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columns タイヤ知識

タイヤの寿命について

最終更新日 2022年10月11日

こんにちは、タイヤワールド館ベストです。

突然ですが車のタイヤ、何年使ってますか?
タイヤの寿命ってあまり気にしない方多いかもしれませんね。
車検のとき指摘されたりすればわかりますけど普段はほとんど気づかないですよね。

今回はタイヤの寿命について書いてみたいと思います。
簡単に言ってしまうと擦り減ったら終わりなんですけど使用状況によってはさまざまな交換時期があります。
・溝が減ってしまったとき(残溝深さが1.6mm以下になったとき)
・タイヤにひび割れ、亀裂が入ってきたとき
・装着から4~5年以上経過している
のうちどれか1つでも対象があったらそのタイヤは交換時期です。

・溝が減ってしまったとき(残溝深さが1.6mm以下になったとき)
溝が減ってしまっているか確認が出来るのがスリップサインです。

タイヤの内側よりと外側よりとに数箇所ありますが、1箇所でも出てきたら寿命です。
残溝がないと雨天時に水はけが悪く非常にスリップしやすく危険です。
タイヤは種類やサイズ、装着している車両の重さなどで異なりますが、5000km走行で1mm磨耗すると言われています。
新品のタイヤの溝は7mm~8mmあるので約30000kmの使用が目安になると思います。

・タイヤにひび割れ、亀裂が入ってきたとき
目視での確認になります。


タイヤのゴムは劣化します。走行する度に伸び縮みをくり返し発熱します。
そのため走行距離が多いほど劣化が進みます。
また空気圧が適正より少ない状態で走行するとタイヤが発熱しやすくなり編磨耗や劣化を早め寿命を縮めてしまうことにつながるので空気圧の管理をしっかり行うことでタイヤを長持ちさせるこが出来ます。
洗車の時などでタイヤにひび割れ、亀裂を見つけたらそれは交換時期が近づいているサインです。

・装着から4~5年以上経過している
走行距離が少なく、溝が残っている状態でも交換したほうが良い場合もあります。
溝が残っていて大きなひび割れなどが無くても見た目ではわからない劣化が進んでいます。
使用頻度の少ない車の駐車場が屋外の場合と屋内の場合でも変わってきます。紫外線や雨風にさらされる期間が多い方が目には見えない劣化が進んでいます。

 

目安になるのはタイヤに必ず記載されている製造年になると思います。
4桁の数字で記入されており最初の2桁が製造週、続く2桁が製造年を表しています。
ただし、タイヤの購入年と製造年は必ず一致するものではないのであくまでも目安として考えて頂きたいです。
製造年から4~5年ではなく使用開始から4~5年となります。

タイヤの寿命は様々な要因で一概に○年です、○kmですと決めることが出来ません。日常点検の重要性がよくわかるパーツであると共に安全に走行する為には欠かすことの出来ない部分です。

夏休み、長距離移動の多い季節ですがJAFの高速道路での出動内容はバッテリートラブルとタイヤのトラブルが多いそうです。
一緒に出かける家族、友人の為にもタイヤの日常点検と寿命のサインを見つけたら早めの交換で安全、快適なカーライフを送りましょう。