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columns タイヤ知識

スタッドレスタイヤとサマータイヤはこんなに違う!!

最終更新日 2022年10月12日

こんにちは!タイヤワールド館BESTです。
一気に冷え込みましたね!いよいよ冬本番‥
いつ雪が積もっても対応できるよう、スタッドレスタイヤのご準備はお早めにお願いします♪
そんなスタッドレスタイヤとサマータイヤとでは、使用されているゴムの性質や、トレッドのサイプなどが異なっています。
今回はその違いについて、書いていきたいと思います♪
スタッドレスタイヤで一番重要な基本性能は、『氷・雪の上でしっかり止まる』ということです。
それを実現するために、スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べ、
・タイヤのブロックに細かい多くの溝(サイプ)がある ・路面に合わせて密着できるようにするため、ゴムが柔らかい
つくりとなっています。

*ブリヂストンホームページより

 
●氷面の水膜と雨天時の水膜は違う!
タイヤの細かいサイプは、凍結路面の水膜を吸い上げたり掻き出したりして除去するためのものです。
濡れている路面で効果があるなら、雨の日も安心だ!と思われるかもしれませんが、これが違うんです!!
氷の上にできる水膜はわずか数ミクロン。一方雨の日の路面は1~2mm。スタッドレスタイヤの吸水力では対応しきれないのです!
したがってスタッドレスタイヤではハイドロプレーニング現象が起こりやすくなってしまします‥
★ハイドロプレーニング現象‥水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑るようになりハンドルやブレーキが利かなくなる現象!!

スタッドレスタイヤでの雨天時は、サマータイヤより滑りやすい、ということを念頭においての運転をお願いします。

●ゴムが柔らかく、サイプが多い→ふらつきやすい
スタッドレスタイヤのゴムは、低温でも路面に密着できるよう特殊な軟化剤を練りこんで硬化を防いだり、空気を含ませ吸水とゴムの柔らかさを維持したりと、各社が工夫を凝らしています。さらにタイヤのブロックに細かいサイプがあるため、タイヤのブロックが倒れこみやすく、ふらつきやすいです。ハイト系の軽自動車にお乗りの方は特に注意してください!!

これらのスタッドレスタイヤの特徴も意識してもらいながら、安全運転をしていきましょう♪