最終更新日 2022年10月11日
こんにちは!タイヤワールド館BESTです。
皆様はランフラットタイヤをご存知でしょうか。
今回はランフラットタイヤ装着にあたってのメリット・デメリットについて
ご紹介したいと思います。
ランフラットタイヤと言いましてもあまり馴染みのない言葉なので
分からない方も多いと思うので下記で解説したいと思います。
☆ランフラットタイヤとは?
ランフラットタイヤは、タイヤ側面のゴムを厚くする構造にすることで
万が一パンクして空気がすべて漏れ出してしまっても
タイヤ側面のゴムの厚みで車両重量を支え、
100km程度の走行が可能であるように設計されているタイヤです。
(空気が抜けてから走行できる距離や速度はタイヤメーカーにより異なります)
上記の説明を見るだけでパンクしても走行できるとは夢のようなタイヤだと
思いませんか?
詳しく確認して行きましょう!
メーカー | パターン | 説明 |
---|---|---|
DUNLOP | SP SPORT MAXX 050 | 「高精度メタルコア製造システム「NEO-T01」採用のプレミアムランフラットタイヤ」 |
TOYOTIRES | PROXES R33 TRF | 「国内市販用タイヤ市場向けサイド補強型ランフラットタイヤ」 |
BRIDGESTONE | POTENZA S001 RFT | 「次世代ランフラットテクノロジーを採用したランフラットタイヤ」 |
FALKEN | AZENIS FK510 RUNFLAT | 「FALKENの新世代フラッグシップランフラットタイヤ」 |
YOKOHAMA | ADVAN Sport V105 Z・P・S | 「運動性能、ウェット性能や静粛性、快適性を高次元でバランスしたランフラットタイヤ」 |
メーカーごとに様々なランフラットタイヤを販売しております。
☆ランフラットタイヤの見分け方
ランフラットタイヤにはタイヤの側面にランフラットタイヤ
であることがわかるように刻印が入っています。
下記はそれぞれのメーカーごとのランフラットタイヤの呼称になります。
BRIDGESTONE 「RFT」 TOYOTIRES TRF「TRF」
YOKOHAMA 「ZPS」 BRIDGESTONE 「RFT」
☆ランフラットタイヤを純正使用している主な車種について
BMW
BMWはランフラットタイヤを積極的に純正採用しています。
2003年の5シリーズよりMモデルを除く全車種に
ランフラットタイヤを標準装備しているそうです。
☆ランフラットタイヤのメリット
パンクしてもある程度の距離を走行できる
ランフラットタイヤの説明でも記載したようにランフラットタイヤはパンクした後でも
ある程度の走行が可能です。そのためその場で修理しなくても良いので、近くのお店まで行き、スムーズに対応でできるのが最大のメリットだと思います。
事故リスクを減少させることができる
上記でもお伝えしたようにパンクした後でもある程度の走行が可能なので事故リスクは減少します。
スペアタイヤを積載する必要がない
スペアタイヤを積載する必要がない為車内空間が広くなり車内全体を有効活用することができます。また重量が軽くなり燃費が良くなるというメリットもあります。
☆ランフラットタイヤのデメリット
乗り心地
空気圧が0になっても走行できる様にタイヤのサイド部分が強化されている分、乗り心地が悪くなってしまいまいます。ただ乗り心地も初期の頃よりも改善されてきています。
ランフラットタイヤの金額
金額は通常のタイヤに比べたら高いです。しかし、近年は流通量も増えてきたので、以前い比べれば、購入しやすい価格になってきています。
タイヤがすぐには無い場合が多い
基本的にタイヤショップやガソリンスタンドなんかでは在庫として置いてはおらず取り寄せの対応となる場合がほとんどです。
パンク後に修理できない場合がある
タイヤがパンクした時は、タイヤの内部からタイヤのサイド部分に損傷がないか、
確認しなければいけないのですがランフラットタイヤは、タイヤのサイド部分を強化している為、サイド部分の損傷は確認しにくい為パンク修理は推奨していないそうです。
このようにランフラットタイヤにはメリットデメリットが結構はっきりしていると思います。
日本ではまだ広く普及はされていませんがぜひこの機会にランフラットタイヤにも興味を持っていただけると嬉しいです。