参考にしてみてください。

    自分でタイヤホイール交換をするやり方

    自分でタイヤホイール交換をするやり方

    これまでの解説を見て、「工賃が高いから自分で交換しよう」と考えているかもしれません。

    実際、整備士でなくてもタイヤホイールの「脱着」だけであれば作業は可能です。
    必要な用具・手順さえ守れば、想像よりも簡単にできてしまうでしょう。

    ただ、間違ったやり方で進めて、足回りにダメージを与えて取り返しのつかないことになるケースも。

    詳しく説明していきます。

    ホイール交換に必要な工具

    まずは必要となる用具の確認です。
    一般家庭にはない工具もありますが、必須道具になります。

    ・レンチ(できれば十字レンチ)
    ・ジャッキ
    ・輪止め
    ・トルクレンチ

    トルクレンチはホイールナットを適正な力で締める専用工具ですが、無くても作業自体はできます。
    ただ経験上、トルクレンチなしで作業すると足回りの安全性が損なわれたり、部品が損傷したりなどデメリットが大きいので用意は必須です。

    どうしても用意できない場合は、交換後に専門業者やガソリンスタンドで増し締めを依頼する方法もあります。

    ホイール交換の手順

    タイヤホイールの脱着に必要な工程は、さほど多くありません。
    紹介する8ステップで、取り外しから取り付けまで完了できます。

    初心者は以下の手順を必ず守るようにしてください。

    1. サイドブレーキを必ずかけて、交換するタイヤの対角線に輪止めをする
    2. 交換するタイヤのホイールナットを軽く緩める(軽くでOK)
    3. ラジャッキを交換するタイヤ近くのジャッキポイントに合わせて、車体を持ち上げる(タイヤが地面から1cm以上は離れるように)
    4. 緩めたホイールナットを全て外して、タイヤを取り外す
    5. 取り付けるタイヤホイールをボルト位置に合わせて取り付ける(平行になるように)
    6. ホイールナットを取り付け、上から対角線に沿って順番に締めていく(必ず上から締めて対角線で締める/2〜3週しながら締めればOK)
    7. 完全に締める前に、ジャッキを下ろしていく
    8. タイヤが地面についたら、ジャッキを外してトルクレンチで本締めをする

    ジャッキポイントが分からない場合は、車に付属している説明書に場所が記載されています。

    ホイールナットを締めるときは、締める順番を必ず守るようにしてください。

    4穴ホイールの場合は「4」の数字を、一筆書きするイメージで締めていきます。

    4穴ホイールの閉める順番

    5穴ホイールの場合のナットを締める順番は、「星」の形を一筆書きするイメージで締めていきます。

    5穴ホイールの閉める順番

    6穴ホイールの場合のナットを締める際には、ジグザグ線を書くように、締めていけば迷うことなく締められます。

    6穴ホイールの閉める順番

    最近はyoutubeでも沢山の交換方法が掲載されていますので、イメージを膨らませておくのもおすすめです。

    自分でのタイヤ・ホイール交換は【タイヤ交換を自分でする手順は?トラブルを防ぐための注意点も解説】の記事も参考にしてみてください。

    絶対やってはいけないホイール交換のやり方・注意点とは?

    タイヤホイール交換の難易度は低いとはいえ、慣れていないと危険性と思わぬ故障につながる可能性があります。特に以下の3つには十分注意してください。

    ・ジャッキポイントは必ず適正な位置にして、途中で外れないようにする
    ・ホイールナットを曲がった方向に入れない
    ・ホイールナットを無理矢理閉めようとしない

    ジャッキが外れて車体が急に落ちてしまうと、足が挟まれたりなど大きな事故の危険性があります。

    また、ホイールナットを間違った締め方で進めてしまうと、ボルトのネジ山が潰れる・折れるケースがあり、取り返しつかない事態になるケースもあります。

    筆者も初めて自分で作業した時に、ボルトを折ってしまい、修理が必要になり余計な出費をしてしまった経験があります。

    足回りは車の重要部分かつ、修理も高額になるため、自信がない人は最初からプロに頼んでしまうのがおすすめです。

    手間をかけずにホイール交換を安くする方法がある?

    手間をかけずにホイール交換を安くする方法がある?

    タイヤホイール交換を手間なく安く済ます方法は、交換を依頼する場所で商品自体も購入してしまうことです。

    自社でタイヤやホイールを購入してもらったほうが利益が出るため、その分通常よりも工賃を安くする・特別保証をつけるなど、消費者側にもメリットが付いてきます。

    また、どんなタイヤやホイールにするか相談して、そのまま購入〜取り付けまで一括して出来るので手間が無く、無駄な時間も発生しません。

    さらに、購入者限定で履き替えたタイヤをそのままお店で保管してくれる業者であれば、自宅のスペースが空くなど、コスト以外のメリットもあります。

    参考記事:【タイヤ保管サービスとは?おすすめ点や料金をご紹介】

    タイヤワールド館ベストならコミコミプランがある!

    タイヤワールド館ベストならコミコミプランやパンク保証もある!

    ここまで、本記事ではタイヤホイール交換にかかる費用や自分でやる場合のやり方を解説しました。

    確かに交換の難易度は低いため、自分で作業するのは可能です。
    ただし、プロに任せてしまうことで時間の節約や安全性を守ることにもつながるので、専門業者に任せてしまうのが得策といえるでしょう。

    タイヤワールド館ベストなら、オンライン上でタイヤホイールの購入が可能で、そのまま全国3,200店の提携取付店へ直送し、交換作業予約まで完了できます。

    自分で取付店も選べて日時も選択できるから安心して依頼可能です。もちろん、提携している取付店は信頼のおける優良店のみとなります。

    なにより、購入した際はタイヤ組替え・バランス調整・脱着に必要な工賃が全て込みになる「コミコミプラン」といったお得なプランが用意されています。

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    ホイールは自分で(DIY)で塗装できる?必要な道具・手順・注意点について解説

    「ホイールの小さな傷が気になる」
    「車のデザインに合ったホイールに塗装したい」
    このような場合は、DIYでホイール塗装してはいかがでしょうか。

    プロに依頼してもホイール塗装は可能ですが、費用と時間がかかります。また、細かな要望が反映されなかったり、信頼できる業者を探すのが大変だったりもします。

    自分でDIYで行えば、コストを抑えつつ自分の好みをデザインに反映できるでしょう。そこで今回は、ホイールのDIYでの塗装方法について、必要な道具や手順、注意点などについて詳しく解説します。

    ホイールをDIYで塗装するメリット

    ホイールをDIYで塗装するメリット

    ホイールをDIYで塗装するかどうか決める際は、メリット・デメリットを確認しましょう。メリットがデメリットを上回るのであれば、DIYでのホイール塗装が向いています。まずは、メリットから詳しく解説します。

    費用を削減できる

    ホイール塗装をDIYで行う場合、費用を大きく削減できます。ホイール塗装をプロに依頼する場合の料金相場は1本15,000~30,000円程度のため、4本で60,000~120,000円程度の費用がかかります。

    DIYで塗装する場合は、7,000~12,000円程度で済みます。また、工賃もかからないうえに5回程度までは道具の買い替えも不要です。

    定期的にホイールを塗装するうえに費用をなるべく抑えたい場合は、DIYの方がよいでしょう。

    好きなタイミングで行える

    ホイール塗装のDIYは、好きなタイミングで行えます。プロに任せる場合は予約待ちや難易度の関係で数日かかることもあるため、すぐにでも塗装したい方はDIYで塗装した方がよいでしょう。

    また、忙しい方は隙間時間を使って1本ずつ塗装することも可能です。

    車が返ってくるのを待つ必要がない

    ホイール塗装後は、すぐに車が返ってくるとは限りません。業者の元へ取りに行くのであればすぐに返ってきますが、業者に届けてもらう場合は数日待つことになる可能性があります。

    ホイール塗装の作業は作業内容にもよりますが、数日程度かかります。
    通常はスペアタイアを持参し、ホイールを預けて塗装をお願いすることが多いと思いますが、場合によっては車ごと預けることもあります。

    車を頻繁に使う方、忙しくて取りに行くことが難しい方は、DIYで塗装した方がよいでしょう。

    道具が簡単に揃う

    DIYには多数の道具が必要ですが、いずれもホームセンターやカー用品店で簡単に揃います。そのため、DIYでよくある「道具を揃えるのに手間がかかる」というデメリットはありません。

    ホイールをDIYで塗装するデメリット

    ホイールをDIYで塗装するデメリット

    ホイールをDIYで塗装したことを後悔しないためにも、メリットだけではなくデメリットも確認しておきましょう。ホイールをDIYで塗装するデメリットは次のとおりです。

    失敗するリスクがある

    ホイールの塗装は決して難しいわけではありませんが、素人が行う以上は失敗のリスクがあります。タイヤやボディに塗料が付着したり、全く想定していなかった色になったりすれば、修繕に時間と手間がかかります。

    絶対に失敗したくないのであれば、ホイール塗装はプロに頼むことが大切です。

    仕上がりに満足できない可能性がある

    ホイール塗装のDIYは難しくはありませんが、光沢やわずかな色のイメージの差が気になり、仕上がりに満足できない場合があります。補修しようにも、どうすれば満足いく仕上がりになるのかがわからず、DIYしたことを後悔するかもしれません。

    予想以上に時間がかかる可能性がある

    ホイール塗装自体は数時間もあれば完了しますが、初めて行う場合は予想以上に時間がかかる可能性があります。例えば、土日休みの人が土曜日に塗装して日曜日に使う予定を立てたとしても、予想以上に時間がかかり、日曜日に車が使えなくなる恐れもあるでしょう。

    プロにホイール塗装を依頼するメリット

    プロにホイール塗装を依頼するメリット

    プロにホイール塗装を依頼するメリット・デメリット、DIYで塗装するメリット・デメリットを比較して、どちらが自分に合っているのかを考えましょう。プロにホイール塗装を依頼するメリットは次のとおりです。

    細かな仕上がりまで指定できる

    プロは、ユーザーの細かな要望を塗装にしっかりと反映してくれます。また、あらかじめ伝えていた要望が反映されていなかった場合は調整も可能です。

    また、塗装と同時にホイールについた傷などの修理も合わせて依頼することもできます。

    ただし、塗装技術や対応の質は業者によって異なるため、十分な実績を持つ信頼できる業者に依頼する必要があります。

    失敗のリスクがない

    ホイール塗装をプロに依頼すれば、失敗の心配がなくなります。仮に失敗したとしても、料金を支払っている以上は要望どおりに仕上げる義務があるため、よほど悪質な業者でない限りは調整を依頼できます。

    DIYの場合は失敗すると修正の方法がわからず、そのまま諦めてしまうことになりかねません。

    結局は業者に依頼することになる可能性もあるため、失敗のリスクを恐れているのであれば最初から業者に依頼した方がよいでしょう。

    プロにホイール塗装を依頼するデメリット

    プロにホイール塗装を依頼するデメリット

    プロにホイール塗装を依頼すれば、ほぼ確実に希望どおりの塗装に仕上げてくれます。その一方で、次のようなデメリットもあります。

    車が返ってくるまでに時間がかかる

    塗装にかかる時間は数日~1週間程度です。そこから車を取りに行くスケジュールを設定すると、合計で半月程度はかかるでしょう。業者に持ってきてもらうにしても、スケジュールを合わせなければなりません。自分で塗装する場合は、塗装が乾いたらすぐに車に乗ることができます。

    コストが高い

    業者にホイール塗装を依頼すると、1本15,000~30,000円程度、4本で60,000~120,000円程度の費用がかかります。失敗のリスクがないにしても、DIYの約10~15倍程度の費用がかかることは大きなデメリットと言えるでしょう。

    また、頻繁にホイール塗装する場合は、さらに多額のコストがかかります。それだけの費用をかけてまで業者にホイール塗装を依頼すべきかどうか慎重に考えましょう。

    ホイール塗装のDIYの種類

    ホイール塗装のDIYの種類

    ホイール塗装のDIYには複数の種類があります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

    缶スプレー

    缶スプレーは、インクが広範囲に噴射される仕組みのため、初心者でも簡単に塗装できます。色の濃淡の調整も比較的簡単で、これまでスプレー塗装を経験したことがない方にもおすすめです。カー用品店やホームセンターにはさまざまなカラーの缶スプレーが販売されています。

    ただし、十分にマスキングしなければタイヤや車体にインクが付着してしまうため、慎重に作業を進める必要があります。

    スプレーガン

    スプレーガンは、エアコンプレッサーと組み合わせて使用し、吐出量や噴霧パターンを調整することで細かな部分まできれいに塗装できる道具です。複数の色を混ぜ合わせてオリジナルの色を作ることもできます。

    ただし、導入のハードルが高いうえに使いこなすには知識と技術が必要です。

    ローラー塗り

    ローラー塗りは、ローラーにインクを付着させてホイール塗装を行う方法です。缶スプレーやスプレーガンのように周りに飛び散る心配がありません。難易度は高いものの、慣れればハイクオリティに仕上げることもできます。

    ただし、複雑な形状のホイールには不向きなため、シンプルなデザインのホイールを塗装したい場合に使いましょう。

    筆塗り

    筆塗りは、インクをつけた筆でホイールを塗っていく方法です。手軽に行えるうえに塗料が周りに飛び散る心配がありません。筆先の太さを使い分ければ、細かな部分まできれいに仕上がります。

    また、スチールホイールは塗装の途中に浮いてきたサビに何度もスプレーする必要がありますが、筆塗りであれば手軽に仕上げることができます。

    ホイール塗装のDIYに必要な道具

    ホイール塗装のDIYに必要な道具

    ホイール塗装のDIYでは、次の道具が必要です。

    ホイール洗浄グッズ
    (ホイールクリーナーなど)
    1,000~3,000円程度
    耐水サンドペーパー
    (粗目・細目・極細)
    1,000円程度
    脱脂剤 500~1,000円程度
    サフェーサー、ミッチャクロン 各2,000円程度
    マスキングテープ 100~300円
    塗料 1,000~4,000円程度
    手袋、マスクなど 300~600円程度

    いずれもホームセンターやカー用品店で購入できます。

    ホイールをDIYで塗装する手順

    ホイールをDIYで塗装する手順

    ホイールをDIYで塗装する際は、正しい手順・方法で行う必要があります。手順を飛ばすと仕上がりが悪くなったり、希望の色調にならなかったりします。ホイールは次の手順・方法で塗装しましょう。

    1. ホイールを洗浄する
    2. ヤスリで表面を削る
    3. マスキングで保護する
    4. 脱脂作業
    5. 密着性を高めるための作業
    6. 塗装する
    7. コーティングする
    8. コンパウンド仕上げ

    手順1:ホイールを洗浄する

    ホイールに付着した油分や汚れ、ブレーキダストなどを徹底的に除去します。カーシャンプーやホイール用洗浄剤を使いましょう。

    手順2:ヤスリで表面を削る

    表面がなめらかな状態だと塗料がうまく接着しません。まずは、ヤスリでマットな質感になるまで表面を削りましょう。磨き残しがあると塗料が剥がれる恐れがあるため、細かいところまで入念に削ってください。

    手順3:マスキングで保護する

    マスキングの目的は、塗装しないところに塗料が付着するのを防ぐことです。ホイールを取り外して塗装しない場合は、タイヤやエアバルブをマスキングテープで保護しましょう。また、ホイールのロゴと本体を別色にしたい場合もマスキングが必要です。

    手順4:脱脂作業

    ホイールに付着した油分は塗料を弾くため、あらかじめシリコンオフやパーツクリーナーで油を取り除く必要があります。ここで注意したいのが、手の皮脂も塗料を弾くことです。必ず手袋をして、皮脂がホイールに付着しないようにしましょう。

    手順5:密着性を高めるための作業

    塗料の密着性を高めるために、サフェーサーやミッチャクロンをホイール全体に薄くなりましょう。ミッチャクロンは透明の液体のため、塗りムラを目で確認できないことに注意が必要です。

    手順6:塗装する

    サフェーサーやミッチャクロンが乾燥したら、希望の色に塗装していきます。一気に塗装するのではなく、複数回に分けて薄く塗り重ねましょう。濃すぎた場合の修正は困難ですが、薄いところは塗り重ねるだけで済みます。

    手順7:コーティングする

    塗装を保護しつつツヤを出すために、クリアコーティングします。ラッカークリアよりもウレタンクリアの方が耐久性とツヤ感に優れています。

    手順8:コンパウンド仕上げ

    コーティング後のツヤが不足している場合は、コンパウンドで仕上げましょう。ただし、コーティングを削ってしまい塗装が露出する場合があるため、磨きすぎに注意が必要です。

    ホイールをDIYで塗装する際の注意点

    ホイールをDIYで塗装する際の注意点

    ホイールをDIYで塗装する際は、失敗を防ぐためにも次の注意点を押さえましょう。

    風通しが良い場所で行う

    スプレーには、大量に吸引すると健康被害が生じる物質が含まれているため、風通しが良い場所で行う必要があります。車庫や物置などで作業する場合は、換気扇を回して窓を開けることが大切です。

    また、換気をしていても塗料を吸い込むリスクは解消できないため、マスクを装着しましょう。

    なお、風が強い日は塗料が風に流されてきれいに吹きかけることが難しい、また湿度が高い日は塗料が乾きにくいため、適度に風がある湿度が低い天気が良い日に作業をするのがおすすめです。

    塗料の相性を確認しておく

    複数の塗料を使用する場合は、塗料同士の相性を確認しましょう。

    たとえば、ラッカー系とウレタン系の塗料を組み合わせると、表面がなめらかに仕上がらない可能性があります。組み合わせについてはさまざまな条件に応じて選択する必要があるため、初めてDIYでホイール塗装をするのであれば塗料の種類は統一した方がよいでしょう。

    完全に乾く前にマスキングを剥がす

    塗料が完全に乾いてからマスキングテープを剥がすと、一緒に塗料も剥がれてしまいます。最初からやり直すことになるため、塗料が完全に乾く前に剥がしましょう。

    また、勢いよく剥がした場合も塗料が剥がれてしまうため、丁寧に剥がしてください。

    まとめ

    まとめ

    DIYでホイール塗装することで、費用を抑えつつ細かな希望を反映した色に変更できます。その一方で、塗料の組み合わせや調色、下準備などに失敗するリスクもあるため、確実に希望どおりの仕上がりにしたい場合はプロの業者に依頼することが大切です。

    DIYが自身に合っている場合は、今回紹介したホイール塗装に必要な道具や手順、注意点などを参考に、DIYに挑戦してみましょう。

    DIYも大変そうだし、プロにお願いするのもコストが気になる…そのような場合は、思い切ってホイールを新調するのも一つの手です。

    ホイールメーカーによっては、カラーはもちろん、リムや特殊P.C.D.などのカスタムオーダープランがある場合もあります。

    参考:WORKカスタムオーダープラン

    参考:WORKカスタムオーダープラン

    ホイールの新調ならタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約3,200の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、ぜひご検討ください。

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    ホイールナットの締め付けトルクを守らないと危険?!トルク管理の基本を解説

    「タイヤ交換時はとりあえずナットを強く締めれば大丈夫?」
    「工具があれば自分でも簡単にホイール交換できる?」

    タイヤ交換時のホイールナットの締め付けトルク管理は、走行するうえで必要な作業です。

    ホイールナットが規定トルクで締まっていない場合、部品の破損や車体のブレにつながり、最悪の場合脱輪して大きな事故を招くからです。

    本記事では、ホイールナットの締め付けトルクの基本から、正しく締める方法まで、7つのステップにわけてわかりやすく解説します。

    ホイールナットの締め付けトルクとは?

    ホイールナットの締め付けトルクとは?

    ホイールナットの締め付けトルクとは、ハブボルトにナットを締めるときに指定された締め付ける強さを指します。

    車の走行性能や安全性を守るためには、ホイールナットを規定トルクで締めることが大切です。

    一般的に、普通自動車と軽自動車の規定トルクは以下の通りです。

    普通自動車 軽自動車
    約100〜120N・m 約80~100N・m

    ただし、車種やホイールによって規定トルクが異なります。
    安全に走行するために、ホイールナットを締めるときは、規定トルクを必ず確認しましょう。

    タイヤ交換で知っておきたい3つの用語

    タイヤ交換で知っておきたい3つの用語"

    ホイールナットの締め方を説明する前に、タイヤ交換で知っておきたい3つの用語について解説します。

    ・ホイール
    ・ホイールナット
    ・ボルト

    タイヤ交換時やトルク管理時に出てくる用語なので、覚えておくことをおすすめします。

    ホイール

    ホイール

    ホイールとは、タイヤに装着する車輪状の部分です。ホイールの役割は、タイヤに歯車軸の回転を伝えたり、エンジンの動力を伝えて走行性能を高めたりと、安全に走るためには欠かせない部品です。

    タイヤとホイールを一緒に考える方も少なくありませんが、タイヤは「黒いゴム」の部分で、ホイールは「金属」の部分とそれぞれ役割が異なります。

    ホイールのサイズや種類、素材が異なるため、自分の好みに合ったホイールに交換することが可能です。

    ホイールナット

    ホイールナット

    ホイールナットは、車体側のハブボルトに取り付けるときに使用するネジの一種です。車種やホイールによって形状や種類が異なるため、多くのホイールナットが存在します。

    たとえば、代表的なホイールナットは下記の3種類です。

    テーパー座(60度) 一番汎用性が高い
    平面座 トヨタ(レクサス)車のほとんどの純正アルミホイールに使用
    球面座 ホンダ車のほとんどの純正アルミホイールに使用

    このように、ホイールナットによって形状や種類が異なるため、気になるホイールナットがある場合は、あなたの車に合うナットか必ず確認しましょう。

    ホイールナットの形状や種類については、【ホイールナットの形状・種類・サイズ全てまるわかり!気を付けたい注意点】の記事も参考にしてみてください。

    ボルト

    ボルト

    ボルトとは、車両や機械のホイールを固定するために使用されるネジの一種で、ハブボルトともいわれます。

    車体を支える強い強度と耐久性を持ち、安全性や性能に大きな役割を与える重要な部品です。車種やタイヤの種類によってボルトの本数は異なり、一般的には4〜6本のボルトでホイールを支えています。

    ボルトは、ホイールナットのオーバートルクや、ホイール着脱時のメンテナンス不足により折れる可能性があるため、ホイール着脱時は必ずメンテナンスしましょう。

    規定トルクを守らないと危険な理由

    規定トルクを守らないと危険な理由

    ホイールナットは、メーカーに指定されたトルクで、ボルトに締め付けます。安全に走行するためにも、ナットを締めるときは規定トルクを必ず守りましょう。

    締め付けトルクが強すぎても弱すぎてもナットは緩んでしまい、パーツの破損やタイヤの脱輪にもつながる可能性があるからです。

    本章では、ナットを強く締めすぎた場合(オーバートルク)と、弱く締めた場合の危険性について解説します。

    強いトルクで締めた場合(オーバートルク)

    ナットを強いトルクで締めたことをオーバートルクといいます。「緩むのが心配だから、念のため強く締めれば大丈夫」と思って締めてきた方は注意が必要です。

    ナットを強く締めすぎてオーバートルクになると、ホイールナット以外に多くの費用の発生が考えられます。

    たとえば、以下のような部品が破損したことによる費用です。

    ・ホイールのテーパー部
    ・ホイールナット
    ・ねじ山のつぶれ
    ・ボルト部分が伸びちぎれる

    最悪の場合、走行中にボルトが折れて大きな事故につながれば、車体以外にも多くの用がかかってしまいます。

    力ずくでトルクをかけることはせずに、規定トルクを目視で確認できる工具の使用をおすすめします。

    規定トルクを守り、未然にリスクを減らしましょう。

    弱いトルクで締めた場合

    ナットを弱いトルクで締めた場合、ホイールナットやハブボルトが緩んでしまいます。
    ナットが緩んだ状態で走行すれば、タイヤのブレや車体のガタつき等、運転に支障がでるため非常に危険です。ネジの緩みに気付かずそのまま走行すれば、ナットが外れたり最悪タイヤが脱輪したりと、大きな事故につながりかねません。

    また国土交通省の発表では、脱輪における2つの発生要因のうちひとつにタイヤ交換時の作業不備があげられています。

    ナットを締める力は、弱すぎても大きな事故の原因につながる可能性があります。
    安心して走行するためにも、規定トルクは必ず守りましょう。
    国土交通省:【点検整備不十分・整備作業ミスに起因する事故】

    ホイールナット締め付けトルクの確認方法

    ホイールナット締め付けトルクの確認方法

    ホイールナットの締め付けトルクは、以下の方法で確認できます。

    ・説明書を確認する
    ・メーカーやディーラーに確認する

    車の説明書を確認する

    一般的にホイールナットの締め付けトルクは、購入した車の説明書に記載されています。
    たとえば、アクア(トヨタ)のホイールナットの締め付けトルクは103N・m(1050kgf・cm)です。
    説明書には以下のように記載してあります。

    アクアのホイールナットの締め付けトルク例

    ただし、説明書に規定トルクの記載がない場合は、販売店やホイールメーカーに、直接問い合わせをして確認しましょう。

    メーカーやディーラーに確認する

    車を購入したメーカーやディーラーに直接問い合わせれば、簡単に規定トルクを確認できます。
    説明書で調べることも可能ですが、本当に規定トルクが合っているか不安な方は、直接問い合わせをして確認することをおすすめします。

    社外ホイールの締め付けトルクを確認する

    社外ホイールの締め付けトルクは、販売店またはホイールメーカーに確認しましょう。
    中古で車を購入した際に、前オーナーが純正以外の好きな社外ホイールを使用している可能性や、説明書に記載していない可能性もあるからです。
    安全な走行をするために、社外ホイールの締め付けトルクは販売店やホイールメーカーに確認しましょう。

    ホイールナットの正しい締め方

    ホイールナットの正しい締め方

    ホイールナットを締める順番は以下の通りです。

    1. トルクレンチを準備する
    2. 車体を持ち上げる
    3. ホイールをハブボルトに通す
    4. ホイールナットを手締めする
    5. 順番通りにホイールナットを締める
    6. 最後の確認

    ぜひ参考にしてみてください。

    1.トルクレンチを準備する

    トルクレンチを準備する

    ホイールナットを締めるときは、トルクレンチを使用しましょう。

    トルクレンチを使用すれば、ハブボルトやナット、ホイールなど、車体や部品の損傷を未然に防げるからです。締め付けトルクは、強すぎても弱すぎても部品の損傷やナットが緩むことにつながります。

    トルクレンチがない場合でもクロスレンチ(十字レンチ)でトルクをかけることは可能です。ただし、感覚で締めると規定トルクをかけるのは難しいため、おすすめの方法ではありません。

    トルクレンチを使用すれば、簡単に規定トルクをかけることが可能です。
    ホイールナットを締めるときは、トルクレンチを準備しておきましょう!

    2.車体を持ち上げる

    車体を持ち上げる

    ジャッキを使用して、車体を持ち上げます。
    ジャッキは車体裏にジャッキ受けがあるので引っ掛けて車体を持ち上げてください。
    地面から約3cm以上上がれば準備完了です。

    3.ホイールをハブボルトに通す

    ホイールをハブボルトに通す

    次に、ホイールを車体側のハブボルトに差し込みます。

    注意点は、ホイールを斜めの状態でボルトに通すとボルトに接触して傷つく可能性があるため、なるべくハブボルトに対して水平にして取り付けます。

    4.ホイールナットを手締めする

    ホイールナットを手締めする

    水平にホイールを取り付けたら、次はナットを手締めします。

    一番先に、タイヤ下部のナットを手締めすれば、タイヤの傾きが抑えられるだけでなく、脱輪の予防にもなるため下から手締めしましょう。

    しっかり車体側にホイールを付けた状態で、ぐらつきがなくなるまで手締めします。
    ※車体が浮いている状態でトルクレンチを使用しても、ホイールと一緒に回転してしまうため、ここではトルクレンチを使用しません。

    5.順番通りにホイールナットを締める

    車体を地面に下ろしてから、トルクレンチでホイールナットを本締めします。
    「カチッ」と音がするまで締めれば、規定トルクになっている証拠です。
    規定トルクからさらに締めるとオーバートルクになるので、注意しながら締めましょう。
    なお、車種によってハブボルトの本数やナットの締める順番が異なるので、それぞれ解説します。

    ・ボルトが4本の場合
    ・ボルトが5本の場合
    ・ボルトが6本の場合

    ボルトが4本の場合

    4穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:マルカユーロスピードV25

    4穴ホイールの場合のナットを締める順番は「4」の数字を、一筆書きするイメージで締めていきます。
    ナットを、対角線上に順番通り締めることで、ガタつきなく締められます。

    ボルトが5本の場合

    5穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:ウェッズレオニスSK

    5穴ホイールの場合のナットを締める順番は、「星」の形を一筆書きするイメージで締めていきます。

    ボルトが6本の場合

    6穴ホイールの場合のナットを締める順番

    装着ホイール:マルカナイトロパワージャベリン

    6穴ホイールの場合のナットを締める際には、ジグザグ線を書くように、締めていけば迷うことなく締められます。

    6.最後の確認

    ホイール交換後にしばらく走行したあと、ホイールナットが緩んでいないか確認してください。

    ナットに緩みがある場合は、締める作業を再度行いましょう。

    何度やっても走行中にガタつきやタイヤのブレを感じる場合は、運転はせずに最寄りの専門店に相談しましょう。

    トルクレンチのチェック頻度

    トルクレンチのチェック頻度

    一般的には、10km走行したらトルクレンチをチェックします。

    トルク管理をすることで、タイヤやホイールの負担軽減、車体からホイールが取れる事故を未然に防げるからです。ナットを規定トルクで締めたあとも、定期的なトルクレンチチェックを怠ってはいけません。

    また、ナットを増し締めしたあとも、2〜3ヶ月か500kmで増し締め点検をすれば、より安全に走行できるため、定期的に点検するのがおすすめです。
    トルクレンチチェックについては、【定期的なトルクレンチチェック!その頻度はどのくらい??】の記事も参考にしてみてください。

    ホイール締め付けトルク一覧表【車種別】

    ホイール締め付けトルクは車種によって異なります。
    本章では、人気のある車種を、普通自動車と軽自動車ごとに一覧表にしました。
    ぜひ、参考にしてみてください。

    普通自動車

    車種 締め付けトルク
    ヤリス(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    カローラ(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    シエンタ(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ノート(日産) 108N・m(1100kgf・m)
    ルーミー(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ヴォクシー(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ノア(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    アクア(トヨタ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ハイエース(トヨタ) 100N・m(1020kgf・cm)
    フィット(ホンダ) 108N・m(1100kgf・m)

    軽自動車

    車種 締め付けトルク
    N-BOX(ホンダ) 108N・m(1100kgf・m)
    タント(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ムーヴ(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    スペーシア(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    ルークス(日産) 98N・m(1000kgf・cm)
    ワゴンR(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    アルト(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    タフト(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)
    ハスラー(スズキ) 85N・m(870kgf・cm)
    ミラ(ダイハツ) 103N・m(1050kgf・cm)

    足回りの安全点検はタイヤワールド館ベストにおまかせ

    あらためて、本記事では以下の7つを解説しました。

    ・ホイールナットの締め付けトルクとは?
    ・タイヤ交換で知っておきたい3つの用語
    ・規定トルクを守らないと危険な理由
    ・ホイールナット締め付けトルクの確認方法
    ・ホイールナットの正しい締め方
    ・トルクレンチのチェック頻度
    ・ホイール締め付けトルク一覧表【車種別】

    その中でも、重要なポイントは以下の3つです。

    ・規定トルクは必ず守る
    ・トルクレンチのチェックは定期的に行う
    ・心配ならプロに任せる

    ナットを規定トルクで締めるだけで、未然にリスクを減らせます。
    また、定期的にトルクレンチチェックをすることで、より安全に走行することが可能です。
    タイヤワールド館ベストでは、お客様に安心してカーライフが送れるようにお客様の目の前でトルクレンチチェックを行います。
    また、全店増し締めと空気圧チェックを無料で行っておりますので、お気軽にお立ち寄りください!

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    ホイール磨きの方法は?自分で磨くメリット・デメリット・手順を解説

    車のホイールを磨く際は、自分で磨くかプロに任せるか迷う方が多いのではないでしょうか。

    ホイールは、磨き方さえ習得すれば自分でも十分にきれいにできます。

    その一方で、ホイールの状態によっては汚れや傷が悪化したりきれいにならなかったりするため、必要に応じてプロに任せることも検討しましょう。

    今回は、ホイールの磨き方をテーマに、自分で磨くメリット・デメリット、手順について詳しく解説します。

    ホイール磨きの目的

    ホイール磨きの目的

    ホイール磨きは、ホイールをきれいにすることの他に、細かな傷の修復やスタイルアップなどの目的があります。ホイール磨きの目的について詳しくみていきましょう。

    汚れを落とす

    ホイール磨きの目的は、ホイールに付着した泥や水垢、ほこり、鉄粉、ブレーキダストなどを除去し、きれいな状態へ戻すことです。

    車体がどれだけきれいでも、ホイールが汚れていると台無しになります。ホイールは車の雰囲気を形成する重要な要素の1つのため、汚れていると印象が悪くなり、きれいだと良い印象を与えることができます。

    かっこいい・美しいといった印象を与えたい場合は、ホイールの汚れをこまめに落としましょう。

    細かい傷を目立たなくする

    ホイールを磨くと、表面がなめらかになって細かい傷が目立たなくなります。あまりにも深い傷に効果はありませんが、細かな傷であれば磨くことで新品と見違えるほどに状態が改善するでしょう。

    ただし、傷を消すことに重点を置いて誤った磨き方をすると、かえって傷が目立つ恐れがあります。

    ツヤを出してスタイルアップさせる

    ホイール磨きには、ホイールにツヤを出してスタイルアップさせる目的もあります。「ツヤがある=かっこいい・美しい」とは限らず、中にはマットはホイールを好む方もいるでしょう。しかし、「汚れによってツヤを失った状態」と「マットな質感」は別物です。

    ホイール本来の魅力を復活させるためにも、しっかりと磨いてツヤを取り戻しましょう。

    ホイールを自分で磨くメリット

    ホイールを自分で磨くメリット

    ホイールを自分で磨くことを考える際は、メリットとデメリットを比較して自分に合っているかどうかを見極めましょう。まずは、メリットから詳しく解説します。

    1. コストがほとんどかからない
    2. 隙間時間に少しずつ進められる
    3. 愛着がわきやすい

    コストがほとんどかからない

    ホイール磨きの道具の購入にかかる費用は数千円程度です。また、一度購入すると10~20回は使用することができます。

    一方、プロに任せると1回数千円程度の費用がかかります。そのため、コストがほとんどかからないことがホイールを自分で磨くメリットと言えるでしょう。

    道具を保管する場所がない、ホイールを洗える場所がない場合は、多少のコストがかかってもプロに任せるしかありません。

    ただ、洗車場でもホイールは自分で洗えるため、近くにないか探してみましょう。洗車場を利用すれば、1回数百円でホイールを自分で洗うことができます。

    隙間時間に少しずつ進められる

    ホイール磨きにかかる時間はサイズや汚れ具合で異なりますが、ホイール1個あたり約10~20分ほどの時間がかかるでしょう。

    後述しますが、汚れを落とすだけではなく、パテを使用して傷を埋める作業もある場合は、パテの硬化に約8時間程かかります。

    プロに任せる場合は、全てのホイール磨きが終わるまで待つか、後日取りに行く必要があります。しかし、忙しいためになるべく早く磨いてほしい、後日に取りに行くことが難しい場合もあるでしょう。

    自分で磨くのであれば、ホイールを預ける必要もなく、隙間時間を利用して少しずつ進めることができます。

    愛着がわきやすい

    ホイールを自分で磨くことで、車に対する愛着がわきやすくなる可能性があります。

    もちろん、ホイールを自分で洗わなかったからといって愛着がわかないわけでありませんが、自分で時間と手間をかけてきれいにした車は、なるべく汚したくないと感じる方が多いのではないでしょうか。

    愛着がわくと、もっときれいにしてあげたい、スタイルアップして車を楽しみたいと思えるようになる場合もあります。

    ホイールを自分で磨くデメリット

    ホイールを自分で磨くデメリット

    ホイールを自分で磨くことには次のようなデメリットがあります。

    1. かえって傷がつく恐れがある
    2. 労力が大きい
    3. ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    かえって傷がつく恐れがある

    ホイールの磨き方を間違えると、反対に傷をつけてしまう場合があります。

    コストを抑えたいからといって深い傷や白サビのあるホイールを自分で磨くことはおすすめできません。

    また、ホイールは頑丈そうな見た目ではありますが表面は傷つきやすいことを踏まえ、丁寧に磨くことが大切です。

    労力が大きい

    ホイール磨きは、かがんだ状態で行います。立ったり座ったりした状態と比べて体力の消耗が激しいため、思っていたよりも労力がかかったという声は少なくありません。

    特に夏は気温の高さと相まって体力を激しく消耗するため、なるべくプロに任せた方がよいでしょう。

    ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    ホイール磨きをプロに依頼するメリット

    ホイール磨きをプロに任せる場合、失敗の心配がありません。自分で磨く場合は道具を揃えて磨き方を学ぶ必要があります。そのような手間をかけて磨いたとしても、失敗してしまうケースが少なくありません。

    ホイールを自分で磨いて絶対に後悔したくないのであれば、プロに任せた方がよいでしょう。

    ホイール磨きをプロに依頼するデメリット

    ホイール磨きをプロに依頼するデメリット

    プロにホイール磨きを依頼すると、当然ながら費用がかかります。1本3,000~8,000円程度が相場で、業者によって費用の決まり方や金額が大きく異なります。

    複数の業者に見積もりを取り、技術面に心配がないかも確認したうえで依頼先を決めましょう。

    また、混雑状況やホイールの状態によっては車を数日預けての作業になる場合もあります。

    すぐにでもホイールをきれいにしたい場合は、自分で行う方が早いでしょう。

    自分でホイールを磨くために必要な8つの道具

    自分でホイールを磨くために必要な8つの道具

    自分でホイール磨きをする際に必要な道具は次のとおりです。

    1. カーシャンプー
    2. ホイール専用クリーナー
    3. マスキングテープ
    4. ピカール液
    5. マイクロファイバークロス
    6. 耐水サンドペーパー(粗目・細目・極細)
    7. 脱脂剤(シリコンオフ)
    8. アルミパテ(パテヘラ)

    すべて、カー用品店やホームセンターで購入できます。全部購入する場合でも、5,000~7,000円程度で済むでしょう。

    ホイール磨きを自分で行う場合の全体の流れ

    ホイール磨きを自分で行う場合の全体の流れ

    ホイールを磨く手順は、まずは【汚れを落とす】、そして【細かい傷を補修する】の2段階で進めていきます。

    ステップ.1
    汚れを落とす
    1.脱脂剤で油分を落とす
    2.カーシャンプーや専用クリーナーでホイールの泥やほこりを落とす
    3.マイクロファイバークロスでキレイに拭き上げる
    ステップ.2
    細かい傷の補修
    1.マスキングをする
    2.耐水サンドペーパーを用いて傷を磨いていく
    3.修復剤を傷に埋め込み、硬化させる
    4.細目の耐水サンドペーパーで磨く
    5.磨き剤を使用して仕上げ磨きをする

    詳しく見ていきましょう。

    ホイールを磨く手順 ステップ1【汚れを落とす】

    【汚れを落とす】ホイールを磨く手順

    ホイールの細かい傷を補修したい場合は、まず汚れを落とす必要があります。汚れを落とす方法と細かい傷を補修する方法をそれぞれ詳しく解説します。

    1. 脱脂剤で油分を落とす

    脱脂剤には、傷に入り込んだ油分を落として補修できる状態に整える役割があります。こちらを使用して通常の洗浄では落としにくい油汚れをまずは落としていきましょう。

    油分があると後の工程である修復剤がうまく密着せず、傷がきれいにふさがりません。そのため、ホイールの表面に付着した油を脱脂剤できれいに取り除く工程を入れるとよりキレイに仕上げることができます。

    2. カーシャンプーや専用クリーナーでホイールの泥やほこりを落とす

    次に、カーシャンプーや専用クリーナーを使用してホイールに付着した泥やほこりを落とします。ゴミが付着したままにしてしまうと、磨く工程で新たな傷がホイールついてしまう可能性があります。

    ホイールの表面は意外と傷つきやすいので、バケツに水とカーシャンプーをいれて泡だてたものをスポンジに含ませ、優しく洗い上げましょう。

    また、洗浄液が残ったままだと、シミの原因になったりするので、しっかりを洗い流しましょう。

    3. マイクロファイバークロスでキレイに拭き上げる

    洗い流しを行った後は、マイクロファイバークロスで水分をしっかりと拭き上げます。マイクロファイバーは、微細な繊維が表面に付着した水分やほこりを優しく取り除き、ホイールを傷つける心配がないので安心です。

    ホイールを磨く手順 ステップ2【細かい傷の補修】

    【細かい傷の補修】ホイールを磨く手順

    ホイール汚れを落とすステップが終わったら、続いて、細かい傷(ガリ傷)の補修を目的としたホイール磨きの作業に入っていきます。

    1. マスキングをする

    まずは、作業不要な箇所に傷やパテが付着しないようにマスキングします。マスキングには、ガムテープではなくマスキングテープを使用しましょう。マスキングテープは簡単に剥がれて跡が残りませんが、ガムテープは粘着成分が残って汚れてしまいます。

    タイヤと接地部分の補修を行う場合は、タイヤ部分のマスキングも忘れずに行ってください。

    2. 耐水サンドペーパーを用いてガリ傷を磨いていく

    耐水サンドペーパーを用いてガリ傷を磨いていく

    次に、粗目の耐水サンドペーパー(150番くらい)で気になるガリ傷を磨いて、表面をなめらかにしていきます。

    力を入れすぎてしまったり、傷口を広い範囲で磨いてしまうと、見栄えが悪くなってしまう場合もあるため、必要最小限の範囲で、優しい力加減で磨いていきましょう。

    3. 修復剤を傷に埋め込み、硬化させる

    傷は、消すのではなくパテを埋めることで目立たなくします。一度にたくさんの量を塗布するのではなく少しずつ塗布し、補修剤がガリ傷にしっかり入り込むようにするとうまくいきます。

    塗布の方法は、パテやブラシ、スプレーカンを使用するタイプが多いです。商品の説明をよく読み、適切な量を適切なやり方で塗布しましょう。

    補修剤で傷を埋めたら、しっかりと乾かしてから次の工程へ進みます。

    商品によって硬化速度は違いますが、4~8時間程かかるものが主流のようです。
    購入した商品の説明書に従って、完全に硬化させてください。

    4. 細目の耐水サンドペーパーで磨く

    補修剤がしっかり乾いたら、細目の耐水サンドペーパーで磨いて、傷を埋めたところを目立たなくします。

    先程と同様、必要以上の広い範囲を削ってしまわないように注意しながら、徐々にさらに目の細かい極細目サンドペーパーに変えながら磨いていきましょう。

    使用するサンドペーパーは、400番から少しずつ番号の大きなものに変えていき、最後は目の細かい2000番で仕上げましょう。

    万が一、この段階で傷が目立ってしまった場合は、プロに補修を依頼した方がよいでしょう。

    5 .磨き剤を使用して仕上げ磨きをする

    必要に応じて、ホイール対応の金属表面研磨剤を使用して、表面を磨き上げます。研磨剤は金属の表面を滑らかにして、光沢感を与える効果があります。

    金額も数千円程度で購入することができ、大半の商品が複数回使用することができるので、ホイールにピカピカの輝きを求める場合、この工程を行いましょう。

    ピカールの使い方

    ピカールの使い方

    磨き剤としてよく名前が上がるのがピカールです。こちらの使用方法はとてもシンプルで、柔らかい布の先端に適量付けてホイールを磨いていくだけです。

    液状タイプやチューブタイプなど、好みに応じて選択することができ、とても扱いやすい商品なので、DIY初心者でも問題なく使用できるでしょう。

    磨いた後には別の布で、研磨剤が残らないようにしっかり拭き取りを行ってくださいね。

    ホイールを磨くときの注意点

    ホイールを磨くときの注意点

    ホイール磨きに失敗しないためにも、次の注意点を押さえましょう。

    ・サンドペーパーは正しく使用する
    ・パテが完全に硬化するまで待つ

    サンドペーパーは正しく使用する

    耐水サンドペーパーで傷の部分を磨く場合、不要な範囲まで磨かないように注意しましょう。後の工程の作業が大変になり、仕上がりも悪くなります。

    また、サンドペーパーは、角材などに巻きつけて使用すると手で持つより均一に磨くことができるのでおすすめです。

    パテが完全に硬化するまで待つ

    パテが完全に硬化するには、商品にもよりますが4~8時間程かかります。

    硬化する前に作業を進めると、サンドペーパーで磨くことができずやり直しが必要、という状況になりかねません。

    作業は時間に余裕を持って行うようにしましょう。

    ホイール磨きをプロに任せた方がよいケース

    ホイール磨きをプロに任せた方がよいケース

    ホイールを自分で磨くかプロに任せるかは、メリット・デメリットを確認のうえで決めることが大切です。次のケースに当てはまる場合はプロに任せた方がよいでしょう。

    ・特殊な表面加工が施されたアルミホイール
    ・白サビが発生している
    ・深い傷がついている

    特殊な表面加工が施されたアルミホイール

    「アルマイト」「ダイヤモンドカット」「メッキ(鏡面仕上げ)」のいずれかに該当するアルミホイールは、高度な技術で削り出しや塗装がされています。そのため、自己流で磨くことで深い傷がつく恐れがあります。

    白サビが発生している

    ホイールの表面のクリア層が剥がれたところが腐食すると、白サビが発生する場合があります。クリア層の奥深くにサビが侵入しているため、表面を磨いても汚れは落ちません。

    プロに依頼しても改善が難しいとされているため、自分で磨くのは避けた方がよいでしょう。

    深い傷がついている

    ホイールに深い傷がついている場合、研磨剤やグラインダーなどでは改善が期待できません。この場合は、プロの知識と技術、経験に基づいて、傷の状態やホイールの素材などに応じた修復方法を実践する必要があります。

    ホイールの傷・汚れを予防しよう

    ホイールの傷・汚れの原因

    ホイールの傷や汚れは日頃からなるべく防ぎたいところです。主な傷・汚れの原因と言わているのは、以下の5つです。

    ・水垢
    ・鉄粉、ほこり
    ・ブレーキダスト
    ・飛び石
    ・縁石で擦ってしまう

    ホイール汚れの原因

    ①水垢

    水垢とは、水道水に含まれるミネラル成分が固まったものです。水道水で洗車した後に自然乾燥した場合、水分は蒸発しますがミネラル成分は残って白い跡が残ります。これは、車のボディも同様です。

    車のボディ・ホイールを水道水で洗浄した際は、しっかりと乾いたタオル等で拭き上げを行うようにしましょう。

    ②鉄粉・ほこり

    空気中に漂う鉄粉やほこりがホイールに付着し、サビが発生することがあります。単に付着するだけでは風によって再び舞うため、サビが発生することはありませんが、ホイールが静電気を帯びていると鉄粉が吸い寄せられ、そこにほこりが蓄積することで汚れてしまいます。

    特に線路沿いでは鉄粉が多く飛散しています。本数が多く走る線路近くの駐車場を利用している場合は、こまめに鉄粉除去をすることをおすすめします。

    ③ブレーキダスト

    ブレーキダストとは、ブレーキをかけたときの摩擦の影響で発生する粉のことです。ブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキがあり、次の仕組みで車を減速させます。

    ディスクブレーキ ディスクローターとブレーキパッドを摩擦させる
    ドラムブレーキ 車輪とともに回転するブレーキドラムの内側にブレーキシューを摩擦させる

    上記はいずれも摩擦した際に表面が削れて粉末が発生します。これがブレーキダストの正体です。ブレーキダストは鉄のため、空気中の鉄粉と同じくホイールに付着して汚れやサビを発生させます。

    ホイールの傷の原因

    ①飛び石

    道路には小さな石がたくさんあり、自身のタイヤと接触して飛ばされる場合もあれば、並走車や対向車から飛んでくる場合もあります。したがって、交通量の多い道路では飛び石でホイールが傷つく確率も上がります。

    また、車のスピードが出ていて、ホイールの回転速度が速い高速道路走行時も飛び石の威力が強くなります。

    幹線道路以外でも、例えば未舗装路のじゃり道等を多く走行する場合もより大きな石が敷かれており、傷が大きくなる傾向があるので注意しましょう。

    ②縁石で擦ってしまう

    車の運転に慣れていない人は、車体感覚がわからず縁石に寄せ過ぎてしまい、縁石等でガリ傷を作ってしまう場合があります。

    いずれの場合も、小さいガリ傷程度であれば自分でホイールを磨き、補修対応できる場合が多いので、普段から点検をしておきましょう。

    ホイールコーティング

    ホイールコーティング施工の様子

    ホイールコーティングは分厚いガラス被膜でホイールをしっかりと守ることにより、傷や汚れだけではなく、錆の防止もすることができます。

    ホイールコーティングにも種類はありますが、タイヤワールド館ベストの直営店舗では「keeper」の「ホイールコーティング2」を扱っています。ガラス層の厚さの違いでシングルかダブルかをお選びいただけますので、洗浄の回数を減らしたい方にはおすすめです。金額の相場は、シングルで10,400円〜、ダブルで15,500円〜となっています。

    ホイールコーティング2【シングル】

    施工時間は1時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    10,400円 11,800円~ 13,900円~

    ホイールコーティング2【ダブル】

    Wホイールコーティング2【ダブル】

    施工時間は2時間~です。

    ~15インチ 16~19インチ 20インチ~
    15,500円 17,600円~ 20,900円~

    まとめ

    まとめ

    ホイールは自分で磨くこともできますが、手間と時間がかかります。また、白サビや深い傷などは自分で解消することが難しいため、プロに任せた方がよいでしょう。

    知識やスキル、経験が豊富なプロであれば、自分で磨いても改善できない小さな傷や汚れも解消てくれます。プロでも改善が難しい場合には、ホイールを買い換えることも検討しましょう。

    タイヤワールド館ベストでは、あらゆる車と相性が良い多種多様なホイールを販売しておりますので、買い替えの際はぜひ一度チェックしてみてください。

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    車のホイールベースとは?長さ別の特徴や目的に合わせたオススメの選び方を解説

    車のホイールベースとは?長さ別の特徴や目的に合わせたオススメの選び方を解説

    ホイールベースという言葉を聞いたことがあっても、「車のどこを指しているのかわからない…」そう思っている人は多いのではないでしょうか。

    カタログにも載っているものの、いまいちピンとこないかもしれません。

    本記事では、ホイールベースについて詳しく解説します。間違えやすい言葉との関係性もお伝えするので、より理解が深まりますよ。

    長さ別のメリットやデメリットもあわせて解説します。特徴や目的にそった車選びができるように、役立つ情報をまとめました。

    ぜひ参考にしてみてください。

    ホイールベースは前輪と後輪の距離を表すもの

    ホイールベースは前輪と後輪の距離を表すもの

    ホイールベースとは、前のタイヤの中心から後のタイヤの中心までの距離を表したものです。簡単にいうと、車の縦の長さのことです。

    ホイールベースは車の設計にかかわる重要な要素で、安定性、操作性、走行性能などあらゆる部分に影響を及ぼします。

    長ければ長いほど良い、というわけではなく、その逆でもありません。車を構成するさまざまな部分から、より良いバランスを考えて長さが決められています。

    ホイールベースはよくほかの言葉と間違えられますが、それぞれがホイールベースと深くかかわっています。

    間違えやすい言葉は、以下の通りです。

    ・トレッド
    ・内輪差と最小半径

    ホイールベースとの関係性もあわせて解説します。

    ホイールベースとトレッドの関係

    ホイールベースとよく間違えられるのがトレッドです。トレッドとは、左右のタイヤの接地面の中心を結んだ距離のことを指します。

    わかりやすくいうと、ホイールベースが車の縦の長さだとすれば、トレッドは横の長さを表すものです。

    タイヤの用語として使われることもあり、その場合はタイヤが路面と接触する一番外側のゴムの部分を指します。

    ホイールベースとトレッドには密接な関係があり、「ホイールベース・トレッド比」とよばれる比率があります。

    ホイールベース・トレッド比は車の走行性能を表す1つの数値で、その車の特性を表すものです。

    一般的に数値が「1」に近いほど小回りがきき、「2」に近いほど直進時に安定するといわれています。

    ホイールベース・トレッド比は、以下の計算式で算出します。

    ホイールベース÷((前輪のトレッド幅+後輪のトレッド幅)÷2)

    具体例をあげると、ホンダのフィット(BASICタイプFF)では以下のような計算になります。

    2,530÷((1,485+1,475)÷2)=約1.7

    計算上では、1より2に近い数値になるので、直進時に安定しやすいということになるでしょう。

    わかりやすくいうと、大型ショッピングモールのカートを思い浮かべてください。子どもが乗れるようなものや、物をたくさん乗せられる大きなカートは、縦に長いものが多くみられます。まっすぐ押す分には安定しますが、縦に長くなるほど曲がりにくくなります。

    車にも同じことがいえます。

    どちらかが長ければ良い、もしくは短ければ良いというものではなく、お互いのバランスが重要です。

    内輪差と最小回転半径

    ホイールベースと関係のある言葉で、よく耳にするのが「内輪差」と「最小半径」です。この2つは似ているようでも、表しているものは違います。

    内輪差とは、カーブを曲がるときに前輪が通る場所と後輪が通る場所が異なり、そのときにできた差のことです。ホイールベースが長い車ほどこの差が大きくなるので、右左折時は内輪差のことを考えてハンドルを切る必要があります。

    内輪差

    大型のトレーラーや観光バスなどが左折をするとき、一旦右側に頭をふってから左にハンドルを切っているのを見たことはありませんか?

    あれは、そのままハンドルを左に切ってしまうと、左後ろのタイヤが縁石にぶつかり、傷ついてしまうからです。最悪の場合は歩行者や二輪車を巻き込む可能性もあります。

    内輪差はホイールベースが大きく影響しているのです。

    最小回転半径とは、ハンドルをいっぱいに切って曲がったとき、一番外側にくるタイヤの中心が描く円の道筋です。

    最小回転半径

    参考:HONDA

    わかりやすくいうと、車がどれくらい小さく回れるかを表す数値で、ホイールベースの長短によっても変化し、内輪差とは異なります。

    カタログにも記載されており、ホンダのフィット(BASICタイプFF)は4.9mです。

    それぞれの意味は違いますが、内輪差も最小半径もホイールベースの長さに深くかかわっている言葉です。

    ホイールベースが長い車のメリット・デメリット

    ホイールベースが長い車のメリット・デメリット

    ホイールベースが長い車の特徴を、メリットとデメリットにわけて解説します。特徴を理解すると、車を選ぶときの指標になります。良い面と悪い面の両方を確認しておきましょう。

    [メリット]
    ・直進時に車が安定する
    ・車内が広くなる

    [デメリット]
    ・取り回しが大変になる
    ・内輪差を意識しないとボディやホイールを傷つける

    詳しく説明していきます。

    メリット①直進時に車が安定する

    ホイールベースが長い車は、直進走行時に安定感があります。前のタイヤから後ろのタイヤまでの距離が長いので、橋の上で横風に吹かれても車体が左右にふられにくくなります。

    わかりやすくいうと、電車で立っているときに足を閉じているよりも足を肩幅くらいに開いたほうが安定して立てますよね。それと同じです。

    高速道路での走行も直進が多いので、安定感があるほうが運転は楽に感じるでしょう。

    メリット②車内が広くなる

    ホイールベースが長くなると車内が広くなるのもメリットです。

    前後の長さが長くなれば、その分車内の空間に余裕ができます。たくさんの荷物を乗せられる、乗車人数を増やせるなど、空間を有効活用することも。

    乗車人数が決められている軽自動車の場合は、ホイールベースを長くすることで後部座席でも窮屈にならないように工夫されている車もあります。

    デメリット①取り回しが大変になる

    ホイールベースが長いと、直進時に安定する分、カーブは曲がりにくくなります。これはホイールベースが長くなると、最小半径(車がどれだけ小さく回れるかを表す数値)が大きくなることが考えられるからです。

    デメリット②内輪差を意識しないとボディやホイールを傷つける

    内輪差も大きくなるため、右左折時に気をつけておかないとタイヤを縁石に乗り上げたり、ボディを傷つけてしまったりする恐れもあります。

    ホイールベースが長くなれば、ハンドルを切り返す場面が多くなる可能性もあり、運転に慣れていない人は大きなデメリットと感じるかもしれません。

    ホイールベースが短い車のメリット・デメリット

    ホイールベースが短い車のメリット・デメリット

    次に、ホイールベースが短い車の特徴を、メリットとデメリットにわけて解説します。ホイールベースが長い車との違いがわかると、自分がどちらの車と相性がいいのかがわかります。

    両方の特徴を理解しておくことで、1つの判断基準になりますよ。

    [メリット]
    ・ハンドルがよく切れる
    ・街乗りが楽になる

    [デメリット]
    ・ふらつきが気になる
    ・車内がせまくなる

    こちらも1つずつ解説ていきます。

    メリット①ハンドルがよく切れる

    ホイールベースが短い車は、小回りがしやすいです。最小半径(車がどれだけ小さく回れるかを表す数値)が小さくなるので、ハンドルがよく切れ、カーブも曲がりやすいです。

    ホイールベースが長い車のように内輪差も大きくないので、右左折時に頭を逆方向にふらなくても曲がれる場合が多いでしょう。

    メリット②街乗りが楽になる

    ハンドル操作が軽いので、駐車するときに何回も切り返す必要はありません。ゆとりがない駐車場でも、少ない切り返しで駐車できるでしょう。

    せまい道や街乗りなどのシーンで運転が楽に感じられます。

    デメリット①ふらつきが気になる

    ホイールベースが短いと、小回りがきく分安定性に欠けます。風が強い日にハンドルを取られたり、カーブを曲がるときにふらつきが気になったりと、少々心もとないと感じる場合があるかもしれません。

    デメリット②車内がせまくなる

    車内の空間がせまくなるのもデメリットです。前後の長さが短くなるので、どうしても真ん中にギュッと詰め込んだ形になってしまいます。

    荷物を載せるスペースが少ない、後部座席がせま苦しくなるなど、あまり長距離を走るのには向かないかもしれません。

    どちらの車がオススメ?ホイールベースの長さ別の選び方

    どちらの車がオススメ?

    ホイールベースの長さ別で、オススメの選び方は以下の通りです。

    ・広い空間や安定性がほしい人はホイールベースが長い車
    ・操作性を重視する人はホイールベースが短い車

    主に走行する場所や、荷物や人をどれくらい乗せるかによって選ぶのがオススメです。ですが、どちらの車が自分に合うのかは、目的や状況によって変わります。

    両方のメリットとデメリットを理解したうえで、必要な性能や機能をもっているほうを選びましょう。

    詳しく解説します。

    広い空間や安定性がほしい人はホイールベースが長い車

    高速道路をよく走る、広い車内に荷物や人を多く乗せたい人は、ホイールベースの長い車がオススメです。

    通勤距離が長い、アウトドアが趣味、家族の人数が多いなど、こういった人には安定性があり車内が広く使用できる車が向いているでしょう。

    子育て世代ならファミリーカー、アウトドアが趣味ならSUV車を選ぶ人が多い印象です。

    操作性を重視する人はホイールベースが短い車

    せまい道をよく走り、駐車が苦手など運転に自信がない人にはホイールベースが短い車がオススメです。

    高速道路よりも街乗りがメインで、スーパーや銀行などちょっとした場所に行くことが多い人は、小回りがきく車が向いています。

    ホイールベースが長い車よりも操作性が良く、比較的運転しやすいでしょう。

    ホイールベースの長い代表車種

    ホイールベースの長い車種

    ホイールベースが長い車といわれても、あまりピンとこない人も多いのではないでしょうか。一例として、下記の表にホイールベースが長い車をまとめてみました。参考にしてください。

    車種 ホイールベースの長さ
    トヨタ ノア 2,850mm
    日産 エルグランド 3,000mm
    レクサス LS 3,125mm

    ホイールベースの長い車は、ファミリーカーやセダンなどの車が多い印象です。どの車も3m前後の長さがあります。

    ホイールベースの短い代表車種

    ホイールベースの短い車種

    ホイールベースが短い車にはどのような種類があるのでしょうか。こちらも一例として、下記の表にまとめてみました。

    車種 ホイールベースの長さ
    ホンダ N-BOX 2,150mm
    トヨタ ルーミー 2,450mm
    ダイハツ タント 2,460mm

    ホイールベースが短い車は、軽自動車や小型車に多い印象です。長さは2m〜2.5m前後になっています。

    車種によっては、小型車でも軽自動車よりもホイールベースが短い場合があります。

    タイヤとホイールはどう選ぶ?

    タイヤとホイールはどう選ぶ?

    ホイールベースの長さに応じてタイヤとホイールを選ぶ、という考えはオススメしません。

    確かにホイールベースの長さは車の走行性能などに関わる大切な要素ではありますが、タイヤとホイールの選び方は目的によって大きく変わるからです。

    一般的にホイールベースが長い車には、純正で大径のホイールに太いタイヤが装着されていることが多く、短い車にはその逆が多いと考えられます。

    ですが、ホイールとタイヤの変更は、なにを重視するのかによって最適なサイズは変わります。

    車体のバランスや乗り心地を重視するのか、見た目のカッコよさを優先するのかによって、選ぶサイズは異なるからです。

    ホイールベースの長い車、短い車にはこれ!というような考えで選ぶよりも、目的に応じたホイールやタイヤを選ぶことが大切です。

    タイヤとホイールを選ぶならタイヤワールド館ベストがオススメ

    タイヤとホイールを選ぶならタイヤワールド館ベストがオススメ

    ホイールベースとは、前のタイヤの中心から後ろのタイヤの中心までの距離を表す数値です。トレッドや内輪差、最小半径とは違う意味をもちますが、どの言葉もホイールベースと深いかかわりがあります。

    長さによってメリットとデメリットがあり、両方を理解することで車を選ぶときの指針になります。

    よく走る場所や重視したい走行性能を考えて、車選びに役立ててください。

    ホイールとタイヤをホイールベースの長さで選ぶ、ということはオススメできません。ホイール・タイヤは、乗り心地の向上やドレスアップなどの目的に合わせて選ぶことが大切です。

    タイヤワールド館ベストでは、宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約3,200の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類のホイールやタイヤを取り揃えております。あなたの目的に合わせて、好みのものを選べますよ。

    ぜひ一度、チェックしてみてください。

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    ホイールスペーサーのメリット・デメリットとは?装着時の注意点と価格も解説

    手軽に足回りのドレスアップを行いたくても、「方法がわからない……」と思っている人は多いのではないでしょうか。そのような時にはホイールスペーサーがオススメです。

    ホイールスペーサーを使えば、ホイールやタイヤを交換することなく足回りの印象を変えることができます。

    本記事では、ホイールスペーサーのメリット・デメリットを解説します。装着時の注意点もお伝えするので、気をつけるべきポイントを抑えながらカスタマイズを楽しめますよ。

    できるだけ手間をかけずに足回りのドレスアップをしたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

    ホイールスペーサーとは?

    ホイールスペーサーとは?

    ホイールスペーサーとは、車体とホイールの間にはさむ円状の金属です。正しくはホイールを取り付ける「ハブ」とよばれる部分と、ホイールの間にはさみこんで使用します。

    ハブリング付きスペーサー

    参考:ハブリング付きスペーサー/DIGICAM

    ドレスアップでタイヤを外側に出す目的で使われることがほとんどですが、ホイールがブレーキに干渉してしまったときにスペースを確保するために使うこともできます。

    ホイールスペーサーには、1mmから10mmまでさまざまな厚さのものがあります。

    10mm以上厚みのあるものはワイドトレッドスペーサーとよばれますが、ホイールスペーサーと目的は同じで、形状や取り付け方が異なります。

    ワイドトレッドスペーサーは円状の金属にハブボルトが一体になっており、ホイールを取り付けるハブボルトにナットで固定して使用するものです。

    ワイドトレッドスペーサー

    参考:ワイドトレッドスペーサー/TANIDA MOTER SPORTS

    タイヤを外側ギリギリに出す、いわゆるツライチは、本来レーシングカーがコーナリングなどの操作性、安定性を高めるために行う手法でした。

    そうした背景から、現在はスポーティーな外観を求めて、かっこよさを追及し、タイヤを外側に出すカスタマイズとして広がったと考えられます。

    ホイールスペーサーのメリット

    ホイールスペーサーのメリット

    手軽なカスタムや走行性能の向上のために取り付けられるホイールスペーサーですが、カスタマイズには良い面もあれば悪い面もあります。

    両方をしっかりと把握し、納得した上でカスタマイズを行うようにしましょう。

    まずはメリットについて、詳しく解説します。

    ホイールスペーサーを装着するメリットは以下の3つが挙げられます。

    ・見栄えが良くなる
    ・カーブでの安定性が上がる
    ・費用が安い

    見栄えが良くなる

    ホイールスペーサーを装着すると、タイヤが外側に出るのでホイールの存在感をアピールできます。ボディとのすき間が少なくなり、よりツライチに近づくことで足回りのおしゃれ度がアップします。

    カーブでの安定性が上がる

    車体とホイールの間が広くなるということは、左右のタイヤの中心から中心までの長さ(トレッド)が長くなり、カーブを曲がるときの左右の傾きが少なくなります。その結果、走行性能向上として安定性が上がることもあります。

    わかりやすくいうと、コンパスを思い浮かべてください。短い半径で円を描くと、グラグラして上手く描けなかったことはありませんか?

    長い半径のほうがグッと力を入れやすいので、安定して描けます。車も同じで、左右の傾きが少ないほうが安定してカーブを曲がることができます。

    費用が安い


    ドレスアップにかかる費用が安くすむ
    こともメリットです。ホイールスペーサーは、厚みによっては2,000円くらいから手に入るので、手軽にカスタマイズを始めることができます。

    ホイールスペーサーのデメリット

    ホイールスペーサーのデメリット

    反対に、デメリットは以下の3つが考えられます。

    ・ホイールナットがゆるむ可能性がある
    ・取り付けを断られる場合がある
    ・ボディが汚れやすくなる

    ホイールスペーサーの装着にはデメリットもあることを視野に入れておきましょう。

    ホイールナットがゆるむ可能性がある

    ホイールスペーサーを装着すると、車体側のホイールの取り付け面からホイールまでの距離が遠くなります。その結果、ハブボルト(ホイールナットを取り付けるボルト)へ取り付けるホイールナットのかみこみが浅くなり、ナットがゆるみやすくなります。

    極端な例ですが、ノーマルがペットボトルのふたをしっかり閉めた状態で、ホイールスペーサーを装着した場合がふたを半分だけ閉めた状態だとします。

    落としたときに中身が漏れやすいのは、当然ふたが半分しか閉まっていないペットボトルです。

    つまり、ホイールナットのかみこみが浅くなると、少しの衝撃でゆるんでしまう可能性があります。

    タイヤは常に振動しています。あまり無理な走行を繰り返すと、ハブボルトに負荷がかかり、折れ曲がるなどのトラブルにもなりかねません。

    取り付けを断られる場合がある

    厚みのあるワイドトレッドスペーサーを装着する場合、依頼する店舗によっては「強度証明書」がない部品の取り付けは断られる場合もあります。

    取り付け可能かどうか、事前に確認しておくと安心です。

    ボディが汚れやすくなる

    ノーマル状態に比べてボディが汚れやすくなるのもデメリットです。

    タイヤが車体より内側にあればタイヤハウスの中で収まる汚れも、タイヤが外側に出ることで泥や小石をはねあげやすくなる可能性があります。

    こまめに洗車をする、汚れがつきにくくなるボディコーティングをしてあげる、など汚れ対策も必要に応じて行いましょう。

    ホイールスペーサーを装着するときの注意点

    ホイールスペーサーを装着するときの注意点

    ホイールスペーサーを装着するときの注意点は以下の3つです。

    1. 車体からタイヤをはみ出さないようにする
    2. 厚みによってはハブボルトの交換が必要になる
    3. 割れやゆるみはないか定期的に確認する

    足回りは車の走行に直結する重要なパーツです。必ず気をつけておくべきポイントを確認し、安全にカスタマイズを行いましょう。

    順番に解説します。

    車体からタイヤをはみ出さないようにする

    ホイールスペーサーを装着したときに、車体からタイヤがはみ出さないようにしましょう。車体からタイヤがはみ出してしまうと、車検には通らない場合があります。

    正確には、タイヤ側面のラベリングと、ホイールリムを保護するためのリムガードは10mm未満であればはみ出しても良いとされています。(道路運送車両の保安基準 第178条(車枠及び車体)

    しかし、ホイールやホイールナットなど、そのほかの部分は認められていません。

    車検に通らないだけでなく、接触事故などの危険性も高くなります。保安基準を守るのはもちろん、危険を回避するためにも車体からはみ出さないようにしましょう。

    厚みによってはハブボルトの交換が必要になる

    厚みのあるホイールスペーサーを取り付ける場合は、純正のハブボルトを交換する必要があります。

    ホイールスペーサーを装着したときに、手前に見えているハブボルトがあまりにも短いと、タイヤを取り付けることができません。

    そうした場合は、もともとあるハブボルトを取り外し、ロングハブボルトに交換する作業が必要になります。

    一般的には、5mmまでは純正のハブボルトで対応できるといわれていますが、厚みが5mmでもロングハブボルトへ交換をすすめられるケースもあります。

    車によって異なるので、必ずプロに相談しましょう。

    割れやゆるみはないか定期的に確認する

    ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーを装着した場合、部品の割れやゆるみがないか定期的に確認しましょう。

    ハブボルトの穴数は車種によって異なるので、どの穴数にも対応できるようにホイールスペーサーにはさまざまな形状の穴があいています。

    その結果、どうしても厚みがある部分と薄い部分の差が生じてしまい、肉厚が薄い部分は負荷がかかりやすく、割れる恐れがあります。

    厚みのあるワイドトレッドスペーサーを使用する場合は、ハブにとめているナットの締め付けが、タイヤ周辺の振動によりゆるむ可能性もあります。

    車体とホイールの間にはさんでいるので、どうしてもガタは出てしまいます。最悪の場合、ナットが緩んでタイヤが脱輪するケースも考えられます。

    事故を防ぐためにも、割れや傷みがないか、定期的に規定トルクで締め付けられているかを確認しながら走行しましょう。

    ホイールスペーサーをつけても車検に通る?

    ホイールスペーサーをつけても車検に通る?

    ホイールスペーサーを使用していても車検は通ります。装着しているだけで車検に通らなくなった、なんてことはありません。

    ただし、装着することで保安基準に違反してしまうと通らない可能性はあります。

    車体からタイヤがはみ出る、ホイールナットの締め付けが浅くホイールにガタがあるなど、検査員が危険と判断した場合は車検には通りません。

    道路運送車両の保安基準とは、車が安全に走行するため、または環境を守るための基準です。

    ドレスアップは規定の範囲内で楽しむようにしましょう。

    ホイールスペーサー装着にかかる値段はいくら?

    ホイールスペーサー装着にかかる値段はいくら?

    ホイールスペーサーの装着にかかる金額を紹介します。

    前提として、車によって料金や使用できる部品は変わります。車種が同じでも、同じ部品や金額で作業ができるわけではありません。

    1台1台違うことを理解したうえで、かかる費用の参考にしてみてください。

    ・ホイールスペーサーだけを装着する場合
    ・ハブボルトを交換する場合

    順に解説します。

    ホイールスペーサーだけを装着する場合

    ホイールスペーサーをはさむだけなら、1,000円〜2,000円くらいの工賃で取り付けできる場合がほとんどです。

    部品代は2枚組みで1,000円〜5,000円ほどで、厚みやメーカーによって金額はさまざまです。

    ワイドトレッドスペーサーを取り付ける場合の総額の目安は以下の通りです。

    車種 個数 部品代 作業工賃 合計金額
    セレナハイブリット 1セット 約14,000円 約1,600円 約15,600円
    エルグランド 2セット 約28,000円 約3,500円 約31,500円
    レクサスLS 2セット 約19,500円 約7,000円 約26,500円

    車種や作業内容によって異なります。1つの目安として参考にしてみてください。

    ハブボルトを交換する場合

    ハブボルトを交換する場合の総額の目安は以下の通りです。

    車種 個数 部品代 作業工賃 合計金額
    ヴォクシー ハブボルト10本 約4,500円 約8,000円 約26,500円
    ワイドトレッドスペーサー1セット 約14,000円
    86 ハブボルト20本 約9,000円 約22,000円 約38,000円
    ホイールスペーサー2セット 約7,000円

    車種によって作業工賃は前後する可能性があります。あくまで目安として参考にしてください。

    ホイールスペーサーを装着できるお店はどこ?

    ホイールスペーサーを装着できるお店はどこ?

    ホイールスペーサーの装着を依頼できるお店は以下の3つが考えられます。

    ・タイヤ専門店
    ・カー用品店
    ・カスタマイズ専門店

    タイヤ専門店

    タイヤ専門店では、ホイールスペーサーを取り扱っており、そのまま装着を依頼できる店舗が多いです。

    もち込み部品にも対応している店舗もあり、安全性や保安基準に配慮して取り付けてくれます。

    まずは少しだけドレスアップを楽しみたい人にオススメです。

    タイヤワールド館ベストの直営店舗でも簡単に付けられるスペーサーからワイドトレッドスペーサーまでお取り扱いがあります。商品によってはお取り寄せとなる場合がございますのでご了承ください。

    タイヤワールド館ベスト店舗一覧

    カー用品店

    カー用品店も、タイヤ専門店同様、ホイールスペーサーを取り扱っており、そのまま取り付けをしてくれる場合が多いです。

    もち込み部品も対応可能な店舗もありますが、お店ごとの判断の場合も多く、事前に確認した方が安心です。

    カスタマイズ専門店

    カスタマイズ専門店では、ホイールスペーサーの取り付けはもちろん、目的に合わせたカスタマイズを総合的に提案してくれます。

    ギリギリまで攻めたドレスアップの相談なども可能な店舗が多く、自分好みの車にカスタマイズをしていきたい人にぴったりです。

    しかし、ディーラーでは取り扱えないと断られるケースがあります。もしホイールスペーサーを取り付けて車検を通した後、トラブルが起こった場合のリスクを避けたいからです。

    ホイールスペーサーの装着は、少なからず危険を伴うことを忘れないようにしましょう。

    安全性を重視するならホイールを交換してインセットで調整

    安全性を重視するならホイールを交換してインセットで調整

    やはり安全性が気になる…という場合、ホイールスペーサーを使わずにホイールのインセットを調節してカスタマイズすることもオススメです。

    インセットとは、ホイールの中心から取り付け面までの距離のことをいい、この数値を下げるとツライチの状態に近づきます。

    ホイールスペーサーは、ホイールの交換に比べると価格も安く、手軽にできるドレスアップです。

    しかし、車体とホイールの間に本来なかったものをはさむことで、多少なりともガタは発生します。タイヤ周辺は常に振動しており、走り出す、曲がる、停止するといった動きを繰り返し行うことでかなり負荷もかかります。

    周辺部品にも負担がかかり、思わぬ箇所が故障する可能性もゼロではありません。いくら簡単にできるカスタマイズだとしても、正しく使用しないと事故の原因になる可能性もあります。

    足回りは車の走行に直接かかわる、とても重要な部分です。ドレスアップ目的でツライチを目指すのなら、ホイールを交換する、という選択肢を検討されてみてもよいのかもしれません。

    ホイールの購入はタイヤワールド館ベストがオススメ!

    ホイールの購入はタイヤワールド館ベストがオススメ!

    ホイールスペーサーは、取り付けるだけでスタイリッシュな足回りを演出でき、安い費用でドレスアップが可能です。走行性能の面でも、カーブでの安定性の向上が期待でき、手軽に取り組みやすいカスタマイズの一つです。

    しかし、ホイールナットがゆるんだり、周辺部品に負荷がかかり故障の原因になったりすることも考えられますので、注意点をよく理解しいただき、定期的に点検することが大切です。

    また、タイヤを外側に出すのなら、ホイールの交換を検討してみましょう。ホイールの交換なら、車体とホイールの間に部品をはさまずにカスタマイズが可能です。ホイールスペーサーよりも安全性は高いといえるでしょう。

    ホイールの交換ならタイヤワールド館ベストがオススメです。宮城県に7店舗の他、オンラインショップで購入しても全国に約3,200の提携店舗があり、どのエリアの方でも利用しやすくなっています。豊富な種類を取り揃えているので、あなたの好みに合ったホイールがきっと見つかりますよ。

    同時にタイヤの購入も可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。

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    タイヤ知識 栗生店

    雨の日にスリップする原因は?濡れている路面に強い夏タイヤのご紹介

    雨の日にスリップした経験がある人も多いのではないのでしょうか?雨の日も安心安全にお車を乗っていただけるようにおすすめのタイヤなど詳しくご紹介させていただきますね!

    雨の日に一番多い事故はスリップ事故です。

    雨の日の運転は、視界が悪いだけではなく、
    路面が滑りやすくなっているため、
    晴天時よりも慎重に運転する必要があります。
    首都高速道路株式会社の調査によると、雨天時の時間当たりの事故件数は、晴天時と比較し、約5倍も高くなっているといわれています。さらに、雨天時の夜間は視界がますます悪くなるため、深夜になると晴天時の約7倍も事故が発生してしまうのです。
    首都高速道路の調査では、雨天時の事故件数は晴天時の約5倍も発生。
    雨天で多いのはスリップ事故だが、急加速や速度超過など原因は様々。
    雨天の夜は視界が悪く、歩行者や自転車の発見が遅れるので要注意。

    高速道路を頻繁に使う方や長距離を乗る方はタイヤの摩耗を要チェック

    ①空気圧は適正かチェックする

    空気圧不足のまま走行した場合の影響

    燃費の悪化
    走行性能の低下
    偏摩耗(タイヤの両肩部が摩耗しやすい)

    ↓自分の車の空気圧を見るときは
    運転席側のドア表示を見ればどのくらい入れるのか分かります

    空気圧ドア表示

    ➁タイヤの残溝をチェックする

    ▸走行前にタイヤの残り溝をチェックしましょう。
    特に雨の日の高速道路等では、タイヤと路面の間の水をかき出す力(排水性能)が低くなり、タイヤが浮く状態になることで、ハンドルやブレーキが効かなくなる※ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。
    ※濡れた路面を高速で走行した際に、タイヤと路面との間に水膜ができることで浮いた状態になり、コントロールできなくなる現象です

    ③偏摩耗していないかチェックする

    ▸タイヤの接地面に極端にすり減っている箇所がないかを点検しましょう。
    タイヤの偏った摩耗は、空気圧が適正でなかったり、タイヤローテーションをせずに使用していた場合に起こりやすくなります。

    タイヤの異常を見つけ寿命を長くするためにもローテ―ションをおすすめ致します!

    雨に強いタイヤを選ぶポイント

    タイヤにも雨の日のウェット性能が優れているタイヤやタイヤを選ぶポイントを絞ることで安心にお車を乗ることが出来るんです!次に詳しくご紹介していきますね!

    排水性

    タイヤの溝(トレッドパターン)
    は基本的に下記の役割を持っています。

    ↓トレッドパターンとは
    タイヤが直接路面に接する部分になります!
    簡単に言うとタイヤの側面にある溝や切り込みのことです。
    ダンロップLM5

    ※排水性とは
    排水性とはタイヤの進行方向に水を弾き飛ばす性能と、接地部分の水を後方に流し出す性能です。

    ①タイヤの駆動力、制動力、およびけん引力の増加
    ②操縦性、および安定性の向上
    ③タイヤの放熱性の向上
    ④排水効果

    ウェットグリップ性能

    雨に強いタイヤとはウエットグリップ性能が高く、
    雨天時などで路面が濡れた環境下でも優れた
    排水性能と高いグリップ力を発揮しブレーキ時の
    制動性が高く滑りにくい
    のが特徴です。

    雨の日に感じるストレスや不安、疲労を軽減することが出来るので、タイヤを選ぶ際のポイントにもなってきます!

    排水性・グリップが優れている夏タイヤ

    『雨の日に安全に車を乗りたい!』・『雨の日のストレスを軽減したい!』と思っている方も多いのではないのでしょうか!

    排水性・グリップが優れている夏タイヤを
    ご紹介していきますね!

    ダンロップ

    VEURO VE304 ビュ-ロブイイーサンマルヨン

    ▸静粛性はもちろんのこと、快適性、最高のウェット性能を求める方におすすめのタイヤです。

    『VEURO VE304』に刻まれた「3D波型グルーブ」は
    特殊な溝の掘りかたをすることで摩耗後でも排水性が悪化しません。

    タイヤの中にスポンジが入っているので走行中の『ゴー』という音を吸収してくれ、乗り心地もいい優れたタイヤになっています!

    ▸推奨車種
    セダン・ハッチバック・ミニバン・コンパクト・SUV

    ダンロップビューロ VE304

    ブリヂストン

    ECOPIA NH200シリーズ エコピアエヌエッチニヒャク

    ブリヂストンエコピアNH200

    ▸新車装着タイヤでブリヂストンのエコピアが装着されることが多いのですが、低燃費性・安全性が進化した新しいエコピアが誕生しました!

    車に乗っていてタイヤがすり減った際に不安を感じる時は
    雨の日が多いのではないのでしょうか?
    濡れた路面でのブレーキコーナリング時に2人に1人が性能低下を感じているんです!

    NH200はタイヤが摩耗してもウェット性能が低下しにくく作れれています。

    トーヨー

    NANOENERGY 3PLUS  ナノエナジー・スリープラス

    ▸ウェット性能にさらなる磨きをかけた
    スタンダード低燃費タイヤ。

    エコタイヤとして一番重要な転がり性能で
    「NANOENERGY 3」従来モデルの「A」を維持したまま、
    ウェット性能もcランクからbランクまで引き上げてきました。

    まとめ

    濡れている路面に強いタイヤを詳しくご紹介させていただきました。夏タイヤも種類がたくさんありどれを選べばいいのか悩みますよね。ベストでは安全にお車に乗って頂く為にもお客様の用途に合ったタイヤを選ばせていただきます!
    皆様のご来店スタッフ一同心よりおまちしております(^▽^

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    タイヤ知識 ライターチーム タイヤ交換

    車の空気圧を確認する方法|適正な値を計測する6つのコツも紹介

    「自分の車のタイヤに、どれだけ空気を入れればいいの?」
    「空気圧を入れすぎると良くないのか?」

    車の空気圧に関して、上記のような疑問をもつ方は少なくないはずです。

    タイヤの空気は、使用の有無にわらず自然と抜けていきます。

    しかし、空気が不足している状態で運転を続けると、タイヤの劣化や燃費の悪化に繋がります。

    2015年〜2019年にJATMAによって行われた調査では、「乗用車の4台に1台が空気圧不足」という結果が判明しました。

    そこで今回は、車の適正な空気圧を計測して、充填する方法を紹介します。

    自分の車に合った空気圧を保ち、快適なカーライフをお過ごしください。

    適正な空気圧は車のドアに記載されている

    適正な空気圧は車のドアに記載されている

    適正な空気圧は車によって異なります。

    自分の車に合った空気圧は、運転席のドア開口部、もしくは給油口に貼られた「車両指定空気圧」から確認可能です。

    kPa(キロパスカル)で表示された指定空気圧を保つことで、タイヤの摩耗や燃費の悪化を防げます。

    もしドアに記載がない場合は、車の取扱説明書でも確認できるので、チェックしてみてください。

    空気不足のデメリット

    適正な空気圧が保たれたタイヤの、地面との接地面積は「はがき1枚分」です。

    しかし、タイヤの空気が不足すれば地面との接地面積が増えて、以下のようなデメリットが発生します。

    ・摩耗しやすくなる
    ・発熱してバーストしやすくなる
    ・サイド部分が切れてパンクしやすくなる
    ・水を排出する溝が埋まるので、水溜まりでスリップしやすくなる
    ・タイヤのたわみで運転しにくい
    ・抵抗が増すので、燃費が悪くなる

    空気が不足していると、タイヤの状態が悪くなるだけではなく、燃費の悪化や事故の原因に繋がる可能性もあります。

    そのため、定期的に指定空気圧を確認して調整するのが重要です。

    空気圧過多のデメリット

    「定期的に空気を充填するのは面倒だから、一度に多く入れたい」と考える人も少なくないでしょう。

    しかし、空気圧過多のタイヤは、中央部が盛り上がり接地面積が狭くなるので、以下のようなデメリットが発生します。

    ・タイヤが衝撃を吸収しにくくなるので、乗り心地が悪くなる
    ・接地面積が狭くなるので、ブレーキがききにくくなる
    ・接地面積が狭くなるので、部分的に摩耗しやすくなる
    ・障害物を踏んだ際にバーストしやすくなる

    多めに空気を充填したい方は、許容範囲の上限10%を目安に調整するのがおすすめです。

    車の空気圧を調べる方法

    車の空気圧を調べる方法

    引用:グッドイヤー公式サイト

    タイヤの空気圧を計測するには、エアーバルブに空気圧計を使用します。

    空気圧計を購入すれば自宅で計測できますし、ガソリンスタンドやタイヤ販売店では、無料で機材を貸出していることも少なくありません。

    空気圧計を用意したら、以下の5ステップで計測します。

    1. 指定空気圧を把握する
    2. エアーバルブのキャップを外す
    3. 空気圧計を用いて計測
    4. 足りなければ充填
    5. エアーバルブにキャップを締める

    エアーバルブのキャップは小さく無くしやすいため、袋に入れるなどして対策しましょう。

    キャップは空気漏れの防止以外にも、タイヤに水やほこりなどの異物を侵入させないための役割
    があります。

    キャップはタイヤ販売店などで購入可能なため、万が一無くした際は補充しましょう。

    空気の入れ方|ガソリンスタンドで充填可能

    空気の入れ方|ガソリンスタンドで充填可能

    空気圧の充填は、ガソリンスタンドやタイヤ販売店に設置されている機材から行えます。

    基本的には無料で使用できますが、場所によって有料の場合もあるので、事前に確認してください。

    空気の充填はセルフサービスのため、以下では機材の使用方法について紹介します。

    ガソリンスタンドなどに設置されている空気充填機の種類は、主に以下の3種類です。

    ・エアータンク式
    ・据え置き型(デジタル式)
    ・据え置き型(ダイヤル式)

    場所によって設置されている機材が異なるため、それぞれの使い方と特徴を見ていきましょう。

    エアータンク式

    エアータンク式の空気圧充填機は、以下の4ステップで使用できます。

    1. エアーバルブのキャップを外す
    2. ノズルをタイヤの差込口に挿入する
    3. +と−ボタンを押して空気圧を調整する
    4. キャップを取り付けて完了

    充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入すると、現在の空気圧が計測されるので、不足している分は「+」ボタンを押しながら充填しましょう。

    多く入れすぎた場合は、「−」ボタンを押せば放出できます。

    指定空気圧まで調整できたら、キャップを取り付けて完了です。

    また、エアータンク式の充填機は、以下の特徴があります。

    ・持ち運びできる
    ・空気圧の計測もできる

    エアータンク式の充填機は持ち運びできるので、車を移動させずに空気圧を調整できます。

    また、充填だけではなく、空気圧の計測も同時に行えるのが魅力です。

    据え置き型(デジタル式)

    据え置き型(デジタル式)の空気充填機は、以下の5ステップで使用できます。

    1. メーターに指定空気圧を入力する
    2. エアーバルブのキャップを外す
    3. ノズルをタイヤの差込口に挿入する
    4. 空気が自動で充填される
    5. 終了したらキャップを取り付けて完了

    「+」ボタンと「−」ボタンで指定空気圧を設定したら、空気充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入します。

    充填中に鳴っている音が止まったら終了なので、キャップを締めて完了です。

    据え置き型(デジタル)の空気充填機は、以下の特徴があります。

    ・空気充填機は移動できない
    ・空気圧の計測はできない
    ・設定した空気圧を自動で充填できる

    据え置き型(デジタル)の充填機は、特定の場所に設置されているため、近くに車を移動させなければいけません。

    空気圧の計測はできませんが、指定空気圧を入力すれば、不足している分を自動で充填してくれます。

    据え置き型(ダイヤル式)

    据え置き型(ダイヤル式)の使い方は、据え置き型充填機(デジタル)とほとんど同じですが、空気圧を調整するのはメーターの横にあるダイヤルです。

    ダイヤルを時計方向に回すと数値が増え、反時計方向に回すと数値が減ります。

    空気圧を設定した後は、充填機のノズルをタイヤの差込口に挿入して自動で空気が調整されます。

    音が鳴り止んだら充填終了の合図なので、キャップを締めて完了です。

    適正な空気圧を計測するコツ6選

    適正な空気圧を計測するコツ6選

    指定空気圧を保つことでタイヤは長持ちし、燃費の悪化も防げます。

    より正確に空気圧を充填するため、以下の6つの計測する際のコツを紹介します。

    1. 点検はタイヤが冷えている時に行う
    2. 空気圧の上限は+10%までにする
    3. タイヤの空気圧を調べてから充填する
    4. 空気漏れがないか確認する
    5. タイヤ交換後は空気圧を確認する
    6. タイヤの状態も確認する

    点検はタイヤが冷えている時に行う

    空気圧を計測するのは、以下の時間帯で行うのがおすすめです。

    ・早朝または夜(日が出ていない)
    ・走行前(タイヤが冷えている)

    タイヤが温かいと、内部の空気が膨張して正確な空気圧を計測できません。

    具体的には、気温が10℃上昇する毎に、タイヤの空気圧は10kPa上昇します。

    したがって、正確な空気圧を計測するタイミングは、日が沈んでいる朝や夜、タイヤが冷えている運転前が適しています。

    より正確な空気圧を把握したい方は、空気圧計を購入して、運転前に自宅で計測するのがよいでしょう。

    空気圧の上限は+10%までにする

    空気圧の上限は、指定空気圧の上限+ 10%までにしましょう。

    本来は指定空気圧の数値に沿って充填するべきですが、空気圧点検の頻度を抑えるために、多めに空気を補充したい方は少なくないはずです。

    空気が多すぎれば、乗り心地やタイヤの摩耗具合に影響しますが、指定空気圧の上限+ 10%であれば許容範囲です。

    したがって、指定空気圧の数値を下回らないように、上限の+ 10%の範囲で空気圧を充填しましょう。

    タイヤの空気圧を調べてから充填する

    前輪と後輪の入れるべき空気圧が同じとは限らないので、すべてのタイヤの指定空気圧を確認してから充填しましょう。

    また、純正品からサイズの異なるタイヤに変更した場合は、車に記載された指定空気圧の値が異なります。

    インチアップ等でタイヤサイズを変更した場合、専門店から適正な空気圧の値を確認しましょう。

    空気漏れがないか確認する

    エアーバルブとキャップの間に隙間があれば、走行中に空気が漏れてしまうため、充填後の締め付けはしっかり行いましょう。

    キャップはゴムでできているので、2〜3年ほどで劣化する可能性があります。

    キャップの劣化を見極めるには、洗剤を含んだ水をバルブの付近に垂らす方法が有効です。

    垂らした液体が泡立つのは、隙間から空気が放出されている証拠なので、キャップの交換を検討するのがよいでしょう。

    空気漏れの確認方法

    キャップが固定されているにもかかわらず空気の減りが早い場合は、タイヤ自体が劣化している可能性があるので、買い換えるのがおすすめです。

    タイヤ交換後は空気圧を確認する

    夏タイヤとスタッドレスタイヤを交換する際は、空気圧を確認しましょう。

    タイヤの空気は使用の有無にかかわらず自然と抜けるため、保管している間に指定空気圧を下回る可能性があります。

    また、スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて摩耗が早いので、空気圧が不足しないように注意しましょう。

    スペアタイヤを積んでいる方は、万が一の際に使用できるよう、合わせて空気圧を確認するのがおすすめです。

    タイヤの状態も確認する

    空気圧の点検と合わせて、タイヤの状態に異常がないか確認しましょう。

    タイヤは製造年月日から約4年、もしくは約3万km以上の走行で寿命を迎えます。

    その他にも、以下の状態のタイヤは、交換するのがおすすめです。

    ・スリップサインが露出している
    ・著しいひび割れがある

    寿命を過ぎたタイヤを使用した場合、交通事故の遭遇や交通違反に該当する可能性があるため、注意が必要です。

    タイヤの寿命を見極める方法は、下記の記事を参考にしてください。

    よくある質問

    よくある質問

    空気圧点検に関するよくある質問に回答します。

    どれくらいの頻度で空気圧を計測するべき?

    空気圧の計測は、1ヶ月に1回のペースで空気圧を計測するのがおすすめです。

    JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、タイヤの空気は1ヶ月に5%ほど抜けていると公表しています。

    頻繁に空気圧を確認するのが最善ですが、最低限1ヶ月に1回以上のペースで確認するのがよいでしょう。

    また、使用の有無にかかわらず空気は抜けるので、走行距離が短くても定期的に空気圧の確認をしてください。

    高速道路に乗る際は高い空気圧にした方がいい?

    「高速道路に乗る際は、空気圧を多く入れるべき」という意見もありますが、あえて指定空気圧の数値以上に充填する必要はありません。

    高速道路では、空気圧不足による運転の違和感やタイヤの摩耗を感じやすいですが、指定空気圧が保たれていれば問題ないからです。

    空気圧過多の場合でも、乗り心地の悪さを感じたり、タイヤが摩耗しやすかったりするので、多くとも上限+10%を目安に充填しましょう。

    スタッドレスタイヤと夏タイヤの空気圧は異なる?

    スタッドレスタイヤと夏タイヤは、どちらも同じ空気圧で問題ありません。

    タイヤの性質や形状は異なりますが、タイヤの容量は変わらないからです。

    ただし、保管期間が長いスタッドレスタイヤは、「使用していないから空気は抜けていないはず」と思う方も少なくありません。

    使用の有無にかかわらずタイヤの空気は抜けるので、交換の際は空気圧を確認してから取りつけるのがおすすめです。

    スタッドレスタイヤの詳細な空気圧については、以下の記事をご覧ください。

    窒素ガスを充填するメリットは?

    タイヤに空気ではなく、窒素ガスを入れる主なメリットは以下の3つです。

    ・窒素は抜けにくい
    ・タイヤが劣化しにくい
    ・気温による影響が少ない

    窒素は、酸素よりもゴムを通り抜けにくい性質があるので、空気の減りを抑えられます。

    また、窒素には水分が含まれていないので、気温の変化による膨張・圧縮や、鉄製のホイールを劣化させにくいのも特徴です。

    窒素ガスを扱っている店は限られますが、ガソリンスタンドやタイヤ販売店で充填できます。

    ただし、窒素の充填はタイヤ1本あたり500円ほどかかるので、料金とメリットを見比べて検討するのがよいでしょう。

    空気圧の点検はタイヤワールド館ベストにお任せください

    空気圧の点検はタイヤワールド館ベストにお任せください

    空気圧を適正に保つことで、タイヤの劣化や燃費の悪化を防げます。

    指定空気圧の上限+10%を目安に、定期的にメンテナンスを行いましょう。

    空気圧の充填は、ガソリンスタンドなどに設置された機材で行えます。

    しかし、空気圧の調整はセルフなので、不安な方は最寄りのタイヤワールド館ベストに起こしください。

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    夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介

    夏タイヤの寿命はどれくらい?長く使い続けるコツを5つ紹介


    「夏タイヤはいつまで使い続けられるの?」
    「夏タイヤとスタッドレスタイヤの寿命は同じ?」

    これからタイヤ交換を行う場合、上記のような疑問をもつ方もいるでしょう。

    タイヤには寿命があるので、適切なタイミングで交換しなければ、事故に遭遇してしまう可能性もあります。

    そこで今回は、夏タイヤの寿命とタイヤの交換方法について紹介します。

    適切なタイヤ交換のタイミングを見極めて、安全なカーライフを過ごしてください。

    夏タイヤの寿命は?走行距離と製造年月日の目安を紹介

    夏タイヤの寿命は?走行距離と製造年月日の目安を紹介

    夏タイヤの寿命は、以下の2つの基準が目安になります。

    走行距離が約3万km
    製造年月日から約4年

    順番に解説していきます。

    走行距離|約3万km

    約3万km走行すると、夏タイヤが摩耗して寿命を迎えます。

    そもそも寿命とは、タイヤの溝が1.6mm以下の状態を指します。

    道路交通法により、タイヤの溝は1.6mm以上を維持することが義務付けられているからです。

    空気入ゴムタイヤ の接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部のいずれの部分においても 1.6mm以上の深 さを有すること。

    引用:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示

    では「なぜ3万kmの走行で溝が1.6mm以下になるの?」と思われる方もいるでしょう。

    具体的な計算方法は、下記のとおりです。

    (8mm-1.6mm)×5,000km=32,000km

    ブランドや種類によって異なりますが、新品の夏タイヤの溝は基本的に約8mmです。

    5,000km走行する毎に夏タイヤは1mm程度摩耗するので、寿命までに走行できる距離は約3万kmになります。

    3万kmの走行で、必ず溝が1.6mm以下になるとは限りませんが、タイヤの寿命を確認する目安として走行距離を意識するのがよいでしょう。

    製造からの年数|約4年

    夏タイヤの寿命を判断するもうひとつの方法は、製造されてからの経過年数を確認することです。
    使用済みのタイヤは、製造から約4年で寿命を迎えます。

    タイヤの素材であるゴムは、使用の有無にかか関わらず劣化する性質があり、未使用でも製造から10年以上経過している場合は、品質に異常がないか注意して使用してください。

    製造年月日は、タイヤの側面に記載された「4桁の数字」で確認します。

    タイヤの側面4桁数字の見方

    下2桁は「製造年」で、上2桁は「週」を表します。

    たとえば、上記の画像は、2015年の12周目(4月)に製造されたタイヤです。

    したがって、製造から4年後の、2019年4月がタイヤを交換するタイミングの目安です。

    製造年月日の見方について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

    夏タイヤの交換時期を確認する方法

    夏タイヤの交換時期を確認する方法

    前章で紹介した夏タイヤの寿命は、あくまで目安に過ぎません。

    なぜなら、夏タイヤの寿命は品質や保管方法、運転の仕方によって変わるからです。

    丁寧に運転をしていれば3万km以上走行することも可能ですし、適切ではない方法でタイヤを保管すれば、1年以内に寿命を迎えることもあります。

    したがって、タイヤを交換するタイミングは、以下の2つに注意しながら目視で確認するのがおすすめです。

    ・スリップサインが露出していないか?
    ・深いひび割れがないか?

    順番に解説していきます。

    スリップサインが露出していないか

    タイヤには、摩耗具合を確認できる「スリップサイン」があります。

    下記のように、溝が1.6mm以下になると、スリップサインが露出します。

    スリップサイン

    引用:ダンロップ公式サイト

    スリップサインが露出したタイヤを使用している場合、交通違反で反則金が課せられるので速やかに交換してください。

    また、スリップサインを確認する際は、すべての箇所を確認しましょう。

    走行中のタイヤが均等に摩耗するとは限らず、一部分が集中して削れる可能性もあります。

    そのため、設置された4〜9箇所のスリップサインをすべて確認して、タイヤの摩耗具合を判断しましょう。

    スリップサインの見方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

    深いひび割れがないか

    タイヤに著しいひび割れがあれば、交換するのがよいでしょう。

    タイヤの素材はゴムなので、時間の経過とともにひび割れが発生します。

    細かいひび割れであれば走行可能でも、深いひび割れはパンクやバースト(破裂)の原因になります。

    運転に支障があるほどのひび割れか見極めるのは難しいので、細かな傷を発見したらタイヤ販売店などに勤めるプロに相談するのがおすすめです。

    また、ゴムの性質上、熱や湿度、紫外線も劣化の原因になります。

    未使用のタイヤでもひび割れを起こす可能性があるので、交換の際は必ず確認するようにしましょう。

    タイヤの品質を保つための適切な保管方法を後述しているので、ぜひ参考にしてください。

    夏タイヤの寿命を伸ばすコツ5選

    夏タイヤの寿命を伸ばすコツ5選

    寿命を過ぎたタイヤを使うのは危険なので、異変を感じた際はすぐスグに交換してください。

    しかし、「お金がもったいないので、なるべく長く使い続けたい」と感じる方も少なくないでしょう。

    そこで、タイヤの寿命を伸ばすコツを5つ紹介します。

    ・タイヤローテーションを行う
    ・空気圧をチェックする
    ・必要最低限の荷物を乗せる
    ・ホイールアライメントを調整する
    ・適切な方法で保管する

    順にご説明します。

    タイヤローテーションを行う

    タイヤの寿命を伸ばすために、定期的にタイヤの配置を交換するのがおすすめです。

    車の構造や重量によって、前後どちらかのタイヤに集中して負荷がかかることは少なくないからです。

    負荷がかかるタイヤから摩耗が進むので、定期的にタイヤローテーションを実施しましょう。

    ただし、タイヤローテーションを行う際は、車種やタイヤの種類によって取り付け方が決まっているので注意してください。

    たとえばFF車とFR車のタイヤローテーションは、以下のように行います。

    タイヤローテーション

    引用:ダンロップ公式サイト

    FF車(前輪駆動) FR車(後輪駆動)
    前輪はそのまま後輪に移動 後輪は左右を入れ替えて前輪に移動
    後輪はそのまま前輪に移動 前輪は左右を入れ替えて後輪に移動

    タイヤローテーションを頻繁に行うのは少々手間なので、タイヤが1mm摩耗する5,000kmの走行距離を目安に交換するのがおすすめです。

    また、タイヤ交換をお店に依頼する場合は、念の為タイヤローテーションの希望を伝えておくのがよいでしょう。

    空気圧をチェックする

    空気圧を適正に保つことも、夏タイヤの寿命を伸ばす方法のひとつです。

    なぜなら、空気圧が不足しているタイヤは地面との接地面積が増えるため、摩耗しやすくなるからです。

    適正な空気圧は、運転席のドア開口部に貼られた「車両指定空気圧」から確認しましょう。

    車両指定空気圧

    ただし、指定空気圧よりも多く空気を充填しても、地面との接地面積が減って負荷が集中するため、タイヤの摩耗が早まります。

    空気を充填する際は、指定空気圧の上限10%以内に留めるのがおすすめです。

    空気圧の計測と充填は、ガソリンスタンドやタイヤ販売店で行えます。

    適正な空気圧を保ったタイヤは劣化だけでなく、燃費の悪化も防げるので、調整する際は下記の記事を参考に行ってください。

    必要最低限の荷物を乗せる

    夏タイヤの寿命を伸ばすために、不要な荷物はなるべく車から降ろしましょう。

    車が重いと、その分タイヤへの負担も大きくなり、摩耗を早めてしまいます。

    また、車が重いほど走行に必要な燃料が増えるので、燃費の悪化にも影響します。

    したがって、夏タイヤの劣化と燃費の悪化を抑えるために、不要な荷物を車に載せないようにしましょう。

    ホイールアライメントを調整する

    タイヤの適正な設置角度であるホイールアライメントを守り、過度な摩耗を防ぎましょう。

    縁石への衝突や経年劣化などが原因で、タイヤの適正な設置角度がズレることがあります。

    設置角度がズレた状態で走行を続ければ、タイヤの一部が集中して摩耗することもあります。

    明らかに角度がズレている場合は走行中に違和感を覚えますが、若干のズレは気づきにくいため、定期的に店頭で確認するのがおすすめです。

    適切な方法で保管する

    夏タイヤの寿命を伸ばすため、保管方法に注意してください。

    タイヤはゴムでできているので、未使用の状態でも時間の経過とともに劣化します。

    保管場所の気温や湿度、紫外線などの影響でタイヤの劣化は早まるため、適切な方法で管理しましょう。

    具体的には、以下の手順で夏タイヤを管理するのが有効です。

    1. タイヤを水洗いする
    2. しっかり乾燥させる
    3. タイヤの空気圧を抜いて保管する

    タイヤは汚れや湿度の影響で劣化しやすいため、しっかり洗浄して乾かしてください。

    また、走行時の空気圧の状態で保管すると、内圧でゴムに負担がかかるので、半分ほど空気圧を抜いておくのがよいでしょう。

    タイヤを長持ちさせるための保管方法については、下記の記事で詳しく紹介しています。

    夏タイヤはスタッドレスタイヤよりも寿命が長い

    夏タイヤはスタッドレスタイヤよりも寿命が長い

    一般的に、新品の夏タイヤは溝が8mmなのに対して、スタッドレスタイヤは10mmです。

    「それじゃあ、寿命が長いのはスタッドレスタイヤ?」と思われるかもしれませんが、寿命が長いのは夏タイヤです。

    夏タイヤとスタッドレスタイヤの寿命の違いを、以下にまとめました。

    夏タイヤ スタッドレスタイヤ
    製造年月日 約4年 約4年
    走行距離 約3万km 約1万km

    経過年数の寿命は大差ありませんが、走行距離の寿命が短いのはスタッドレスタイヤです。

    スタッドレスタイヤに使用されているゴムには、低い気温でもしなやかさが損なわれないように、夏タイヤよりも柔軟性が高いものが使用されています。

    そのため、地面との接地面積が増えて、タイヤの摩耗が早くなります。

    夏タイヤをメインに使用して、以下のタイミングでスタッドレスタイヤに切り替えれば、タイヤの交換頻度を抑えられるでしょう。

    ・最低気温が3℃以下(路面が凍結する可能性が高い)
    ・11月〜4月の間(積雪の可能性が高い)

    スタッドレスタイヤと夏タイヤの詳細な使い分けについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

    夏タイヤを限界まで使うのは危険

    夏タイヤを限界まで使うのは危険

    前章ではタイヤの寿命を伸ばす方法を紹介しましたが、異変を感じた場合はすぐに交換しましょう。

    タイヤを限界まで使うと、以下のようなリスクが考えられます。

    ・水を排出する溝が浅くなり、濡れた路面でスリップする
    ・ブレーキが効きにくくなり、人や物に衝突する
    ・タイヤが劣化して走行中にバースト(破裂)する

    交換の手間を惜しんでタイヤを使い続けると、大きな代償を支払わなければならない可能性もあります。

    したがって、「そろそろ寿命かもしれない」と感じた際は、迷わずタイヤ交換をするのがおすすめです。

    寿命の見極めが難しい場合は、タイヤ販売店やディーラーで判断してもらうのもよいでしょう。

    タイヤを交換する方法

    タイヤを交換する方法

    寿命が近づいてきたタイヤを交換する方法は、以下3つの方法があります。

    ・自分で交換する
    ・タイヤを購入してお店で交換する
    ・お店でタイヤを購入して交換する

    それぞれタイヤ交換にかかる費用や労力が異なるため、自分に合った方法を試してください。

    自分で交換する

    「タイヤ交換にお金をかけたくない」という方は、インターネットでタイヤを購入して自分で交換する方法がおすすめです。

    工具を購入する費用はかかりますが、2回目以降はタイヤを購入するだけで交換できます。

    取り付けに必要な工具や、タイヤの選び方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

    タイヤを購入してお店で交換する

    「なるべく安い価格でタイヤ交換はしたいけど、取り付けはプロに任せたい」という方におすすめな交換方法です。

    インターネットのタイヤ販売は、店頭に比べて安い傾向にあります。

    取り付けの工賃はかかりますが、タイヤ代と労力を抑えられるのが特徴です。

    タイヤワールド館ベストでは、取付工賃込みの商品もありますので、そのようなタイヤを選択するのも一つの手です。

    「自分の車に合ったタイヤがわからない」という方は、以下の記事を参考に選ぶのがよいでしょう。

    また、タイヤの摩耗を抑えるために、交換と同時にホイールアライメントの点検も行うのがおすすめです。

    お店でタイヤを購入して交換する

    店頭でタイヤを購入すれば、そのまま取り付けてもらえます。

    「とにかく簡単にタイヤ交換を済ませたい」という方におすすめの交換方法です。

    ただし、タイヤの品揃えは店頭よりもインターネットの方が充実している可能性があります。

    タイヤワールド館ベストでは、約2,500種類以上のタイヤを販売しています。

    より多くの選択肢の中からタイヤを選びたい方は、ぜひ一度サイトをご覧ください。

    タイヤに異変を感じたらすぐに交換しよう

    タイヤに異変を感じたらすぐに交換しよう

    夏タイヤの寿命は、走行距離にして約3万km、製造から約4年が目安です。

    しかし、タイヤの寿命は品質や管理状態によって異なるので、目視で判断するのがおすすめです。

    寿命を過ぎたタイヤを使用した場合、スリップやバーストなどの交通事故に遭遇する可能性があります。

    そのため、少しでもタイヤに異変を感じたら、すぐに交換しましょう。

    タイヤの寿命を守って、充実したカーライフを過ごしてください。

    (ディスクリプション)
    夏タイヤの寿命について紹介します。夏タイヤの寿命は、走行距離にして約3万km、製造から約4年が目安です。寿命が過ぎているタイヤを使用した場合、事故に繋がる可能性も考えられます。タイヤを長持ちするコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。